インフィニットストラトス return of calamity (本編終了)   作:アルバロス

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第十九話

「暇だ……」

 

今は旅館から学校へと向かうバスの中、まだ出発はしていないが、クラス別にバスが別れているため鈴も簪もいない……それとラウラによると、俺が指令室を出てから織斑も悔しげな表情のまま部屋を出ていったという。福音の操縦者は目が覚めたあと、俺に礼をいいに来てそのままアメリカへと帰っていった。

 

「それでは、全員揃ったので学校へ帰りまーす!」

 

山田先生がそういうと、バスが学校へ向かっていった

 

 

 

 

「ふぅ………」

「ん~!終夜の匂いだぁ」

「あ!鈴ズルい!私も最近嗅いでないのに!」

「んん??」

 

学校につき、どこの学校でもある解散式的なことをし終わったあと荷物を部屋に置いてゆっくりしようと思った矢先、鈴が部屋に遊びにきた。鈴は来た直後俺のベッドへダイブ、それに対して簪がなにか言ってるのだが……変なキーワードが聞こえたのは俺だけだろうか

 

「簪?嗅いでないって……」

「え!?あ、その……終夜のことが好きになってから、終夜の居ないときにたまに……」

「良いじゃない!あんただってユウキの汗の匂いとかよく嗅ぐんでしょ」

「うぐっ」

 

図星なんだが……そういうことを話題に出さないでくれないかな。ダメージがデカい

 

「そういえば、終夜は夏休みどうすんの?」

「用があるからあそこにまた戻るな」

「私たちもついていっていい?」

「ダメっていっても無理矢理ついてくるだろ……どうせ」

「そうだけど?」

「ああ、いいよ。じゃあラウラにもいっとかないとな」

「本音には私から言っておく」

 

こうして、俺たちの夏休みの予定は決まった

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだ……エディエラか」

「なんだとは酷い言い方だな、ゲーティア。っと、バアルも一緒か」

「今も昔も共に同じ主に仕えた仲だからな」

「まぁ、あのマスターとの戦いのあと、あの特異点と共に消えると思った私を無理矢理自分の元へ引っ張ってきた主には驚きしか出ないがな」

「それは確かに。しかしてエディエラ、ただただ世間話をするためだけに来たのではないだろう?」

「ああ、王からの命だ。関係者全員出席の総会議を行うと」

「承知した。近く皆と赴く」

 

「亡国企業へのコンタクト、及び交渉は私がする。アポカリファ、お前は…」

「あの娘らを鍛えとけと?」

「ああ、これからあの方の周りは少し騒がしくなるからな」

「了解した、お前にも手伝ってもらうぞ」

「わかっている。だが篠ノ之束とのコンタクトはどうするんだ?」

「「あ……」」

「儂がいきましょうぞ。」

「頼めるか?」

「主たるあなたの命ならば」

「では篠ノ之博士は鬼童丸、お前に任せる」

「承知いたしました」

「あとは、あの人たちに連絡とって……」

prprpr

「はい?」

『ハァイ、久しぶりね』

「ば、バラライカさん!?」

「なんだと!?」

「てかどうやって電話してんの!?」

『そこに関しては気にしないで。それと、武器の運搬はダッチたちがきちんとやってくれたからまた取りに来て、お土産と一緒にね』

「わかりました、それでは」

『ええ、終夜にもよろしく』

 

 

闇のなか、世界を変える準備が着々と進んでいた

 




次回からは夏休み編です。
BLACK LAGOONのバラライカさんは今回限りの出演となります。というのも、武器調達という点で思い付くのがBLACK LAGOONかヨルムンガンドなんですがヨルムンガンドを私が内容を一切知らないのでバラライカさんに出演していただきました。
ゲーティアの件については、この小説が終わったあとにfgoを書く「かも!!」知れないので書くとすれば、今回のこともきっちり回収?するので置いといてください
……他に言うことがないので今回はここまでですね、それでは!

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