一刀と裕姫は以前のIS学園襲撃事件で逮捕されて服役中であるはずの桐原静也に逆恨みされてまさかのライダーバトルに発展したが桐原が伐刀絶技「狩人の森」を使って自分の得意な戦術に待ちこんだかに見えたが、一刀は冷静にダークディケイドからカリスにカメンライドして、矢を放ってくる場所を見破って、指輪の魔法使いに変身した裕姫との息の合ったコンビネーションショットで仮面ライダー斬月・真に変身していた桐原静也を変身解除に持ちこんで、これで依頼者の元へ向かうことにしたのであった。
「失礼します‼」
「来たか、依頼内容を説明するか、実は桐原静也が保釈されたんだ」
「それが・・・・」
「その様子だと、また桐原静也が暴れまわったんだな」
「はい(´・ω・`) 返り討ちにしましたけど」
「ってことはもう依頼は終わったのか、後で振り込んでおくよ」
「まさか、依頼って」
「ああ、桐原静也が変なもので武装して困っていたんだ。助かったよ。黒鉄、ヴァーミリオン」
依頼者である破軍学園理事長の神宮寺黒乃に会った二人は懐かしい思いをひた隠して依頼内容を聞くととっくに片付けてしまったらしく、内容は桐原静也が仮面ライダー斬月・真に変身して学園内で大暴れしているというのでそれを止めて欲しいということだったので、返り討ちにしたことを話したのでいつの間にか依頼を完了していたのであった。
桐原静也がなぜ釈放されていた理由は後程天界治安本部に調べてもらうことになったが、神宮寺黒乃が一刀と裕姫のことを生前の名前で呼んだ。
「確かに、ボクは、「黒鉄一輝」でした、ですが、ボクには新しい家族がいますし「黒神一刀」という一人の男です」
「同じくステラ・ヴァーミリオンでした。ですが、わたしも新しい家族が出来ました、そして「神崎祐姫」です」
「そうか。黒神、神崎、また依頼するからな」
「はい。失礼しました」
二人は生前と決別したことを話して二人は理事長室を後にしたのであった。
「兄さん‼」
「確か、黒鉄珠雫だよね」
「兄さんなんですね‼」
「うわ‼」
「お願いします。わたしも仲間に入れてください‼」
「けど」
「それが命がけの戦いをすることくらい承知です‼」
「いいじゃない。けど、無理はしちゃダメよ」
「あなたには言われたなくないです‼」
「さぁ‼ 授業が始まっちゃうわよ‼」
帰路に着くことにしたので校門を出ようとしたところで、一刀が黒鉄一輝だった頃の妹の珠雫が走ってきたのであった。
そして今だに自分のことを兄と呼んでいる珠雫を巻き込ませるわけにはと突き放そうとしたが、先に言われてしまったので珠雫の次元武偵入りが決まってしまったのであった。
こうしてまた新しい仲間が増えたこと、そして、兄妹をやり直せるかもしれないという期待を抱きながらフラクシナスへ戻って行ったのであった。
これから一週間が経ったというのだ。