天夏と弥生がこっちの世界での朱音である凰鈴音に出会って数分が経ったのであった。
「ボクは朝宮弥生。よろしくね(朱音が小柄だった頃って確か険悪だったしね)」
「よろしく、アタシの事は鈴でいいわよ」
「オレは一夏と同じく男性操縦者の天河天夏だ」
「一夏に似てるわね」
「よく言われるがなんもつながりもない赤の他人だ(並行世界の一夏なんだがな)」
今はお昼ご飯を一緒に食堂で鈴を誘って食べていたようで、天夏と弥生が一応自己紹介をして今いる世界の朱音こと鈴と交流を深めていたのであった。
天夏と弥生の朱音の生前の姿を思いだしながら和気藹々としたお昼となったのであった。
一方で、
「これで良し‼」
【ベルトよ。今回は妾達の出番はないようじゃ】
《たまにはいいじゃないか》
なぎさは現在超神次元ゲイムギョウ界ルウィーの実家兼自宅のガレージで仕事に使うベルトを品定めしていたのであった。
選んだのはデルタギアと呼ばれるライダーベルトで変身する際に右腰の無線機のようなデルタフォンに直接「変身」と言って戻すとフォトンストリームが変身者を守るように形成されて変身完了する代物で一応ファイズギアもアイテムパックに収納して行くことになったので合計でベルト数は二本で依頼を行うことになったのであった。
なぎさはベルトの確認を終えて、自分の部屋に戻って行ったのであった。
今は龍臣とはやては戻ってきているので家族団欒を楽しむのであった。
もう一人の自分ことラウラ・ボーディッヒとして生きた過去を受け入れて、天夏と弥生がいる世界にはもう一人の自分がいるはずだと。
一方その頃、
「お姉ちゃんと一緒に仕事するのって何か久しぶりだね」
「確かに言われてみれば、いつもはユーリさん達もいたしね」
龍姫は姉の龍美と二人っきりである世界へ武偵の仕事へ赴いていたのであった。
久しぶりの実妹と二人っきりなので龍美は喜んでいたのであった。
そこに、
「折角の姉妹水入らずだったのに‼」
「仕方ないよ、お仕事で来てるんだし‼」
この世界の魔物として認識されている様々な形の「ノイズ」と呼ばれる異形が二人がいる場所から近い場所に現れたと言うので、龍美は悪態をついていたが、龍姫は切り替えてインテリジェントデバイスを持って
「セットアップ!」
「さっさと終わらせて楽しむぞ」
「お姉ちゃん、行くよ‼」
二人は神姫化してお揃いの紫の龍の兜を被って素顔を隠した状態でノイズが出現した現場に向かったのであった。
この時から運命の歯車が動いていたことに龍姫と龍美は知る由もなかったのであった。
一方で更識姉妹はと言うと、
「お姉ちゃん、頑張ったね」
「簪ちゃん(>_<)‼」
「かんちゃん‼ どっか行こうよ‼」
楯無の生徒会の仕事に付き添っていたようで、無事に終わったらしく、のほほんさんと一緒に出掛けることになったのであった。