インフィニットストラトス return of calamity (本編終了)   作:アルバロス

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第三十話

「鈴、簪、ラウラ、大事な話がある」

 

金曜の放課後、あの夜から色々と考えたがやっぱり鈴と簪を悲しませたくはない。それにラウラも俺を慕ってくれてるんだ。それを嘘という形で裏切ることはしたくないだから、ある程度のことはここで話し、全部は向こうで話をすることにした

 

「お兄様、話とは?」

「うんうん」

「いきなりこんな話をしてもまぁ……あー……信じそうだけど」

「なによその歯切れの悪いのは!!」

「俺……いや、俺たちはこれからこの世界を壊す」

「「「え???」」」

 

やはり、三人の顔には驚きと疑問がでていた

 

「理由は色々とあるんだが……大きなものとして二つある。一つはあの馬鹿が関係している」

「一夏ね……大体予想できるわ、私は」

「もう一つは……向こうで話す。まぁ、聞くまでもないのは承知だが一応聞いておく。俺についてきたら、ここの友人のもとには恐らく戻れない。それでもついてくるか?」

「私は構わないわよ」

「「…………」」

 

鈴は即答で構わないといったが、簪とラウラは思い詰めた顔をした。簪は姉が、ラウラはドイツの自分の軍隊がいるからだな

 

「ぶっちゃけラウラの部隊はなんとかなるんだが……簪はなぁ……あのシスコンが国を優先させるか妹を優先させるか……」

 

正直、あのシスコンなら簪を優先させそうだが家の立場から敵対する可能性もある

 

「……………」

「………簪がお願いしたらどうだ?今ならまだ時間があるし」

「うん……ちょっと行ってくる」

 

簪はパタパタと楯無がいるであろう生徒会室に向かっていった

 

「お兄様、私の部隊はなんとかなるとは?」

「引き抜きすれば大丈夫さ!いざとなりゃシュトロハイムに面倒事押し付ければ大丈夫だろ」

「いや、それでは……」

「シュトロハイムなら大丈夫さ。それよりは簪なんだよなぁ……」

 

 

そのあと、簪は楯無を連れて戻ってきたのだが、楯無の返答は予想外の連れていけ宣言だった。虚さんは楯無が説得するようだ。どうお願いしたのか気になったので楯無が帰ったあと簪に聞いてみると……

「携帯のフォルダの私の写真を脅しに使ったよ」

と返ってきて、簪の姉には容赦ない一面を垣間見た気がした

 

 

 

「お帰りなさいませ」

「言った通り、明日に会議を行うが準備は?」

「既に連絡済みです」

「わかった。鈴たちは錬についていって部屋を選んでください」

 

今俺たちがいるのは、ISの世界ではなく俺が作った世界にある本部に来ている。ここでだがちょっと俺らがどういう風な軍というか集団か説明させてもらう。

少しややこしいのだが、個人がもつ集団(軍や組)としては同盟関係であるのだが、俺とエディや錬たちとは主従関係にある。いい例が思い付かなくてすまない……

 

「ひゃあああ!!!」

「ド、ドラゴン!?!?」

「あー、喰われないから安心してくれー」

 

ドラゴン系は神矢、魔獣系はレノアが主だ。一部俺が主のもいるが

 

「さて………宣言通り皆を守れるかな。織斑一夏」




えー、お気に入り300件突破ありがとうございます!少し前に200だと思ったらもう……本当にありがとうございます

これからオリジナルルートに入っていきますが、恐らくつじつまがあわないなどが色々出てくる可能性があります。そのときは作者のメンタル折るレベルの暴言でなければ少しくらい入っても大丈夫なので、指摘をお願いします。それと、今はまだですがこれから活動報告でアンケートをとるかも、とるかもしれないのでごくたまにチェックしてください。(現時点では活動報告を使用することはないです。使用したときはお知らせします)

これからも応援よろしくお願いします。

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