天夏と弥生が並行世界のIS学園で授業を受けている間もスミレがチーム「無限の世界(インフィニットワールド)」を纏めながら次元武偵の依頼を片付けていたのであった。
「この世界での仕事はアンデッド討伐と」
スミレは単独で剣崎一真の世界へアンデッドの調査に赴いていたのであった。
愛車のスクーター型のバイクに跨りしっかりと顎紐をして青いフルフェイスを被って取り敢えず街へ向かうことになったのであった。
一方で
「これ、わたしがもらっていんですか?」
「ああ。それは花陽に合わせて作ったんだ」
「ありがとうございます。それしても、恋龍さんて助産師ですよね?」
「確かに助産師を含む医療の資格は持っているけど、そっちは副業のようなもんだね」
「なるほど。わかりました‼ それじゃあ!」
『マスター。確かにそうですね』
「さて、戻ろうか」
超神次元ゲイムギョウ界のリーンボックスにあるヴェスタWSCの支部の開発室で恋龍はフィルフィこと花陽にある物を渡したのであった。
窪みが三つあり、左から順に対応するコアメダルを入れることで変身するあのオーズドライバーを完成させてしまったのであった。
それは欲望の塊から形成されていたメダルの為に変身者が暴走する代物なのだが、それをゲイムギョウ界の技術でコアメダルを作り上げてしまったので、変身者が暴走する可能性を低めたのであった。
それを花陽に恋龍がタカメダルを含む合計23枚をセットにして渡したのであった。
こうしてまた新たなライダーが誕生したのであった。
「あれ?なんで23枚? それもシャチメダルがない」
花陽は恋龍がセットでくれたコアメダルの目録を空中にスクリーンを出して見ていたのだがなぜかシャチウタコンボに必要な「シャチメダル」が無かったのであった。
どうやら恋龍はシャチメダルを敢て作らなかったようで、花陽は別にシャチウタコンボに頼らなくても別のコンボで変身すればいいのだから。
「さてと、わたしもお仕事行かないと‼」
『マスター! アンデッドの反応を捕捉しました‼ 場所は此処から東に2㎞です』
「ありがとう。さてと、出発‼」
花陽は早速武偵所へ仕事を受けに向かうためにライドベンダーと言うバイクを呼び出して、紫色のフルフェイスをしっかりと装着して、発進しようとした矢先に、ペンダント型のインテリジェントデバイス「ルー」からアンデッドが現れたと聞かされて、場所が近かったのでそのままライドベンダーを走らせて向かうことになったのであった。
どうやら痺れを切らした統制者の仕業らしくジョーカーが生き残っても超神次元ゲイムギョウ界が影響がないことを知ったらしく、超神次元ゲイムギョウ界を巻き込んでのバトルファイトを開催し始めたと言うのであった。
ジョーカーは元からいるので問題ないがこのままでは被害が出るので現在動ける花陽は単独で現場のガベイン草原に到着したのであった。
「あれがアンデッド」
「ヒヒ~ン‼」
「それじゃあ‼ 行くよ‼ 変身‼」
『タカ‼ トラ‼ バッタ‼ タトバタ・ト・バッ‼‼‼』
花陽はガベイン草原で得物を探していた♦のカテゴリー9「ゼブラアンデッド」を発見して、恋龍からもらったばかりのオーズドライバーを腰に当てると自動的にオースキャナーとベルトが巻かれて、左から、タカメダル・トラメダル・バッタメダルの順に入れて傾けて腰に装着されていた円盤型のオースキャナーを持って左腕を上にして、オーズドライバーを傾けて、左から順にオースキャナーでスキャニングして、独特の歌が鳴り、花陽の周りに上から順に赤・黄・緑のオーラが周りそして花陽は仮面ライダーオーズに変身したのであった。