フィルフィは名を「小泉花陽」と改名し新しい体を手に入れて龍姫は無事に自分の体を取り戻してついでに入院しているアイズの見舞いに寄っていたのであった。
「アイズ。寝てるみたいだし帰ろうか」
「うん」
どうやら気持ちよさそうに寝ていたようで起こすのは悪いと思いそのままにして龍姫と花陽は病院を後にしたのであった。
それから一週間が過ぎたのであった。
「天夏と弥生のISスーツって」
「これ、所属先の支給品だけど」
予定通り現在天夏達はクラス代表決定戦の会場の第1アリーナで準備をしてたのであった。
今回は「ウィザードライバー」と「ディケイドライバー」が使えないが「装甲機竜」があるので問題ないのであった。
天夏は黒に白いラインが入った長袖に短パンと言う男性用で、弥生がお腹部分が白く肩などは赤いボディスリットとアームスリットとレッグスリットの三つに分かれている女性用の「モーションスリット」を身に纏いピットに向かったのであった。
「天河君に朝宮さんのISスーツは変わってますね」
「会社が支給してるオリジナルだ」
「さて、揃ったところで織斑、おまえが一番最初にオルコットとやることになった。一次移行はなんとかしろ‼」
「ええ‼ わかった‼」
「それじゃあまたね! セシリア」
「いい勝負をしましょ」
集合場所に到着したところで以前に織斑千冬が独断で倉持技研に作らせたIS「白式」
逆読みにするとあの「白騎士」になる待機状態の腕輪型が運ばれてきて至急試合が行われることになったので残った天夏と弥生は用意された控室に向かったのであった。
「また、この世界のわたしのISが」
「簪ちゃん」
その様子を人目が付かない場所から見ていたのは天夏達の世界の更識姉妹で二人はお揃いの水色のパーカーに身を包んでそのまま転移したのであった。
一方で一夏とセシリアの勝負は一夏が「零落白夜」を使って自滅したという結果で幕が下りて、現在カタパルトに天夏と弥生がいたのであった。
「天夏。頑張って」
「ああ」
「(こいつらのこの雰囲気は無糖コーヒーがいる)早くしろ」
「さてと、離れてくれ」
「貴様‼ その日本刀は‼」
「これがオレの専用機だ‼ 聖域の守護竜よ、今こそ我の元へ‼ サンクチュアリガード‼」
「何です(゚Д゚)ノ‼」
「行くぜ‼ サンクチュアリガード❣」
『久しぶりに我を纏うのは』
弥生は天夏にエールを送って天夏はそれに応えて日本刀型機攻殻剣「レアル」を呼び出して抜刀し詠唱して白い装甲機竜を身に纏ったのであった。
そしてカタパルトから勢いよく飛び立ったのである。
「それが、天夏さんの機体ですの。では約束通りに勝負と参りましょうか?」
『これがブルーティアーズか、実際に見ると遠距離型の様だな。天夏。民衆のご期待に添える戦いをしろ』
「勿論だ‼」
フィールドにブルーティアーズを纏ったこの世界のスミレことセシリアと対面した天夏はブザーが鳴るまでフリートークをしながら試合開始まで待ってそして開始のブザーが鳴った瞬間、同時に動いたのであった。
「ビット兵器だな」
『これがブルーティアーズの武装か』
「ブルーティアーズの円舞曲で踊ってくれますか?」
「そう言いたいのは山々なんだが、生憎、オレには先客がとっくにいるんでな‼ 魔神剣‼」
「剣だけでブルーティアーズをその場から動かないで‼」
「虎牙」
「ブルーティアーズはそれが全ては無いのですわ‼」
「破斬‼」
ブルーティアーズは牽制にレーザー光線を放ってきたがそれを日本刀「白狼」で切り裂き、そのままブルーティアーズから放たれたビット兵器を斬撃一発ですべて破壊して神速制御まがいの能力で距離を詰めて斬り上げと斬り下ろしの二段構えの「虎牙破斬」を繰り出した所でブルーティアーズの唯一の実弾兵器のミサイルが放たれたが、
「ウソですわ(゚Д゚)ノ‼ インターセプター!」
「カキ~ン」
「折れてましたわ(゚Д゚)ノ」
「オレはこれ以上するとまずいんだが」
『やはり、剣術を教えなければならんか?』
「参りましたわ」
「勝者❢ 天河天夏!」
現れたのは全く傷一つないサンクチュアリガードでそのまま斬り下ろしてきたのでセシリアは短刀「インターセプター」を呼び出したが完全に刀身が真っ二つにされて目の前にサンクチュアリガードの日本刀「白狼」の切先があったので天夏から降参するように申し訳なさそうに言われてしまったので、これにはセシリアは笑みを浮かべて棄権して天夏の勝利で終わったのであった。
「次は弥生の番だな」
「うん」
そして次の試合は織斑一夏VS朝宮弥生のカードになっていたので弥生も日本刀型機攻殻剣「ドラゴニック・オーバーロード」を呼び出していたのであった。
セシリアの「折れましたわ」は完全にあのアドリブの「折れたッ」でこの小説ではキャラ崩壊すると思います。