インフィニットストラトス return of calamity (本編終了) 作:アルバロス
「…きて、起きて、終夜」
んぁ?この声は……
「ふぁぁぁ。おはよう……ユウキ」
「うん!おはよう、終夜。それで…寝起きで悪いんだけど、少しいい?」
「いいけど、なにかあったのか?」
「まぁね……それで、終夜。鈴ちゃんと簪さんが終夜のことが好きって言われたらどうする?」
「………悪いけれど、ユウキが居るし断るな」
「ボクがOKをだしたら?」
「え?」
まさか……俺、ユウキに嫌われた?
表情から考えていることが読まれたのか、あわててユウキは弁明してきた
「あ!別に終夜のことは嫌いになってないよ。今までと同じで大好き」
ホッ……安心した。ユウキに嫌われたら俺立ち直れないよ……
「昨日の夜ね、二人に聞いたの。終夜は人間じゃない、それを知っても終夜を好きで、一緒にいられるかって。二人とも即答で、『終夜といれるんだったら構わない』って言ってたの。それでボクもこの二人だったらいいかなって。それに終夜のことだから、三人と付き合ったとしても平等に愛してくれるんでしょう?」
流石はユウキ。俺のことはよくわかってるな……しかしあの二人が俺のことをそう思ってくれてるとは、まぁうれしいかな
「それと、終夜は汗フェチかって聞いてきたからそうだよって肯定しておいたよ」
「いやちょっと、なにしてますの。ユウキさん!?」
さらっと性癖を漏らすのやめてくれませんかね……間違ってはないけどさ
「だから、今日。鈴ちゃんたちに話せる分を全部話してあげて。ボクのときみたいに」
「ああ、わかったよ。それで、朝ごはんは?」
「今鈴ちゃんが作ってるところ。もうそろそろ完成する時間だと思うからいこ?」
「ああ」
ユウキと共にリビングへと向かったらエプロン姿の鈴がせっせこと朝食を作っていた。エプロン姿も可愛い。料理の方も普通に美味しかった。食べ終わったあと、本来なら訓練をするはずだったが、午前中におれのことをみんなへと話し、午後は臨海学校のための買い物になった
「よし、じゃあ何から聞きたい?」
今いるのは、俺・ユウキ・簪・鈴・ラウラ・本音・神矢・レノア・錬の九人だ
「なら、お兄様。あのときに、聞けなかった続きを」
「あー、あれか。んーと、鈴たちに大雑把に説明するとしたら、俺は強すぎて負けたかったから色々としたけど無駄だった。けれど、俺を負かしたのが見つかった。こんぐらいで終わってたよな?」
「はい」
「んじゃあ、その続きだ。まぁ、その負けた相手ってのがユウキなんだけどな」
「えへへへ」
「「「ええぇ!!!??」」」
「うん。予想通りの反応ありがとう」
「ユウキさんがお兄様に勝ったと……」
「うん。剣対剣の真剣勝負でね」
鈴と簪は驚きすぎて目が点になってるし。錬たちは各々自分のことをしていた
「それで、他には?」
「終夜が人間じゃないっていう……」
「ああ、それね。確かに俺は人じゃないな。まぁ、それをいうならこの三人も人じゃないけど」
「え?」
「そうですよ。というか、ユウキさん以外は大体ここにいるのは俗にいう化け物たちばっかですよ。まぁ、襲われたり食われたりする心配は一切ないのでご安心を」
「へ、へぇ…………」
四人とも引きぎみで話を聞いてた。まぁいきなりほぼ化け物の巣窟だって言われて引かない方がおかしいし
「他に話すことってあったかな……」
「終夜の…汗フェチ……」
「ブフォッ」
「ングッ」
「…………コホッ」
「ケホッケホッ」
俺、錬、レノア、神矢は一斉に吹いた。な、なんでいきなり性癖の話になるんだよ、おい!
「簪……いきなりその話は…」
「暴露しちまえばいいじゃねぇか。まぁ、読者に引かれること間違いなしだろうが」
「作者の変わりにいうが、メタいわ!」
「えーと、なんでしたっけ?確かスパッツ好きであっ」
「だまらっしゃい!」
「貧乳好きもあったような」
「てめぇもか、レノア!」
「スク水ニーソもさせてたような……」
「なんで神矢が知ってんだよ!というかてめぇら黙れ!」
「「「絶対イヤっすね」」」
こいつらのドヤ顔と息のあったセリフに殺意を覚えるわ……それと、このときの鈴たちの顔は様々だった。ラウラはわからないから首をかしげていたが、鈴はジト目でみてくる。簪は想像したのか顔を赤くしていた。本音は……お菓子食べてる。うん、本音は通常運転か
「まさか、私のスパッツで……」
「まず鈴と部屋違うだろうが!」
「貧乳好き……だから私たちか」
「あ、いや…………あぁーもう!神矢はいっぺん死ね」
「捕まるかっての。んじゃ、逃~げるんだよぉ!」
「まてやこらぁ!」
ここまでバラされて、正気でいられるか!とりあえず神矢に八つ当たりじゃ!!
その後、昼食まで殺りあってた終夜と神矢なのであった
えーと、まずお気に入り百件越えありがとうございます!!
こんな駄文で、設定がところどころ甘かったり、ミスが多いこの小説ですが、これからも応援お願いします。
それと、十一話で鈴とのフラグをたてておきました。できるだけ、これからはこういうことはないようにしていきます。
次は今日の午後か明日になります