龍姫達がルクスとフィルフィの世界へ飛んでいる頃、並行世界のIS学園の教室へ部屋の鍵を貰いに来た天夏と弥生は箒とは別れて先ほど叱咤した一夏と一緒に教室で待っていたのであった。
「良かったです。まだいてくれたんですね。これが寮の鍵です」
「ありがとうございます」
「あれ? 確か家から」
「んなもん‼ 織斑先生が独断決行したに決まってるだろ‼ オレの背後で殺気まみれで突っ立ってるんだからな」
「チッ‼ 貴様、教師をなんだと思ってる‼」
「織斑先生! 落ち着いて‼」
「行くよ‼」
待っているとこの世界の山田真耶が部屋の鍵を持ってやってきたので受け取ったのであった。
一夏はしばらくは自宅通学のことを思いだしたが天夏が一夏に織斑千冬が独断決行したことを背後に出席簿が変形するぐらいに持っていた織斑千冬に聞こえるように言い、織斑千冬は舌打ちをして、天夏を睨んだので山田真耶が羽交い絞めにしている間に天夏と弥生は教室を出て行ったのだが、いつの間にか一夏はいなかったので先に寮に行ったのであろうと寮に向かったのであった。
「1026か」
「ボクも同じだよ‼」
「(゚Д゚)ノ‼」
「天夏ごめん‼」
寮に着いた天夏と弥生はお互いの部屋の鍵が同じだったのでどうやら同室にされたことに気付いたのも束の間に一夏が部屋のドアをノックしないで開けてしまったのであった。
弥生は縮地で一夏が開けた部屋に飛び込んだのであった。
その一夏を天夏が取り押さえていたのであった。
「落ち着いて(>_<)‼」
「はぁ、はぁ・・・弥生か?」
「良かった、あ‼」
なんと弥生が飛び込んで入った部屋は箒の部屋で箒はシャワーを浴びて出てきたところだったので、バスタオル一枚しか巻いていなかったので一糸纏わない状態同然だったので危うく一夏のラッキースケベを起すところだったのであった。
弥生が箒を取り押さえたのだがその状態が、
「済まないが放してくれないか? アウッ‼」
「取り敢えず、服、着ないと‼」
「済まない」
羽交い絞めにした際に勢い余って箒の胸を鷲掴みにしていたので箒は喘ぎ声を出していたので弥生は急いで解放して服を着るように言ったのであった。
「弥生、すまない。弥生も胸が大きいことが気にならないのか?」
「気にならないかな? そうだ‼ これあげるよ」
「これは? 下着ではないか(゚Д゚)ノ‼」
「ボクが愛用してるのだよ‼ それは新品だから‼」
「いいのか? もらっても」
「うん」
箒は大きな胸にコンプレックスを持っていたのだが弥生は自分より一回り大きい胸であることに気づいて質問したのだが今の弥生の主人格「凰沢美兎」のおかげで気にするはずがなく、弥生は自分が愛用しているあの可愛らしい猫をあしらった黒い下着をアイテムパックから未開封品を取り出して箒にあげたのであった。
弥生は箒との絆をまた紡いだのであった。