インフィニットストラトス return of calamity (本編終了)   作:アルバロス

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書き直したものになります。
あらすじでも書きましたが、変更した部分がかなりありますので、全く新しいものとしてみていただけると助かります


第一話

「さぁて、どんな楽しいことに出会えっかなぁ」

 

まるで遠足にいく子供のように嬉々の表情をしているのは女性にしか動かせなかったISを動かした二人目の男子である零童終夜。彼がどう動かしたかは少し前に遡る……

 

 

 

世界初の男性操縦者である織斑一夏が発見されたことにより、世界各地で二人目以降の男性操縦者がいないかの捜索が行われていた。

日本の場合は強制ではなく、任意で行われるが、暇だからという理由で試験場へ向かった終夜はそこでISを動かしてしまったのである。

普通ならばその場で保護されるはずだったのだが終夜はその場から逃げて自宅へと逃げ出したのだ

 

「ふぅ……びっくりびっくり」

「どうしたんだ?終夜」

「ああ、ISを動かせちまった」

「は?」

「ん?」

 

いきなりISを動かしたと言われて驚くなと言われた方が無理だろう。ちなみに驚いたのは羽衣練。終夜の家の同居人の一人だ

「それで、あちらからなんて言わ」

「れる前に逃げたわ(笑)。いやー、しっかし警備がスカスカで助かったわ」

「はぁ……また面倒ごとが来るんですね」

「また?俺は最近持ってきてないがなんかあったのか?」

「神矢が少々」

 

龍宮神矢、練と同じく終夜の同居人であり、終夜の古くからの友人である

 

「あ、そう。で、ユウキは?」

「終夜の部屋で寝てますけど」

「そうか。なら俺は地下に籠っとくわ。自分のIS作るから」

「コアはどうするんです?コアがないと動きませんよ」

「俺がどうするかわかってて言ってるよな?」

「はいはい。いつものやつですよね。わかってましたよ」

「そっか。ならいい」

 

そう言い、地下に向かう終夜。その後ろ姿を見送った練は頭を抱えてこれからのことを考えていた。それから数日後に終夜の家へある二人がやってくる

 

ピンポーン

「練、代わりに出てくれ」

「はいよ……」

 

ガチャ

「どなたでしょうか?」

「IS学園のものだ。零童終夜はいるな?」

「ええ、いますよ。ではどうぞあがって下さい」

「すまない。邪魔をする」

「邪魔をするならか」

「それ以上はダメです。絶対にダメです。」

「それで、あなた方は?」

「先程も言ったがIS学園のものだ。私がお前の担任になる織斑千冬だ」

「副担任の山田真耶です」

 

自己紹介が終わったので、学園のことについて話そうとする二人だが、終夜から待ったが入った。

 

「なんで俺が行く前提で話が始まってるんです?」

「それはお前を国が保護するためだ。拒否権はない」

「保護?そんなもの要りませんよ。なにかが来ようがこうなるだけですしね」

 

そう言いつつ数枚の写真を取り出した終夜。二人はそれを見ると驚愕した。そこにはボコボコにやられた研究者などの写真であったからである。なぜこんな写真があるのかというと、この二人がくる前にどうやってか解剖させろなど言い寄る研究者や何様だと言いたい女などが訪ねてきたのだ。それを終夜たちは追い返すためという建前の理由をつけてボコボコにして放り出し、次からの脅しとして写真に残していたのだがそんなのはお構い無く頼んでくるので終夜はなし崩しにIS学園へ行くことを了承した


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