インフィニットストラトス return of calamity (本編終了)   作:アルバロス

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第十一話

「何者ねぇ……説明はするが長くなるぞ?」

「構わない。頼む」

 

そう言われ、俺は自分の過去を話すことにした

 

「そうだな……自分で言うのもなんだが、俺は強すぎた。俺と同等に戦えるのは恐らく十人も満たんだろう。今はもう少し増えてるかも知れないが……」

「なら、その力でお前は何をしたんだ?」

「何をしたかって?何にもしてないが」

「なっ!?なぜ…」

「あのときは、戦うことしか、いや、負けたいとしか思っていなかったからな。それだけの理由で神にも喧嘩をふっかけたし」

「神にだと……だがそれも」

「そう。神でさえ、俺を倒すことはできなかった。俺は勝つことしかできなかった。たとえ、相手の土俵に合わせたとしても」

「……では今も探し続けているのか?自分に勝利するものを」

「いいや。それはもう見つかったし、これからも勝てることはないだろうな」

「見つかっただと?一体どんな……」

「悪いが、時間のようだ。続きはまた話してやるよ」

「それはどうい………」

 

言葉の途中でだが、ボーデヴィッヒは消えた。恐らく意識を戻したのだろう。だがまさか、このときを見られるとはなぁ……ふぅ、俺も戻るか……

 

 

「ん……さて、ここは」

「終夜!」

「しゅうやん!」

「おい、ちょっ。ゲフッ」

 

意識が戻り、体を起こした瞬間簪と本音が抱きついてきた。だが、胸へのクリティカルヒットで気分が……

 

「あ……その、ごめん」

「いや、いいんだけどさ。あのあとどうなった?」

「トーナメントは中止。データはとるから一回戦だけは後日やるって」

「そうか……んじゃ、晩飯食うか。迷惑かけたし、今日は二人に奢りましょう。あ、でも少し寄るとこあるからそのあとな」

「「やった!」」

 

簪たちとわかれ、俺が向かったのは鈴のところだ。ラウラが倒したとは聞いていたが、重症だという話は聞いていなかったから、遅いけれどお見舞いだ。まぁ、ほぼほぼ治っているそうだが、保健室で安静にしてるらしい

 

ガラガラ

 

「あ、終夜」

「調子はどうって聞く必要もないか」

「まぁね。それと……中継で、あの事件の様子を見てたけど、終夜…カッコ良かったよ。とっても」

「それ、一夏に言わなくていいのか?」

「戦ってたのはあんたでしょ。……………それに、今は一夏よりもあんたのことが好きになっちゃったんだから」

「ん?何か言ったか?」

「う、ううん。なんでもない。それより時間、大丈夫?」

「もうこんな時間か……じゃあ、また明日な」

 

 

その後三人で夕食をとり部屋にいると、山田先生から今日大浴場が使えると連絡を受けたがいくのが面倒だったのでいかなかった

 

 

 

朝のSHRで山田先生が入ってきたのだがなぜか山田先生がフラフラだ。髪もところどころ跳ねてるし

 

「今日はですね、転校生を紹介します。でもすでに紹介してるというか。とりあえず、入ってください」

「失礼します。シャルロット・デュノアです。改めて皆さんよろしくお願いします」

「えっと、デュノア君はデュノアさんでした……」

 

その事実からクラスの中が騒がしくなった。まぁ、どうでもいいが

 

「あれ?昨日って男子が大浴場使ったわよね?」

「てことは、織斑君は既に知ってたってことよね」

「それなら零童君も」

「悪いが俺は入ってない。本音が証人だ」

「うん、しゅうやんは入ってないよ~。ずっと私とかんちゃんといたから」

 

本音の証言のあと、織斑は篠ノ之とオルコットに詰め寄られていた。俺の方はというと

 

「お兄様……」

「お兄様?」

 

声がした方向を向くとボーデヴィッヒが立っていた

 

「なんで、お兄様?」

「日本では尊敬した相手をお兄様と呼ぶと聞いたので」

「誰情報だよ!てかそんなの聞いたことねぇわ!」

「駄目ですか?」

「…………………好きにしてくれ」

「はい♪私のことはラウラと呼んで下さい」

 

はぁ………女子の上目使いは反則だろ……ていうか、この状況どうにかしてくれ……

 

このあと、織斑先生がくるまで、騒がしいままだった

 

 

 

 

 

 

♪~♪~~♪~♪~~~

 

「おっ、この着信音はぁ!」

 

天災こと篠ノ之束は携帯の着信音が鳴ると、とたんに携帯を取りだし、耳に当てた

 

「もすもす、ひねもす~」

ぶつっ……

「わー、待って待って!」

 

その声が通じたかのように再度同じ着信音が流れた

 

「はぁ~い。みんなのアイドル、篠ノ之束さん……待って待ってぇ、ちーちゃん!」

「その名で呼ぶな」

「おっけぃ、ちーちゃん!」

 

人の話は一切聞いてないご様子

 

「今日は聞きたいことがある。お前は今回の件に一枚噛んでいるのか?」

「あー、あれ?あんな不細工なもの、私が作ると思う?私が作るのは完璧で十全でなければ意味がない」

「…………」

「あ、そうそう。あれを作った研究所は消えてもらったよ。死亡者は0だから安心してね」

「そうか、邪魔したな」

「そんなことないよ。ちーちゃんのたm」

ぶつっ

「もう……ちーちゃんたら」

「よほど仲がいいんですね」

「まぁね。でもそれは君もじゃないの?れーくん」

「僕よりも仲のいい人が二人いるんでね、同じとは言えないですね」

「それよりも、ゴメンね。急にこんな依頼しちゃって」

「まぁ、別に困ることは少なかったのでいいですよ。ちょうどあそこらへんにいた仲間がいたので」

「でも凄いよね、君たちは。まさか、こんなことを計画するとは……束さんでもこんなことをしようと思わないよ」

「褒め言葉として受け取っておきますよ。それでは……」

「うん!バイバーイ」

 

 

ふぅ……協力は得られる。ならば後はあの人次第……決断一つで善にも悪にもなる。予想はできるが、あの人はどんな決定を下すかな………




はい。ということで無事ラウラが義妹になりました
「嬉しかねぇよ。バカ作者」
まぁまぁ……数話挟んで臨海学校。そこではなにが起こるのか……それは…………考えてません♪(ゝω・´★)
「いっぺん死ね。というか、死告天使受けて死ね」
それホントに死んでしまいます!てか、うちのカルデアにおられるからそんなこといわな
「契約者よ……晩鐘は汝の」
やめてじーじ!!

き、今日はここまで!それでは!

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