並行世界のISの世界での出張生活を送ることになった天夏と弥生は二人とも同じクラスになったがまさか並行世界の自分達と同じクラスになったのであった。
もちろん、こっちにも山田真耶がいるは同じで副担任のは最初と同じで天夏と弥生の自己紹介の出番が回ってきて弥生が終わったので、
「同じく織斑と同じく男でISを動かした。ヴェスタWSCのテストパイロットだ。趣味は散歩、特技は武芸などだ‼ で以上だ」
「婚約者さえいなきゃ良かったのに(*´ω`*)」
『弥生、なんで婚約者だって言ったんだよ?』
『いいじゃない、こっちの世界には少しだけしかいられないんだし‼』
『そうだな(>_<)』
天夏は自己紹介を行ったが弥生が婚約者宣言をしたのでクラスの大半が女子のこのIS学園の空気が重くなったがそんなことを気にするほどの弥生ではなく人格者の「美兎」のこともあって相変わらずのマイペースぶりだったのである。
そして、
「織斑一夏です・・・・以上です‼」
『嫌な予感がするけど、防いでおく?』
『そうだな(´・ω・`)』
織斑一夏の自己紹介が終わったのだが天夏と弥生はこれから起きる出来事を予知したので、
「シュッ‼」
「誰だ‼」
「織斑先生、なんです? その出席簿は?」
「貴様‼」
「暴力にすぐ出るのは悪い癖ですね」
気配を消して教室に入ってきた織斑千冬が実弟の背後から振り下ろされた出席簿目掛けてシャーペンを命中させて止めたのである。
弥生はいつもの雰囲気ではなく少しだけ気を放って織斑千冬の行為を咎めたのである。
生徒に注意されるという現状を気に入らなかった織斑千冬は弥生目掛けて出席で攻撃を仕掛けてきたのである。
だが弥生そして天夏はこのような攻撃には慣れているので、
「ド~ン‼」
「うっ‼」
「織斑千冬先生。人と言うものを学んでから教師になるべきですね」
「千冬姉(゚Д゚)ノ‼」
「山田先生。お願いします」
弥生は振り下ろされた腕を掴んでしゃがんでそのまま柔道の一本背負いで投げ飛ばしたのであった。
まさかモンド・グロッソを制覇した織斑千冬がいとも簡単に投げ飛ばされるという光景にクラスは呆然としており投げられた織斑千冬はまさか自分が投げられるとは思ってなかったが受け身を取ったのは良いが気絶して、実弟の織斑一夏はウソダドンドコドーン状態に陥っていたのであった。
天夏と弥生は何食わぬ顔で山田先生に進行をお願いしたのであった。
もちろん、
「あの人、ちゃんと教員免許、持ってるのかな?」
「いや、あんなことをするところを見ると持ってないだろな」
BOARDの所長「烏丸啓」のパソコンにその映像が天夏と弥生の伊達眼鏡を通して送られてきたのでその場にいた研究員一同が織斑千冬の問題行動に呆れていたのであった。