インフィニットストラトス return of calamity (本編終了)   作:アルバロス

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第二十三話

「ククク、昨日のあれは楽しかったぞ。エディ」

「お前だけだろ!なんで部屋に戻ったらエレナがメイドのコスプレしてんだよ!」

「俺がやった♪」

「いっぺん死ぬか?」

 

あるビルのエレベーターの中、俺とエディは昨日俺が作った修羅場?について話をしていた。端からみると、超楽しかったな、うん。

 

「もうそろそろつきますからその話しは後に」

「チッ」

「ならご対面といこうか。亡国企業(ファントム・タスク)

 

指定された店へ向かうと、二人の美女と一人の少女だけがおり、ほかの客の姿は見えなかった。しかも、少女の姿が織斑千冬をそのまま小さくした姿なので少し驚いた

 

「お待たせして申し訳ない。スコール=ミュゼルさん」

「いえいえ。まずは武器の提供、ありがとうございます。しかし、まさか二人目が裏に通じてるとは思いませんでしたけど」

「そう思われるのも無理はないでしょう。まぁ、今回の案件はもっと重要ですが」

「重要?」

「錬、四次元ポケット」

「え?これ、そんな名前でしたっけ?」

「思い付き」

「………はい」

「なんだよ、その間は」

 

なにか言いたそうな顔をしながら錬が渡してきたのは、ISの量子変換を利用した袋だ。簡単に説明すると、ド○クエの道具袋と思って貰えばいい。そこから俺は前の会議でだした男でも使えるコアではなく、普通に女性しか使えないコアを十個ほどだした

 

「「「なっ!?」」」

「こちらは独自の方法でISコアを量産しました。もちろん紛い物ではないのでご安心を」

「それで……これを?」

「この袋に入っているのを含め三十個をそちらへ渡します。報酬は不要です」

「報酬はなし……(一体、何が目的なの?彼、いや彼らは)」

 

スコールは警戒しながらも終夜からコアを預かった

 

「それと、IS学園側の情報はそちらにお送りしましょう。誰とは言いませんが、一般人ぐらい情報があれば簡単でしょう?」

「ええ、もちろん。ですが、本当にいいので?」

「ええ、構いませんよ」

 

どうせ潰れる相手なんだから気にすることもないし

 

「それでは、失礼します。錬、エディ、帰るぞ」

「了解」

 

帰る終夜たちの背中を見ながら、スコールは終夜たちの考えを読もうとしたが、途中で考えるのをやめ本来の目的のために、終夜から貰ったコアで新しくISを作る準備を始めた

 

 

 

「さて、仕込みは終了。錬、アウターヘブンは?」

「既に完成しております。ついでに、彼らの専用ISも既に譲渡し、バラライカさんのもと、訓練をさせております」

「わかった。夏休みが終わり、彼女らが動き次第こちらの計画を開始する」

 

 

 

 

 

「おい、スコール。あいつらを信用して大丈夫なのかよ」

「安心しなさい、オータム。一人目とは違って彼は優秀よ。彼らの目的がわからない以上、ある程度利用させて、捨てましょうか」

 

スコールたちは、自分たちが既に盤上の駒となっていることに気付かず、そして自分たちの未来がどうなるかも知らないまま破滅への道を歩きだしていた

 

 

 

 

 

「よし……これなら終夜を倒して、俺が皆を守れる。もう俺はあいつに勝てるんだ。今度は、俺が!」

 

夏休み中も家に戻らず、打倒終夜を掲げていた一夏は福音戦のときよりはマシになっていたが、その目的は皆を守ることから終夜を倒すこととねじまがってしまい、さらにセカンドシフトしたという事実から驕りが発生してしまっていた

 

「一夏……」

「一夏さん……」

「一夏……」

 

箒、セシリア、シャルロットは今の一夏の危うさを理解していながら、それを止めることができなかった。それを指摘すると、今までの一夏の努力を否定してしまう。そんな考えがあり、本国へ帰ることもありながら、一夏の訓練の相手をしていた。その判断が誤ったものとは知らずに……




さて、亡国企業との接触、キーとなるものたちの今を書きました。が、ネタ尽きました(笑)誰でもいいんでネタを下さい!!
ちなみに、男でも使えるコアの個数は二十個です。(現状)その数がどうなるかはお楽しみ下さい。
アウターヘブンは、他にいい名前が思い付かないのでお借りしました。
それでは今回はここまで

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