インフィニットストラトス return of calamity (本編終了)   作:アルバロス

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第二十二話

作戦の内容は決定したがまだ問題が残っていた

 

「しかし問題は篠ノ之束なんだよなぁ」

「確かに。契約は織斑一夏を英雄にさせることだけでしたからね。そのあとは僕たちが彼の敵になれば、英雄の立場を保たせたい彼女が敵に回るのは必須」

「その対策をどうするか……」

「ネット関係はまず敵わんだろう。となれば重要な情報は手渡しになるか」

「ISを強化してくる可能性もあると思った方がいいな。ここまで問題があると、こちら側がキツいな」

 

問題点、篠ノ之束に関してだけがなかなか纏まらずにいた。IS関係は面倒なことになること間違い無しだからな

 

「錬、お前が視えるものを教えてくれ」

「未来に干渉しないとなると、私もわかりません。そもそも彼女の思考が理解できないんです。他の時間軸の篠ノ之束を視ても白かったり黒かったりで」

「「「「………………」」」」

 

未来をみてもわからない。誘導すれば少しは限られるだろうが………

 

「あーも、やめだやめだ!こればっかりは考えても埒があかん。この場をもってこの会議は終了とする。錬、メンバーとともにバラライカについていってくれ」

「了解しました」

「その他の面々もこの作戦が終わるまではここで過ごせ。いいな?」

「「「ハッ!」」」

 

 

 

 

「ふぅ……」

「シュウ~!!」

「早く早く!」

「全く……元気なことで」

 

今俺は都心部にあるプールへ来ている。メンバーはもちろんユウキたち三人とだ。ユウキは薄紫のビキニを、鈴と簪は臨海合宿のときの水着を着ている

 

「流れるプールいこー!!」

「ウォータースライダーよ!!」

「私……あの大きいプールにいきたい」

「順番な、順番。まずは鈴からかな」

 

と、ユウキと簪をおいて鈴と二人で入り口までいった。俺はそこでなぜ鈴が行きたがったのかがわかった

 

「はい、じゃあ彼氏さん。先に座って下さい」

「あいよ~」

「それじゃあ、彼女さん。彼氏さんの上に座って後ろから抱き締めて貰ってください」

「は~い!」

「ダニィ!?」

 

これが目的か!ってカップルスライダー!?ちゃんと見とけばよかったよ……

 

「ほら、終夜。早くしてよね」

 

ちょっとここで俺もいたずら心が沸いたので耳元で囁くように反応してやった

 

「ほら。これでいいか?」

「ヒウッ!」

「それじゃあ、いってらっしゃぁい!!!」

 

と言われながら座っていた浮き輪を押されスライダーの中を流れ落ちる。いやー爽快爽快……あ、ヤベ。胸触っちまった。まぁ大丈夫か

 

ザバァン!

「ふぅ、楽しかっ…た……鈴さん?」

「あんた!なんで胸触ってんのよ!」

「あ、気づいちゃった?たまたまだけど」

「そりゃ気づくわよ、バカ!」

「あははは………」

 

そのあと、不貞腐れてはいるものの手を繋いで二人のもとに戻りユウキのいった流れるプールに三人一緒に入っていた

 

「やっぱシュウの背中はいいね~」

「胸のところもいいわよ」

「その……少し変な手つきだと思うんだけど?」

「気のせい気のせい」

「むぅ……」

 

簪の怒った顔、可愛いとしか言いようがないな。三人といるとさっきの会議の疲れがとれていくわ……。そのあと、ボールを借りて広いプールで遊んだあと俺の車で帰宅した。三人ともぐっすり眠っていたので、三人の寝顔を携帯で撮った。ちなみにラウラは軍の関係でドイツに戻っている。寂しがったが帰ってきたら甘やかしてやるといったら喜んだ様子でドイツに向かっていった

 

 

 

 

「……………」

「どうしたんだ?終夜」

「エディか。いや、少しな」

「酒のつまみに聞かせてもらおうか」

 

皆が寝静まっている夜に月を見上げながら屋根に寝そべった俺の元へきたのは、いるのがわかっていたのか、酒と二つのコップを持ったエディだった

 

「それで?」

「まぁ、悩みってよりは不安か」

「あの作戦がか?」

「んなわけあるか。あれは傲慢なあいつへの教育さ」

「てことは、あの二人か」

 

あの二人とは、鈴と簪のことだ。心配なのは、ちゃんと三人を愛せれるかだった。ユウキの前だというのもあってか、ちゃんと愛してやるとはいったがユウキを優先させそうで怖い……

 

「大丈夫だろ、お前なら。その心配は俺がしたいくらいだ」

「は?どういうことだ、お前が?」

「………エレナに告白された」

「…………アハハハハハ」

「笑うなよ!」

「そうかそうか。お前もこっち側にくるのか」

「なんだその顔は!」

「いや、なんでもない」

「はぁ……」

「まぁ、飲もうか。」

「そうだな……」

「「……乾杯」」




ということで、夏休み第二弾でした。現在作戦を満足して頂けるような終わりかたをするために考えてはいるのですが、なかなかこれだ!という終わりかたが出来ず、悩み続けております。アドバイスやこうしてほしいなどの要望があれば感想欄に書いてください。返信は全てにするわけではありませんがきちんと読ませて頂いております。というか、感想で一夏へズバッと言っているのを使うとなにか『それはダメだろ』とか言われそうでちょっとビクビクしてる作者です(笑)
あ、エレナは「よくってよ!」のエレナさんです。うちのカルデアに星四以上のキャスターがいないのでエレナさんに来てほしい………孔明やマーリンより来てほしいですね。可愛いもん
それでは長くなりましたが失礼させてもらいます

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