天夏と弥生は会議室で事情聴取と織斑千冬が解析を建前に機攻殻剣を要求してきたが、ヴェスタWSCの使いとして龍臣がスーツ姿でやって来て織斑千冬の要求を却下したことが気に入らなかったのか、織斑千冬はまたもやかっとなって龍臣を襲ったのだが、龍臣は元時空管理局員の経験で培った戦闘術で投げ飛ばして織斑千冬を地に伏せたのであった。
それから翌日の今は何と龍美が白衣姿で保険医で赴任してきたのであった。
「で‼ なんで龍美姉が赴任して来るんだ(゚Д゚)ノ‼ 幾ら医師免許持ってるからって、まだ18だろ‼」
「天夏、ここでは鳴流神先生ですよ。それに理事長が医師免許持ってるから採用した」
「いいじゃない。それじゃあ鳴流神先生」
天夏と弥生は休み時間を使って保健室に居る龍美に会いに来ていたのであった。
龍美は従弟とはいえ先生と呼べと言い、普通に履歴書を書いたら採用されたということだったので弥生は納得してしまったので保健室を後にしたのである。
「ねぇ、天夏のお姉さんなの?」
「父方の従姉妹だ」
「そうなんですのΣ(゚Д゚) そういえば、以前にお会いした男性も」
「その人の妹だよ」
「わかったわ。あの人には絶対、攻撃しちゃいけないってことは」
「ISですら、竹刀で機能停止するくらいだし」
「竹刀で(゚Д゚)ノ そういえば昨日のヴェスタWSCにわたしが所属することになったが」
「いいんだよ。それにおまえのそのカードデバイスは竜の巫女に選ばれた物しか扱えない代物だ」
「箒以外が使えないってことね」
保健室から出てきた天夏と弥生は廊下で箒達と遭遇したので教室に戻る道中で龍美の関係を質問されていたのであった。
天夏と龍美が従姉弟同士であり、以前のクラス代表決定戦時に来た龍翔が龍美の実兄だと明かすと鈴は納得したのである。
ISを竹刀若しくは素手で破壊または機能停止にできるほどの実力を兼ね備えていることを天夏が言うと、箒が驚き、そして、自分がヴェスタWSCに所属してもいいのかと質問してきたので、天夏は問題ないこととカードデバイスが使える人間は限られていると明かしたのである。
「今日は二組との合同訓練だ‼ 早速、専用機持ちに模擬戦を行ってもらう」
「天夏と弥生と箒とはやってみたいのよね」
「甲竜とか、楽しみだな~」
「誰がおまえらとやると言った‼」
「RIDE」
「退いてくださいΣ(゚Д゚)」
「山田先生。何言ってるんですか?」
「朝宮‼」
龍美が赴任してきた翌日は一組と二組の合同訓練だったようで専用機を持っている者が模擬戦を行うことになったのだが、鈴は天夏達とやると思っていたが織斑千冬の独断でこの世界の山田真耶がラファールを纏ってそのままアリーナ目掛けて落ちてきたのが織斑千冬よりも先に気が付いた弥生は機攻殻剣を抜刀して装甲機竜を纏い落ちて来る山田真耶をお姫様抱っこで抱えてゆっくりと降り立ったのであった。