並行世界のIS学園で鈴と出会った翌日、鈴は幼馴染の一夏の元を訪ねていたのであった。
「なんだよ。屋上に連れて来て」
「約束、覚えてる?」
「なんだ、そんなことかよ」
「じゃあ‼」
この世界の鈴も一夏とは幼馴染の間柄らしく、例のあの約束を覚えているか鈴は一夏に訪ねていたのであった。
どうやら一夏は覚えているらしく、鈴は期待に胸躍らせていたのでが、それが一気に崩壊するのはそんなにもかからなかったのである。
「確か、料理がうまくなったら、酢豚を奢ってくれるって言う約束だったよな」
「・・・・」
「どうした、鈴、約束覚えてたんだし」
「一夏のバカ‼ もうそこで寝てなさいよ‼ ;つД`)‼」
「なんだよ‼ バカはそっちだろ‼」
やはりのこの男はやらかしてしまったようで、鈴は泣きそうになりながら空手の中段回し蹴りを一夏に叩き込んでそのまま泣き出して立ち去ったので、一夏は蹴られた箇所を抑えながら、自分が悪いことに気が付いてなかったのであった。
一方で、
「流石に部活は無理だしね」
「ねぇ、そこの二人」
「確か、生徒会長」
「そうよ、更識楯無よ」
「一体なんですか?」
「生徒会に入ってくれない?」
天夏&弥生「お断りします‼」
「探しましたよ‼ では‼」
「そんな~‼」
天夏と弥生は部活の勧誘を断り続けていたところに、この世界の更識楯無こと刀奈に遭遇して、生徒会に入ってくれと言い出したが二人そろって笑顔で勧誘を断って刀奈を落胆させて、布仏虚が刀奈を連れ戻して行ったのであった。
一方、
「女との約束を曲解するなんて‼」
「なのは‼ 間違えてもあっちの世界に行って、スターライトブレイカーは(゚Д゚)ノ‼」
「完全に姉ちゃんに依存してるだな(´・ω・`)」
第一茶熊学園の武装開発室のモニターで鈴と一夏のやり取りを一部始終見ていたなのは達は一夏にO☆HA☆NA☆SIをしに行く勢いだったのでフェイトが止めたのであった。
オウガは完全に一夏に呆れてしまったのであった。
もちろん、そこには、
「(オレも真耶との約束はちゃんとしないと死ねないとは言え、女神の力は目の当たりにしているからな)」
「一真、真耶とはちゃんとしろよ。オレでも助けられんからな」
「バイパー、恐ろしいこと言うなよ‼」
ジョーカーアンデッドで死ねない肉体だが流石に神姫であり恋人になった山田真耶との約束事はちゃんとしないといけないと心に誓ったのであった。
というのも、龍美が神姫であることはこの学校に転入してから資料に目を通していたので覚えていたのだが、神姫化しないで♠のカテゴリーK「コーカサスビートルアンデット」に何もさせないで一刀両断にして、コーカサスビートルアンデッドの愛剣「オールオーバー」と盾を戦利品で持って帰還するという偉業を成し遂げているので剣崎一真は神姫達を怒らせてはいけないと思い知ったのであった。