インフィニットストラトス return of calamity (本編終了)   作:アルバロス

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第六話

今一年はある話題一色であり教室でもこの話題のことで盛り上がっていた

 

「しっかし、なんで転校生程度に騒ぐことがあるんだか……このクラスはあの馬夏だから勝てるかどうかもあやしいってのに」

 

そう言いつつ、俺はコーヒーを飲みながら自分の機体の資料を見ていた。ちなみにだが、昨日行われていたという織斑一夏クラス代表就任記念パーティとかいう長ったらしい名前のパーティには参加していない。本音の友人から誘われはしたが、クラス代表決める勝負で織斑支持派が学年の大半を占めることになり、そんな中にわざわざ行きたくもないし行く必要もないため断ったのだ

 

「そりゃ転校してくるのが中国の代表候補生だからね~」

「中国か。んで「その情報、古いよ!」ん?」

「二組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単には優勝できないから」

「お前……鈴か?」

 

あれが中国の代表候補生……しかし織斑と知り合いとは、また荒れるな。と思っていたらエスパーにして最凶の鬼教師、織斑先生がやってき、そのまま……

 

「っていきなり叩いてくるのは止めてください。なにか持ってたらそのままブスッと刺しそうになるんですから……」

「怒るのにわざわざ言う必要があるのか?」

「無いですね。それは」

「……まぁそれはさておき、失礼なことを考えぬように」

 

ホントにエスパーだな、この人……

 

 

 

いつも通り簪と本音を連れて食堂へと来たらある席が険悪な雰囲気になっていた

 

「……織斑に関わってるやつが集まったらなんでああなるんだ?」

「さぁ?私たちは私たちで食べよう。終夜」

「そうだな」

 

そして、席につき昼食をとろうとする俺たち。だが織斑は助けて欲しいのかただ仲良くしたいのかはわからんがこちらへ声をかけにきた

 

「なぁ、終夜。一緒に食べないか?皆で食べた方が美味しいしさ。丁度席も全員分空いてるし」

「悪いがこの後に何人かくるんだ。それだと席が足りんし邪魔だろう。それに俺のことを名前で呼ぶなと何回言ったらわかる。」

「友達なんだから良いじゃねぇか。そんなこと言わずにさ、ほら。」

「はぁ……この際言っておくが、俺はお前のことを友達とは思わんしなろうとも思わん。お前みたいな馬鹿と付き合うのはしんどいんでな」

「なっ!?一夏が馬鹿だと!貴様、その言葉を撤回しろ」

「そうですわ!まともに戦おうとしなかったあなたにそんなこと言う権利はありませんわ!」

「そうよそうよ。何様よあんた!」

「あんたより織斑君の方がずっといいわよ!」

 

食堂の全体から吐かれる言葉。だが面白いことにある一言の言葉を使えば静かになってしまうのである

 

「俺のことをどう言おうと勝手だがこの騒ぎを聞きつけ騒ぐなと織斑先生が怒りにきても知らんぞ」

「「「……………………」」」

 

皆さん見てください、このボディ!………じゃなくてこの様子、よほど怖いのかすぐに静かになってくれましたよ。いやぁ、面白い

 

「んじゃ、俺らも飯を食うか」

「そうだね……」

「簪、どうかしたか?」

「ううん、なんでもない(昨日言われたことが頭から離れないよ!)」

 

 

 

夜、俺はある事情から電話をするんだが、あまり簪には触れられたくないので廊下にでて歩きながら電話しようとしたんだが、すすり泣く声が聞こえてきたため、先にそちらへ向かうことにした

 

「………」

 

泣いていたのは中国のえーと……名前知らねぇや

 

「どうしたんだ?ツインテ」

「誰よ!……あんたは」

「二人目の男性操縦者の零童終夜だ。まぁ好きに呼んでくれ。でどうしたんだ?あ、名前も一緒によろしく」

「私は凰鈴音、鈴でいいわ。それであたしが泣いてたのは……」

 

まぁ、内容はまたあの馬鹿がやらかしたことだった。しかし、どう解釈すれば毎日作ってあげるっていうよくあるプロポーズの言葉を奢って貰えるとなるのか不思議でならない

 

「頑張れとしか言いようがないな。それは……遠回しより直接言わないとわからんタイプだろ。あいつは」

「そ、そんなの出来るはずないじゃない!」

「できないんだったら諦めろ。俺だってそうしたんだし大体どこも直球勝負だろ」

「そうだとは思うけどって……俺だってってことはあんた彼女いるの!?」

「ああ、いるぞ。とびっきり可愛くて元気な彼女がな」

「そ、そう。まぁ、その前にあいつにはお仕置きしないとね……話し、聞いてくれてありがとね。じゃあね~」

「おう。………」

 

鈴が帰ったあと無言で俺はある人に電話をかけた……




約一ヶ月間更新せずすいませんでした!
えー、更新しなかった理由の一つとしてfgoのイベントが終局特異点をクリアしていないとダメってことでそのときまだキャメロットにいたので、頑張って進めていたからです!まぁ、ゴルゴーンは倒せたんですけどそのあとの大量発生したやつに有利な鯖がいないという事件で心折れたので更新しました
(更新する理由としてはおかしいけど、更新したので許して……)
このあとすぐに次の話を書いて投稿しますし明日も投稿するのでお許しを………

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