インフィニットストラトス return of calamity (本編終了)   作:アルバロス

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第三十一話

「黙示録の天使が長、エディエラ。我が王の御前に」

「龍を束ねし王、アポカリファ。我が王の御前に」

「魑魅魍魎が主、永輪狐。我が王の御前に」

「地獄の王、サタン。我が王の御前に」

「魔族を統べき王、レーア。我が王の御前に」

「ソロモン七十二柱が一角、バアル。我が王の御前に」

「人類悪が一人、人王ゲーティア。我が王の御前に」

「「「「「「「我らが王よ。どうか我らにご命令を」」」」」」」

 

頭を垂れる種族が違う七人。その先には一人の男がいた。悠然と座ってはいるが、その実力を語るかのように極大のプレッシャーが部屋中に満ちていた

 

「アポカリファ、サタン、バアル。お前たちは亡国企業を潰して回れ。ISがある場合はコアを壊さずに回収しろ」

「「「ハッ!」」」

「エディエラ、レーア、ゲーティア。お前たちは女権団及びそれと関わりをもち、なおかつ非人道的な奴らを潰せ」

「「「ハッ!」」」

「永輪狐。お前は両方のサポート及び情報操作を行え」

「ハッ!」

「これはまだ序章。ゆえにまだ派手に動きすぎるな。本命、その時まで待て。いいな?」

「「「「「「「ご命令とあらば、慎んで」」」」」」」

「では散れ」

 

最後の言葉を合図に七人は消え、残っているのは座っていた男だけだった。その男も所持していた携帯の通知から何かを見ると、一瞬笑顔をみせその場を後にした

 

 

 

「シュウ、ご飯できてるよ」

「ほら、早く早く!」

「飯は逃げないだろ」

「それでも、冷めちゃう」

「お兄様、やはりご飯は出来立てでないと」

「それにお姉さんを待たせるとはいい度胸ね」

「へー」

「若干バカにされた気分なんだけど」

「気のせい気のせい。それじゃあ」

「「「「「「いただきます!!!」」」」」」

 

昼頃、終夜はユウキたちと一緒に昼食をとっていた。このあとにユウキたちは訓練を控えているので女性の天敵のことを考えながらもガッツリとしたものを作っていた。

 

「ふぅ……ユウキちゃんって料理上手ね」

「えへへ。シュウに喜んでもらうためアスナに手伝って貰ったんです」

「アスナ?」

「ボクのお姉ちゃんみたいな人です」

「才色兼備だが彼氏と場所を考えずにイチャつくことがたまに難点」

「ムッ……それはシュウもでしょ」

「それは間違いないな」

 

色々談笑しながら昼食をとり、そのあと訓練を頑張っていた終夜たちだった

 

 

 

 

 

 

 

「次はここか」

「さっきまでよりは警戒が強まったな」

「まぁ、人間ごとき恐るるに」

「……(ポイッ)」

ヒュン…………ドガァン

「って、何やってるんですか!!」

「情報があるかもしれないだろ!!」

「チマチマやるのがめんどくさくなった。敵さんもお出ましのようだし、いくぞ」

「量は少ないんですけどね」

 

この日、およそ半分ほどの亡国企業の基地及び研究所が(亡国企業の)地図上から消えた

 

 

 

「先に女権団を潰すと捜査とか入るよな?」

『まぁ、国の大きな組織ですからね。どちらかというと属している研究所などから潰した方がいいでしょう。情報操作も楽に済みますし』

「あいよ。んじゃ切るぞ。………てことで、先にサブを潰すぞ」

「メインはどうする?」

「期を見て、狼煙の形で潰せばいいのでは?」

「それいいな、じゃあそうするか。んじゃ、この国のは多いから三手に別れるぞ」

 

某国の女権団の上空にいた三人だが、話し合いが終わると三方向に消えていった

 

 

 

「さて…………鴉天狗」

「「「「ハッ!」」」」

「二手に別れ、女権団側は亡国企業の、亡国企業はなんでもいいが別組織が潰したように偽装しろ」

「「「「仰せのままに」」」」

「では行け」

 

永輪狐が集めた鴉天狗は、情報操作のためいくつかに別れ飛びたった

 

「アウターヘブンやら彼らの準備やら……まだまだ仕事はたくさんか……」

 

永輪狐は他の仕事を終わらすため、執務室へ戻っていった

 

 

 

 

 

「シュウ?」

「ユウキ?鈴たちと一緒に寝たんじゃないのか?」

「うん、だけど目が覚めちゃって」

「そうか……ほら、おいで」

「うん♪」

 

俺は一人縁側で耽っていたのだが、寝ていたユウキがこっちにきたので、自分の膝元に誘った

 

「ここより屋根の方がいいか。少し動くぞ」

 

せっかくユウキと一緒にいるからと、俺は屋根の上に移動してユウキを後ろから抱き締める形をとった

 

「ごめんな……最近あまり構ってやれず」

「別にいいよ。その分終わったら鈴ちゃんたちよりいっぱい構ってもらうよ?」

「ほどほどにお願いします」

「え~どうしよっかなぁ」

「なんだとぉ」

「ひょっと、ほっへつへるのらめ~」

「………(ギュッ)」

「終夜?」

「大好きだよ、ユウキ」

「ボクもだよ、終夜……ふわぁ」

「フフ……今日は一緒に寝るか?」

「うん、そうする」

 

終夜はユウキが眠そうだったので、お姫様抱っこで俺の部屋に連れて帰り、添い寝をしたんだが、朝起こしにきた鈴が添い寝を見て、拗ねてご機嫌をとるのがなかなか大変だった……




えー、第三十話が短すぎるなと思い連続投稿しようとしましたが、見事に寝落ちいたしました(笑)
一番最初の二つ名っぽいやつは、The・適当なので、ここは多目に見てください。
添い寝は添い寝です。変なことはしていません。していませんからね

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