天夏達は会議室を後にして廊下を歩いているのであった。
龍臣はそのまま超神次元ゲイムギョウ界のルウィーへ帰って行ったのであった。
「来たか」
「確か、赤の竜の巫女だったな」
「その通りだ。わたしは赤の世界の赤の竜の巫女と呼ばれる。名はメイラル」
「オレは天河天夏」
「朝宮弥生」
「篠ノ之箒」
「セシリアですわ」
「凰鈴音」
クラス代表戦は中止になったことで授業が無くなったこともあってやることが思いつかなかった所に、赤い髪の巫女服を着た人物が現れたのであった。
天夏と弥生はこの人物が惑星クレイのような異世界から来ていることは知っていたのであった。
だがお互い名前を知らなかったので自己紹介を行ったのである。
「単刀直入にいうと、箒、それは今日からおまえが使え」
「一体これは?」
「カードデバイス。わたしの世界は赤の世界、そのほかにも青の世界、黒の世界、白の世界、緑の世界が存在するウチの一つがおまえのロードクリムゾンの赤の世界になる」
「つまり、箒のパートナーにロードクリムゾンがなったってわけね」
「その通り。これで説明は終わり、ではな」
「行こうか」
赤の竜の巫女メイラルは箒に渡したカードデバイスに入っているロードクリムゾンは今日から使役できる存在だと言ってZ/Xの世界について簡単に説明して、ロードクリムゾンをパートナーゼクスとして迎え入れることになったのであった。
説明が終わったのでメイラルは異空間に帰って行ったのであった。
天夏達は各教室へ戻って行ったのであった。
「なんだよ‼ あいつらは‼ それも見たこともないISまで‼」
基地で癇癪を起していたこの世界の篠ノ之束は無人機で襲撃したが、そこに仮面ライダー達とバッファローアンデッドが出現し、ロードクリムゾンに乗り込んだ実妹の姿を見て怒りをさらけ出していたのである。
「あいつらのISを手に入れて見せる‼ 絶対に‼」
完全に機攻殻剣を手に入れたいのと、あの手この手で計画を阻止してくる次元武偵に怒っていたのであった。
その翌日、
「皆さん、急な集会ですが、今日から新しい先生がこの学校に来ます。どうぞ」
天夏達はいきなり全校集会になったので体育館に集まっていたのであった。
轡木が今日から新しい教員が入ることを述べて、紹介する教員に出番を回したのである。
この時、まさか天夏と弥生はあの人物が来るとは思ってなかったのである。
その人物は、
「え~と、今日からこのIS学園の保険医をする、鳴流神龍美です。皆さん、宜しくお願い致します」
『なんで龍美姉が来るんだよ(゚Д゚)ノ』
『ボクが知る訳ないでしょ(゚Д゚)ノ』
完全な白衣姿の黒髪をポニーテールに束ねている鳴流神家長女の龍美が保険医として赴任してきたのであった。
従弟の天夏はもちろん顔見知りの弥生も念話で驚いていたのであった。