インフィニットストラトス return of calamity (本編終了)   作:アルバロス

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第三話

「さぁて、なんか巻き込まれたが、どうしようか……」

「はぁ、はぁ、零童君!」

 

終夜の後ろへと走ってきたのは、山田先生だった

 

「なにか用件が?」

「はい。寮の鍵を渡しに」

「寮のですか。でも自宅からだと………あぁ~そういうことか」

「えっと道草せずに帰ってくださいね」

「わかりました(学校内のどこで道草しろと?)」

 

そのまま、山田先生と別れ自分の部屋に向かう終夜。荷物は既に送ってあるということを聞いているのでなんの懸念もなく部屋に入ったがそこに

 

「ご飯にします?お風呂にします?それとも…ワ・タ・シ?」

 

裸エプロンの痴女がいた。それを見た終夜は練へと電話を繋いだ

 

『もしもし?』

「練。目の前に痴女がいたとき、殴り飛ばすか蹴り飛ばすかCQCのどれがいいと思う?」

『CQCでいいんじゃないですか?』

「そうか、CQCか」

「それホントにやるわけないよね?」

 

終夜たちの会話へツッコミを入れるが

 

「やるしかないだろ」

 

終夜はガチでやるつもりだ……

 

「私が悪かったから、その手を納めて……」

「大丈夫、○・ボスから教えられた通りにやるから」

「いやそれメ○ルギアだよね!?」

「てかさっさと着替えろよ」

 

そういわれてCQCを叩き込まれたくない少女は即座に着替えるため風呂場へと向かった

 

「それで、あんたの名前は?痴女さん」

「痴女って言わないで!」

「あんな格好するのが悪い」

 

先程のことをまだ言われていたがこのままだと話が進まないため、自己紹介に入った

 

「私は更識楯無。この学校の生徒会長よ」

「俺の名前は知ってるでしょう。それで生徒会長がなんの用で?それとあなたがルームメイトなのか?」

「ルームメイトではないわ。なんの用かっていうとあなたを鍛え…」

「だが断る」

「あら。何故かしら?」

「俺が好きなのは」

「その件はいいから理由を教えなさい」

 

あの理由結構好きなのに……解せぬby作者

 

「理由?さぁ、勝手に想像してくれて結構」

「クラス代表を決める対決でみっともない姿を見せてもいいのかしら?」

「みっともない姿?大丈夫大丈夫、そんな姿を見せるまでもなく終わるから」

 

終夜の強気発言に驚いた楯無だった。このような強気がでてくることは楯無の想定外だったのだ。がISはそんな簡単なものではないと教えるために話を続ける

 

「あら、なにをやってたかは知らないけど随分と自分の力を過信しているようね」

「おいおい、なに俺が勝つ風な話なんだ?」

「みっともない姿を見せないまま勝つっていう風に聞こえたわよ。さっきのセリフ」

「そうか……だが俺は勝つ気なんか一切ないぞ。クラス代表のような雑用、進んでやりたくねぇわ」

「まぁ確かにね」

 

面倒事をしたくないのは誰もが一緒なため、今までとは違い楯無は終夜に共感していた

 

「そう……どうするかは知らないけどまた鍛えて欲しかったら生徒会室にいらっしゃいな。歓迎するわ」

「考えさせてもらっとこう」

「じゃあね~」

 

そういい部屋からでていった楯無。終夜は楯無が帰ったあとルームメイトを待つ間少し外の空気でも吸おうと窓へと向かった際まだ来ていないルームメイトの荷物を軽く蹴飛ばして倒してしまった。倒した袋からでてきたのは戦隊ものなどのDVDだった。たまたま終夜が最初に手に取ったのは終夜が忙しく見れなかった映画のDVDであり終夜は少し悩んだあと内心申し訳ないが嬉しそうにディスクを入れ映画を見始めた

 

 

「はぁ……」

 

ため息をついたのは更識簪。簪は自分の部屋の扉の前にいるのだが、自分は男性操縦者と一緒だと言われ少し嫌だったのだ。なぜなら自身の専用機を作っていた会社が織斑一夏の専用機を優先させるという理由で簪の専用機開発を凍結させたのだ。なので一夏へいい思いはなく逆に腹立たしい思いで一杯なのだ。そんなときの男性操縦者との同居である。機嫌が悪いのは仕方ない。が意を決して部屋へ入ると聞きなれた声と音。そして同居人だと思われる声だった。近づいてみると中には一夏ではなく二人目の操縦者である終夜が自分のDVDを見ていたのだ

 

「あ、ルームメイトの人?」

「そうだけど……なんで私のDVDを?」

「ああ、この作品のとき丁度忙しくって見れなかったんだよ。袋を倒してしまったときに丁度最初に拾ったのがこれで、申し訳なさもあったけど勝手に見せてもらってた。申し訳ございません」

 

とベッドの上で土下座をする終夜に、簪は驚いたが自分と同じ趣味をしている終夜に悪い気などは一切起こらず逆に一緒に見ようと声をかけたのだ。本人もかんなことをしたきとがなく少し不安になったが終夜が了承したため二人仲良く映画を見ていたのだ。

 

 

「お、そろそろ食堂が開く時間か。簪も一緒に行くか?」

「うん、一緒に行く」

 

そして食堂にて

 

「簪はなにを食べるんだ?」

「私?私はカルボナーラかな」

「そうか。ほい」

「え?」

「勝手に見たお詫び。礼はいらないからね」

 

その後終夜は塩ラーメン、牛丼、豚カツにレバニラ炒めと大量に頼んでいた

 

「かんちゃ~ん」

「どうしたの?本音」

「かんちゃんと一緒に食べようと思って。あれ?しゅうやんだ」

「しゅうやん?俺のことか?えーと」

「布仏本音だよ。それで終夜だからしゅうやん」

「本音はあだ名をよくつけるから」

「んで、しゅうやんはなんでかんちゃんと一緒に?」

「部屋が一緒だからな」

「そっかそっか。かんちゃんのことよろしくね~」

「ちょっと本音!」

 

と終夜は簪と本音と二人で仲良く晩ごはんを食べていた




むぅ………ユウキだけをヒロインにするかユウキと簪の二人をヒロインにするか悩む………
えーと次はクラス代表決定戦です。さて、終夜が組んだ専用機はどんなのか(といっても書き直す前のを見ている方はわかると思います)ご期待下さい。
次の更新はちょっと先になると思います。たまたま今日は予定がなかったので更新できましたがあしたから予定が詰まっているので……
では次回をお楽しみに!(でもこれをいうとハードル上がってる気がするな……)

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