インフィニットストラトス return of calamity (本編終了) 作:アルバロス
「ハァ!」
「こりゃ三百年ぶりに楽しめそうだ!邪魔するなよ、ゲーティア!」
「はぁ……一人でこの人数か。仕方ない、俺たちで戦うとしよう」
「俺たちですって?今頃仲間を呼んでも遅いわよ!」
千冬とアポカリファが全力で戦うなか、ゲーティアは別動隊の目の前に入り口を守るように立っていた。そこに国家代表の一人がゲーティアを攻撃するが、それは艦内から多数出てきた黒い触手のような物に阻まれる。ゲーティアは一人、そのなかでもう一つの姿に変化した
「顕現せよ。祝福せよ。ここに災害の獣、人類悪のひとつをなさん。我が名は━魔神王ゲーティア。貴様らをここで始末する者の名だ」
「そんな見かけ倒しで私たちが怯むと思わないで!」
今度はほぼ一斉に銃を乱射するが、ゲーティアには傷一つつけることが出来なかった。悠々と立つゲーティアは彼女らの銃弾の雨が止んだとたん、一人の操縦者に
「ふん、他愛もない!」
「くっ!四分の一はこいつの足止め!他は中に行きなさい!早く!」
「(王は通しても構わんと言っていたし、放って構わんか……)それでは……早速だが、死にたまえ」
「ッ!何か来るわよ、警戒を怠るな!」
「『
ゲーティアが放ったそれは、ISのシールドエネルギーを擦っただけでかなり持っていったため、相対している彼女らの内心は恐怖に支配されていた。頼れるブリュンヒルデはアポカリファと戦っており、自分たちだけでゲーティアを倒さないといけないためだからだ
「ゲーティアは俺が言った通りに通してはいるがいかんせん、数が多いな」
「終夜ァ!!」
ガキンッ
「お前、何してんだよ!男がこんなことしたら駄目だろうが!」
「ハッ、俺が何しようが勝手だろ?」
「なっ!?お前は……男として最低だ!だから俺が正しい道に戻してやる!」
今回も……いや、いつも自分が正しいと思い、周りがそれにそぐわなければ従わせようとする。一体、てめえ……
「てめえは何様だァ!!」
「グォッ……いきなりなにしやが(ゾクッ)ッ!」
一夏が体勢を立て直して、終夜の方を見ると終夜の姿はなく変わりに黒い球体があった。だが、その中から終夜が出てきたが、そのとき一夏や追い付いてきた別動隊のIS操縦者全員……いや、全世界の人間が今
「何なのサ!?コイツは強いシ、それにこの感じハ一体……」
「あーあー、王が本気を出したか……」
「これが、終夜君の本気ですって……」
「ああ、かつて神との戦に勝ち、最強の一角として恐れられた頃の……封印してたはずだが、封印を解いてきたな、これは」
IS学園側も既にアリーシャと楯無を残し、全てレーアに倒されてしまっていた。そこに先程の終夜のプレッシャー。二人とも実力が有るゆえに恐怖の割合も大きかった(ブロリー戦のベジータですね、うん)
「しかし、あなた程度でしたら大丈夫ですがね」
「まだそういえ……グッ」
横から声をかけたのは、IS学園の長である、轡木十蔵だった。隙を晒していたレーアを一撃でまぁまぁな痛手を与えたことに、レーアは驚きながらも、嬉しそうだった
「けっこう良いのを貰っちまったな……あんたが轡木十蔵か?」
「そうですが、何か?」
「覚えときたかったのさ。俺にここまでの深手を負わせたあんたをなぁ!」
混戦のIS学園。世界の未来が決まるまで、あと……少し
ということで、多分次の話かその次で終わるくらいかなと思っていますが、多分無理やり感がデカいと思います。そこは作者の実力不足ですので多目に見て頂けると幸いです
酷評お待ちしております
それでは、また次回