インフィニットストラトス return of calamity (本編終了)   作:アルバロス

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今回、うるさいことで有名な某氏がでてきますが、名前等が同じだけの別人ですのでご理解下さい


第八話

今教室ではどこの会社のISスーツがいいのかの談義をしていた。実践訓練が開始されるため、届くまでは学園のスーツを使用するらしい

 

「そう言やしゅうやんってどんなISスーツなの?」

「俺か?俺はないぞ、元々」

「え、ないの?」

 

俺は大体は制服か、ジャージをきて乗っている。山田先生いわくISスーツじゃないと反応が鈍くなるらしい。

 

「諸君。おはよう」

「「おはようございます!」」

 

暴君こと織斑先生が入った瞬間訓練されたかのようにピシッとした空気になる。いやはや、流石としか……

 

「それでは、山田先生。ホームルームを」

「わかりました。えーとですね……今日は転校生を紹介します!しかも二人です!」

「「ええええ!!」」

 

また転校生……どう考えてもなにかあるな。でもなんで二人ともここ?普通他のクラスに一人は行きそうだが…

と考えていたら既に入って来ていた。クラスの女子はというと皆あっけにとられていた。一人が男だったからだ

 

「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いですがよろしくお願いします」

 

前言撤回、どう見ても女だわ。周りの女子は一切気づいて無いようだが。というか、このレベルで男子と言わせるのはなかなか無理が……あ、やべ。アレを忘れ

 

「きゃああああああ!!!」

「三人目の男子!しかも美形!」

「守ってあげたくなる系だ!」

 

や、やべぇ。頭がクラクラする……

 

「み、皆さん。まだ自己紹介は終わっていませんよ」

 

とは言っても、本人は固く口を閉ざしたまま。

 

「……………」

「挨拶をしろ、ラウラ」

「はい、教官」

 

ラウラ?どっかで聞いたことが……

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。ドイツ軍に所属している」

「…………」

「あの、他には?」

「なにもない」

 

あ!そうだ。シュトロハイムがいってたやつだ。どおりで聞いたことがあるなと

バシンッ!

 

「私は認めない。貴様があの人の弟だと認められるか!」

「いきなりなにしやがる!」

 

うわー、キレイな平手打ち。痛そうだな、あれは。

 

「あー、……ゴホン。今日は二組との合同練習だ。すぐに着替えて第二グラウンドへ集合。それと、織斑と零童。お前ら二人はデュノアの面倒を見てやれ、同じ男子だろう。では、解散!」

 

頼まれてしまったが胡散臭いあいつは織斑に任せて大丈夫だろう。それよりもボーデヴィッヒに聞きたいことがあるがまぁ、先にグラウンドへいくか

 

「おい、終夜。急がねぇと間に合わねぇぞ!」

「俺は大丈夫だ。それより、急がねぇと大変だぞ(別の意味で)んじゃな」

 

そう言うと、俺は教室から飛び降りた

 

「ええええ!!」

「しゅうやん!?!?」

 

そんなに心配しなくとも大丈夫なんだがな……

 

俺の予想通り織斑とデュノアは遅れ、織斑先生の出席簿による制裁を喰らっていた

 

 

「では、本日から格闘及び射撃を含む実践訓練を開始する。」

「はい!」

 

ISに乗れるとあって全員嬉しいというのが顔を見ただけでわかる

 

「今日は戦闘を実演してもらおう。丁度活力が有り余る十代がいることだしな。では、零童!前に出ろ」

「は?」

「なにを呆けてる、零童。早く前に出ろ」

「いや、なんで俺なんですか?」

「決まっているだろう。未だきちんと戦っているお前を私含め誰も見ていないからだ」

 

だからここで俺の戦闘を見たいと……仕方ない。だが情報を与えたくもないし、唯一公開しているアーチャーでいくか……

 

「で、相手は?」

「対戦相手は……」

 

「ど、どいてくださぁい!!」

 

って山田先生が突っ込んでくる!?えーと、あーと、緊急回避じゃあ!

 

「いててて」

「だ、大丈夫ですか?山田先生」

 

という俺もISを纏っていたらぶつかっていただろう

 

「山田先生はこう見えて元代表候補生だからな。実力は申し分ない」

「昔のことですよ。代表候補生止まりでしたし」

 

へぇ、人は見かけによらないな。

 

「ではやりましょうか。モード『アーチャー』」

「よし、では始め!」

 

合図のあと、両者飛翔した。

 

「では山田先生。お願いします」

「は、はい。」

 

俺はまず、夫婦剣の干将・莫耶を投影し、山田先生へと投げる。が、当たる前に銃弾で軌道を変えられる。

 

「やりますね、だが!『I am the bone of my sword偽・螺旋剣(カラドボルグ)』」

 

だが、やはり当たらない。しかしあれは使いたくないなぁ。本家の固有結界ではないが、一度の大量投影で当てるんだが、山田先生の精度が高い。

 

「……当たらない。なら!」

「マシンガンかよ。ちぃ『I am the bone of my sword. 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)』」

 

なんとか防ぎ切れているが、やはり無理があるな。仕方ない。投影よりも確実なあれでいこう。

 

「モード変換。モード『ランサー』」

「他にもあったんですか!?」

「悪いですが勝たせてもらいます。」

 

『その心臓、貰いうける!突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルグ)

 

ゲイボルグにより、なんとか勝てた俺はISが解除された山田先生を抱きながら地上へと降りた

 

「まさか、山田先生が負けるとはな」

「流石にアーチャーでは厳しかったですけどね」

「さて、これで諸君にも教員の実力はわかっただろう。以後は敬意を持って接するように」

 

そのあとはグループに別れ基本的なことをして終了した。休み時間、俺はラウラの元へ向かった

 

「ボーデヴィッヒ、少しいいか?」

「なんだ。確かお前は」

「零童終夜だ、好きに呼んでくれ。それはおいといて、ドイツ軍にまだシュトロハイムはいるか?」

「なっ!?お前、あのシュトロハイム大佐を知っているのか!?」

「ああ、昔ちょっとあってな。『あの』が付くってことはうるさいのは健在か。どうせ、我がドイツの化学力は世界一ィとか言ってんだろ?」

「ああ、よく知ってるな……」

「まぁな。一日に何回も聞かされたこともあるし……」

 

実際、あのときはある意味しんどかったな。途中で逃げたが

 

「用件はそれだけだ。わりぃな」

 

友人が元気だと知れてよかったような、おとなしくしてくれてたらと思うような、不思議な気分だ




えー、前書きでも言いましたが、シュトロハイムはジョジョのとは無関係の別人です。性格は一緒ですが普通の人間の体ですし。なぜだしたかというと、それくらいしか絡むものが思い付かなかったからです(笑)
他にも別作品のキャラが登場するかもしれませんがご了承下さい
戦闘シーン難しい……

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