天夏と弥生が並行世界のISの世界でまたIS学園に入学させられて別人とは言え元姉の織斑千冬が担任をしている教室へ部屋の鍵を貰いに行っている頃、スミレは実家で久しぶりに義姉のアンナと一緒に帰省していたのであった。
「アンナ、スミレ。お帰りなさい‼」
「お母様、ただいまですわ」
「チェルシーも元気そうね」
「はい‼ お嬢様たちがいない間も屋敷をお守りしてました~!」
「疲れただろ、仕事もあるだろうがゆっくり休みなさい」
「はい‼」
スミレにとっては亡き実母に等しい存在になった義母が使用人達を連れて出迎えてくれて荷物を使用人に渡す際にナイトのカードデッキと予備のファムのカードデッキ以外を渡してカードデッキは予め着く前にポケットに入れておいたのであった。
アンナも槍と斧が使えるのだが何分、斧が使える仮面ライダーの種類が少ないので槍をメインに使うために義妹と同じナイトとファムを選んで持っているのである。
「姉さんは別に変身しなくても・・・」
「いいえ! 妹を守るのは姉として当然の務めですわ‼」
「お嬢様‼」
「チェルシー、あなたはまだ免許が取れないでしょ(゚Д゚)ノ‼」
血が繋がらなくてもアンナにとっては大切な妹であるスミレがアンデッドや魔物などと仮面ライダーとして戦っているのを黙って見過ごすわけがなく、完全にシスコンを患っているのだが、肝心のチェルシーがまだ運転免許が許される次元武偵特殊免許が授与されるのは満十五歳からなのでチェルシーはまだ十四歳なので仮面ライダーに変身はできるのだが、バイクなどを運転できないのである。
レアバードは運転できるが、流石に地球で空を飛行できるレアバードは警察が許さないので異世界限定になってしまうのであった。
一方で
「ただいま‼」
「朱音‼ お帰り」
「ごめん。遅くなって」
「急に仕事が入ったって。明が教えてくれたわよ」
「叔母さんが」
「疲れたでしょ」
軽井沢の実家に無事に戻ってきた朱音は家族に出迎えられて仕事で遅れていたことを叔母の明が知らせてくれていたようで、怒られなくて済んだようでそのまま使用人の千代さんに荷物を渡して自室に向かったのであった。
「ただいま‼」
「おう‼ 星奈」
「太陽お姉ちゃんと月華お姉ちゃんただいま‼ ヴィヴィオは?」
「ああ、今日はストライクアーツの修行に行った」
「ヴィヴィオも頑張ってるんだ」
超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの実家に戻ってきた星奈は義姉二人に出迎えられてたのであった。
一方で、
「ヘレナさん‼ フィルフィは‼」
「あ、それだったら元の世界へ帰っちゃったけど?」
「ありがとうございます‼」
「待ちなさいよ‼」
「どうしたんだ?」
「龍姫さんと星龍さんがフィルフィさんの事を聞きに来たんですけど、聞いたら急いでフィルフィさんの世界へ行っちゃったんです」
「‼」
「一真‼」
「追かけましょう」
フィルフィを助けるため行き先である飛行島の宿屋に来たのだがフィルフィがいなかったのでヘレナに聞くとなんとフィルフィは敢て龍姫に嘘の行き先を伝えて元の世界へ帰って行ったのだとヘレナに聞かされて龍姫と星龍は急いでフィルフィとルクスの世界へ飛んだのであった。
そこにいつものジャケット姿の剣崎一真がやって来てキャトラ達に事情を聞いた瞬間に何かに感づいたようで血相を変えて大急ぎで龍姫達を追ったのでアイリス達も付いて行くことになったのであった。