並行世界のIS学園に「男」と偽って転入してきた「シャルル」こと「シャルロット」は愛人の子であるためか実父からの命令で第三世代のISのデータを入手するという計画に利用されて危うくトカゲの尻尾切りをされる寸前に弥生と天夏がこの世界での仕事を行うことにしたのであった。
「さてと、ボクは部屋に戻るね」
「ありがとう。弥生」
「うん」
弥生はそろそろ自室に戻るとシャルロットに告げて自室に戻って行ったのであった。
それから数分後織斑一夏がやってきたのであった。
それから数日が過ぎようとしていたのであった。
「どうするんだ?」
「トーナメントだよね? 此処は別の人と組んだ方がいいよね?」
「オレはそれでも構わないさ」
【オーバーロード。おまえと刃を交える時が楽しみだな】
【ええ、此方もお相手させていただきます】
学園内ではクラス別トーナメント大会の事で盛り上がっているようで、天夏と弥生は二人でトーナメント大会には別の人と組んで出場することにしたのであった。
今はアリーナのバトルフィールドで特訓をしているのだが、
「クリムゾンとレアルとオーバーロードって何でもありなのよね?」
「そうだよ‼ 遠近中なんでもありだしね(^_-)-☆」
「それにどう対処するかが今回の課題ですわ」
装甲機竜とカードデバイスからロードクリムゾンを装甲機竜並の大きさで召喚してオールラウンダーな武装を装備している天夏・弥生・箒相手にどう立ち回るかが一年生の課題らしく、それに加えて、マルチウェポン使いのシャルルがいるのだから、セシリアと鈴が悩むのは無理はないのだ。
そこに、
「おい‼ 織斑一夏‼ わたしと戦え‼」
「なんでだよ‼」
「わたしには」
「そこの生徒‼」
「もうそんな時間か」
「待ってくれΣ(゚Д゚)」
ラウラがシュヴァルツ・レーゲンを纏った状態でやってきて、一夏に自分と戦えと要求してきたが一夏は拒否したところで、管制室から教師の声がしたので、天夏達は利用時間が終了寸前かと言ってそのままアリーナを出て行ったので、一夏はそのあとを急いで追いかけて行ったのであった。
「あの子が、生前のなぎさか、織斑千冬を崇めるが故の暴走か。さてと、ボクは保健室に戻らないと、うるさい人がいるしね」
天夏達が去っていったアリーナを屋根の上から白衣に黒いTシャツに薄手の紺色の長ズボンを履いた姿でラウラ・ボーデヴィッヒを見ていた龍美はラウラがなぎさの元の人物であることを改めて認識して、保健室に転移したのであった。