世界を旅する神   作:天龍神

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天羽々斬と絆龍の乙女&小さき龍の悩み

神姫化した龍美に無理矢理ベルトを巻かれて仮面ライダーカイザに変身してしまった立花と呼ばれた少女は困惑してしまったが、龍姫一人で大方ノイズを一刀両断してしまったので、このまま龍美と二人で戦うことになったのであった。

 

「取り敢えず、カイザブレイガンで攻撃だよ、右に装着してるそれ」

 

「これですか?」

 

「それをノイズに向けて撃ってみて」

 

「すげえ(゚Д゚)ノ」

 

「そろそろ、片付けようか。バックルのカイザフォンの表面に着いてるミッションメモリーをカイザブレイガンに差し込めば銃剣モードに移行できるよ」

 

「何‼ 剣と銃が同時に使えるのか(゚Д゚)ノ」

 

≪EHCEED CHARGE≫

 

「そう言えば、この携帯電話のボタン押しちゃったら、ノイズの動きが止まりましたけど?」

 

「さてと、わたしと合わせて」

 

「はい‼」

 

念の為、龍姫はいつでも動けるように帯刀したまま辺りを警戒して、龍美とカイザの戦いを見守ることにしたのであった。

 

初めての仮面ライダーカイザに変身しての戦いだったが、龍美の指導の甲斐あって早い段階で右腰に装着されていたカイザブレイガンを使いこなして、そして、無意識にカイザフォンのボタンを押していたようで、カイザフォンの音声とともに黄色のラインが光ってカイザブレイガンに装填されてマーカーが射出されてノイズが拘束されて、刀身が光り出したので、そのまま逆手に持ったまま、龍美は愛刀を順手持ちにして、突撃していった瞬間、光になってノイズを突き抜けて、

 

「わたしが倒しちゃったんですか(゚Д゚)ノ」

 

「立花、おまえ」

 

「さてと、変身解除はこのボタンと」

 

「教えてないのに変身解除まで出来るようになったんだ(と言いながら変身者にだけ聞こえるように音声が流れる仕組みになってるんだけど)」

 

「響‼ それ使いこなすってどんだけ飲み込み速いんだ? というよりおまえら誰だよ‼」

 

「そうだね、わたし・・・ボクは鳴流神龍美。こっちが妹の」

 

「久しぶり、翼」

 

「龍姫なのか(゚Д゚)ノ」

 

「翼さん、お知り合いだったんですか(゚Д゚)ノ‼」

 

ギリシャ文字のΧが刻まれてノイズが灰燼と化して、無意識にカイザフォンを持って変身解除を行っていた少女の名は立花響と言うらしく、カイザギアを巻いたまま立っており、そこに銀髪の少女が二人を問い詰めに来たので、鳴流神姉妹は神姫化を解いて、元の姿に戻ったのであった。

 

どうやら龍姫は以前に水色の髪の自分と同じ髪型の少女と会ったようで、久しぶりの再会に喜んでいたのであった。

 

一方で

 

「鈴。どうしたの?」

 

「(´Д⊂グスン」

 

「オレ、先に部屋入ってるから」

 

「うん。わかった。ボクでよかったら話を聞くよ」

 

「なんで・・・アンタに話を聞いてもらわないといけないのよ‼」

 

並行世界のIS学園は夕暮れになっていたので天夏と弥生が寮の部屋に戻ろうとしたところで、通路の壁にもたれ掛って体育座りをしている鈴がいたので、天夏は先に戻っていると言って立ち去ったので、弥生が鈴に話を聞くことにしたのだが、鈴が弥生を拒絶したのであった。

 

鈴は弥生のプロポーションにコンプレックスを抱いているのだが、弥生はそこではなく根本的な部分が問題だと気が付いたのであった。

 

そう今の鈴は生前の「篠ノ之箒」だった頃の自分に似ていたのだ、弥生はこのままでは心に闇を抱えるかもしれないと鈴に歩み寄ったのであった。

 

「わかったわよ、話すわよ。けどここでは」

 

「天夏も一緒になるけど」

 

「天夏ならいいわ」

 

「じゃあ、行こう」

 

流石の鈴も弥生には観念したらしく泣いていた理由を話すことを条件に天夏と弥生の部屋に向かったのであった。

 

「なんだ、連れてきたのか?」

 

「アンタにも聞いてほしいから」

 

「なら、話してみろよ」

 

天夏と弥生が自分の部屋に戻った弥生は鈴を連れて入ってきたので天夏を含めたメンバーで鈴の話を聞くことにしたのであった。

 

鈴も二人なら話しても構わないと言って、事の真相を話してくれたのである。

 

「一夏の記憶違いかよ(オレもだけど、後で謝ったっけ)」

 

「一夏には悪いけど、しばらくはほっとていてもいいんじゃないかな? これはボクに助言してくれたカラス人の言葉なんだけど、「うじうじ悩んでるより体動かしてすっきりした方がいい。そうすればおのずと自信と力が就くからって」」

 

「オレも一つ教えて置くか、これもある人がオレ達に言ってくれた言葉なんだがな「己の進む道は、己にしか決められない。キミはキミのペースでやればいい。他人に合わせる必要などない」と」

 

「ありがとう、アンタ達に話せてよかった。けど」

 

「今何時?」

 

「もう大浴場は使えるだろ、行って来いよ。って男子禁制だからな」

 

「うん。鈴、お風呂まだなら一緒に行かない?」

 

「そうね、一緒に行くわ‼」

 

どうやら昔の約束である「自分が作った酢豚を食べてくれる?」を一夏は「酢豚を奢ってくれる」と言う意味で勘違いしていたらしく、それで喧嘩して泣いていたと言うのであった。

 

天夏と弥生はそれを聞いて、ふとテルカ・リュミレース騎士団隊長首席「シュヴァーン・オルトレイン」の顔を持つ神出鬼没で有名なおっさんこと「レイヴン」こと「ダミュロン・アトマイス」に教えてもらった助言を弥生が述べて、ラタトクス艦長代理にしてリーゼ・マクシアの精霊王のミラ=マクスウェルこと綾瀬=マクスウェルからの助言を天夏が述べて、鈴は自分が抱えていたつっかえが取れたようで笑顔に戻ったが、もう一つの悩みの種である弥生との天と地ほどの差がある体型に悩んでいたようで、弥生は天夏に時間を聞いて大浴場が空いていることが分かったので一緒に大浴場に行くことになったので、天夏は一人、部屋のシャワーを浴びることにしたのであった。

 

「」

 


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