セシリアと天夏の勝負はもちろんのことながら天夏の完全勝利で片が付いたので、次は弥生の番が回ってきたのであった。
「朝宮さん。準備してくれますか?」
「はい‼ 行くよ。オーバーロード」
『久しぶりの空を満喫したいものですね』
「朝宮❢ おまえもか‼」
「この世の全てを燃やす黙示録の炎‼ 出でよドラゴニック・オーバーロード‼」
「なんですのこの炎は(゚Д゚)ノ‼」
「これは幻だ。行くぞ」
弥生はいつものように紅色の日本刀型機攻殻剣「ドラゴニック・オーバーロード」を呼び出して織斑千冬が怒鳴ったが構わずいつもの詠唱をして炎の幻影を纏いながら弥生の背後に白い爪に刀を持った二足歩行の紅のドラゴンが現れて弥生と融合して装甲機竜に変化して弥生はカタパルトに乗ったのであった。
「行こうか? ボクとオーバーロードの空へ」
『はい。行きましょう‼』
「天夏さんもですけど、弥生さんもかなりの機体ですね」
「弥生の機体はドラゴニック・オーバーロード。あれでもノーマルフォームだ」
「あれでまだノーマルフォームなんですのΣ(゚Д゚)‼」
カタパルトに乗って弥生は一夏が待つバトルフィールドに飛び立ったのであった。
セシリアは天夏のサンクチュアリガード同様に驚いていたので天夏が簡単に説明したのであった。
それがまだ初期状態であることを知ったセシリアは目が点になったのであった。
「弥生の機体なのか?(゚Д゚)ノ?」
「この試合は得物はいらないかな?」
『得物ですか? もうあるじゃないですか』
紅色の装甲機竜「ドラゴニック・オーバーロード」を纏った弥生と対面した一夏は目が点になっており、弥生はよからぬことを考えていたのであった。
そして試合開始のブザーが鳴ったのであった。
一方で
「珠雫。元気そうだったわね」
「そうだな。オレが兄だって気が付いているようだったけど」
一週間前に破軍学園に調査を依頼されていた一刀と祐姫はそこであの男と再会したのであった。
「久しぶりだね」
「誰だっけ?」
「人違いじゃないの?」
「いいのかな、黒鉄一輝‼」
「それは‼」
「やめるんだ‼」
理事長室へ向かう最中でIS学園襲撃事件で逮捕して服役しているはずのやつれているが桐原静也が二人の目の前で立ちふさがったのであった。
一刀は人違いだと言うと、桐原静也は何とアーマードライダーに変身できるゲネシスドライバーとメロンエナジーロックシードを手に持っていたのであった。
そして、それを二人が忠告したのにも拘らず装着して、
「変身‼」
「天下御免!」
「これがボクの新たな姿だ‼ 黒鉄一輝‼」
「ボクは黒鉄一輝じゃない、通りすがりの仮面ライダーだ‼ 覚えて置いて‼ 変身‼」
『KAMEN‼ RIDE‼ DDD ディケイド‼』
「わたしも付き合ってあげるわ‼」
『Driver‼ ON‼ please! シャバドゥビタッチヘンシ~ン‼』
「変身‼」
『シャバドゥビタッチヘンシ~ン‼ フレイム‼ プリーズ‼ ヒーヒーヒー‼』
「ショータイムよ‼」
下手すればインベスと言う魔物になるのに抵抗がない桐原静也は仮面ライダー斬月・真に変身してしまったのであった。
それに対抗するべく一刀がディケイドライバーでダークディケイドのカードをセットして仮面ライダーダークディケイドに変身して、祐姫は右手の黒い指輪でウィザードライバーを呼び出して切り替えて独特の音楽が鳴り出して、左手の赤い水晶の指輪の金具を下ろしてバックルになっている手にかざして赤い魔法陣が現れてそれがゆっくりと祐姫を通り過ぎて、祐姫は仮面ライダーウィザードに変身したのであった。