阿良々木月火は完璧な妹を目指したい   作:月日火

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今回は撫子視点
後一個を挟んで、本編突入です

因みに余談ですが作業用BGMは妄想エクスプレスでした


つきひライフその2

こんにちは千石撫子です、最近ララちゃんが変です

最近・・というかララちゃんが急に頭を抱えてからでしょうか?

何だかララちゃんがとっても優しくなりました、不思議ですね

そして・・・えと、ララちゃんはとってもカッコ良くなりました・・・

あの日以降ララちゃんは撫子の弱い部分・・といっても中身なんですけど・・・このうじうじとした自分でも嫌になる性格を治せるように日々頑張るようになりました。

流石の撫子も変だと思ってララちゃんに聞いてみました、するとララちゃんはこんな答えを返して来たのです

 

「ね、ねぇ・・・ララちゃん?」

 

「ん?どうしたの?センちゃん?」

 

「え、えと・・どうして急にこんな事やり始めたのかなって・・」

 

「そりゃあ・・・勿体無いからでしょ!センちゃんこんなにも可愛いのに中身が残念すぎるんだよ!いうならばちくわだよ!?」

 

「な、撫子はちくわじゃないよぅ・・って勿体無い?」

 

「うん、勿体無い!」

 

「ど、どういう事?」

 

「あのねセンちゃん、センちゃんは可愛いの、でもね可愛いってだけでセンちゃんを評価しちゃダメだって私は思ってるの、だってさ可愛いだけで後は何の印象も無いなんてセンちゃんが言われたら、センちゃんが怒らなくても親友の私が悲しいの、やっぱりさセンちゃんは可愛いけど、優しい所もあるんだからそこをアピールしなきゃ!って事で私がセンちゃんを積極的な性格にしようプロジェクトをやるの!勿論私がプロデューサー!安心してセンちゃん!私がセンちゃんをビフォーアフターさせちゃうから!」

 

「ふぇ?」

 

「よーしやるぞー!えいえいオー!」

 

押シキラレタ、押シキラレテシマッタ・・

 

何という事でしょう、撫子はララちゃんの手によって大改造されてしまうのです・・でも撫子が思ってた以上にララちゃんは色々と考えてくれていました

最初は暦お兄ちゃんを使っておどおどしない会話の練習、学校では積極的になれるようにララちゃんがクラスの皆に呼びかけたり、挫けそうになった時は優しく支えてくれました

段々、撫子も一人称が撫子から私に変わって、皆とうまく付き合えるようになって・・本当にララちゃんには感謝しても仕切れません・・でも幸せの日々も長くは続かないものです、6年生の頃私の転校が決まってしまいました

勿論、ララちゃんは私の為に悲しんでくれましたし、皆もお別れ会を開いてくれたり・・あの日は私にとって忘れられない日でした

転校当日、ララちゃんの家の前で大泣きしちゃいました、暦お兄ちゃんもララちゃんも心配させちゃって・・恥ずかしい、でも忘れないよ最後のあの言葉・・・ね?ララちゃん

そして2年が経とうとしている今日この頃、私はまたあの街に帰って来れることになったのです!ふふ・・

ララちゃん・・・最初は本当にどうしちゃったのかなぁって心配にもなったけど今の撫子があるのも全部・・・全部・・ゼェンブ、ララちゃんのお陰なの・・ララちゃんが私を染めてくれたの!本当にありがとうララちゃん!

今度は・・・

 

 

 

 

 

 

撫子が染める番ダヨ?ネェ・・月火チャン?

ダカラ・・・待ッテヨネ?

 




「出番がない火憐だぜー」
「出番がない月火だよー」
「「2人合わせてファイヤーシスターズ!」」
「私って〜空手やってるじゃん?」
「そうだね〜」
「でもって月火ちゃんは剣道をやってる!」
「うん、やってるよ♪やっぱりさ汗を流すって良いよね!」
「あー分かるぜ〜、練習が終わった後の何とも言えない感覚!くぅ〜たまんねぇ!」
「火憐ちゃん、発言が完全におっさんだよ・・・」
「でもまぁ大してスポーツをやってない兄ちゃんよりは私達はよっぽど健康だよな!」
「お兄ちゃんもなんかやれば良いのに・・・」
「突然ですがクイズ!」
「クイズ!」
「私には兄と妹がいますが!」
「いますが!」
「そういう兄妹のことを何というでしょう!」
「へ?兄妹じゃないの?」
「「次回!つきひライフその3!」」
「正解は兄弟姉妹!」
「やっぱり兄妹って言い方が一番!」


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