インフィニットストラトス return of calamity (本編終了) 作:アルバロス
「まさか我が王がユウキさん以外にも彼女を作られるとは……ユウキさんと出会う前では考えれませんでしたね」
「なんだ。人が女には興味ないような言い方は」
「「実際そうだったでしょうが」」
今俺がいるのは、休みのときに鈴たちときた屋敷で重要な会議のときのみに使用する部屋。鈴たちはユウキたちと一緒に女子会をしていると思う。現在この部屋にいるのは俺、神矢、レノアの三人だ。他はまだ来ておらず、錬は送迎のために、関係者のところへ向かわせている
「ハァイ。久しぶりね、終夜」
「おう。久しぶりだな、バラライカ。調子は聞くまでもないか」
「まぁね。しかし、あんたもユウキ以外に女を作るとはねぇ」
「お前までいうのかよ……」
「仕方ありませんよ。ただでさえ、ユウキさんを連れて彼女が出来たと報告しに来たときには……」
「私も含め同士諸君、全員が驚いていたからな」
バラライカと談笑していると、エディを初め続々とメンバーが揃い、会議が始まった
「では、全員が集まったことだし総会議を始めようか」
「それで、何についてやるんだ?」
「錬、例のデータを」
「ハッ………えー、皆さん。中央のディスプレイをご覧下さい」
錬が起動したディスプレイには、世界地図が写っていた
「ムッ、世界地図?」
「この地図にあるデータを加えると……」
「へぇ。錬、これはテロリストかなんかの情報かな?」
「正解です、バラライカさん。この点は国際テロ組織『
「しかし、多すぎないか?ここまでくると軍とかに見つかると思うんだが……」
「全員とは言えませんが、八割の幹部たちはIS委員会及び女性権利主張団体や政府との繋がりやパイプがあります」
「おいおい……」
と言うことは、バカな女どもはテロを黙認……いや、自分の都合のいいことだけ良しとしてあとは潰しているか
「想像以上に腐ってるな……」
「その事実はわかった。その組織は終夜がぶっ壊すのか?」
「いいや。ぶっ壊すのは俺じゃなく、皆を守りたいとほざくあの織斑一夏にやらせる。」
「珍しいこともあるものね。まさか自分でやろうとしないとは」
「ああ。その代わり、どでかい爆弾を落としてやるがな。それがこれだ」
「ワン」
「ツー」
「スリー」
「ベストハウスじゃねぇんだよ!!」
ネタをぶちこんできたのは神矢、レノア、エディの三人だ。いきなりだから吹き掛けたぞ……
「…気を取り直して、俺はいつもの方法であるものを作った。それは……男でも使えるISコアだ」
「「「「なっ!!!!」」」」
「これで、男性操縦者を増やす。これで女尊男卑も終わるしあいつの心意気もなくなるに等しい。それでだが、一つバラライカに頼みがある」
「何かしら?」
「そのISを渡すのは俺がきちんと選んだやつだから大丈夫なんだが、全員が戦闘経験がない素人だらけだ。そいつらの教育を頼みたい」
「基礎からかしら?」
「ああ、といっても戦闘面と戦術面を教えてくれたらいい」
「わかったわ。そのかわり、しっかり報酬はもらうわよ?」
「ああ、好きなのを言ってくれ」
これが、今日の会議にバラライカを呼んだ理由だ。俺らも戦闘経験があるのはあるが、戦術とかは一切組んでいなかったからそういうのはプロに任せるのが一番だ
「それで、他にもあるんじゃないのか?どう潰させるとか」
「そんなもの、いつも通りその場その場で判断だ。誘導はさせやすいが」
あそこまで煽り耐性無しの敵対心有りのあいつは俺たちが望んだ方に自分からいってくれるだろう
「しかしなかなか大がかりだな」
「そりゃ今の世界を潰していくんですからね。それに……」
「織斑一夏に対してのあてつけでもあるからな。人を散々侮辱してくれたんだ。報いとはいわんが、現実を教えてやるか」
こうして、終夜たちの『テロ組織を倒した英雄、織斑一夏を持ち上げて落とそう作戦?』というネーミングセンスが一切感じられない作戦が始まっていった
ということで始まっていきました、終夜たちの作戦。えー、感想で一夏を英雄にしてはダメですよ!という言葉を貰いましたが、大丈夫です。三日天下よりも早く終わる英雄ですから(笑)
んーと、それではここまでにさせてもらいます