世界を旅する神   作:天龍神

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並行世界のISの世界

剣心に行き先を教えてもらわずに転送した天夏と弥生は無事に仕事先の世界へ到着したののであった。

 

「あれ? 弥生は? なんでオレ、学ランなんだ? それも空港前? ん? IS学園? ってことは‼ あのバカ叔母‼」

 

「うるさいですわよ‼」

 

「あ、ごめん・・・(スミレ?あいつは別件だったような、もしかしてオレって並行世界に来たのか(゚Д゚)ノ‼ 帰ったら文句言ってやる<`~´>‼)オレは天河天夏、よろしく」

 

「これは失礼しましたわ‼ わたくしはセシリア・オルコットですわ。どうやらIS学園に行くようですね。どうです? お送りしますけど?」

 

「(学ランでバイク乗るのは不味いしな、それに弥生と逸れちまったし)お願いしようかな」

 

【どうやら此処は別世界のISの世界らしいな】

 

転移したまでは良かったのだがなぜか着ていた服がいきなり学ランになっておりポケットにはIS学園の生徒手帳が入っていたのだが、肝心のパートナーの弥生がいないことに気が付いたのだがそこにあのスミレになる前のセシリア・オルコットに遭遇したので自己紹介をして一緒にIS学園へオルコット社の車に乗せてもらうことになったのであった。

 

どうやら天夏と弥生は別の場所に飛ばされてパラレルワールドのISの世界が仕事先になっていたのである。

 

一方で、

 

「が~ん(゚Д゚)ノ‼ ISの試験会場(゚Д゚)ノ‼ なんで(゚Д゚)ノ‼」

 

どうやら弥生はISの試験会場に着ていたジャケットではなくセーラー服に髪型はポニーテールからツインテールに束ねて髪色は黒のままでISの試験会場に立っていたのである。

 

「伊達眼鏡掛けてるだけなのに、こんなに印象って変わるんだ?」

 

「おまえ‼」

 

「?」

 

「勝手にうろつくなと‼」

 

取り敢えずアイテムパックから折り畳みの手鏡を取り出して自分の顔を見た弥生は黒縁の伊達眼鏡を掛けた状態で飛ばされたことを察して移動しようとした矢先に黒服の男に呼び止められて如何にも捕まえる気満々で掴みかかって来たので、

 

「あぐぅ(゚Д゚)ノ‼」

 

「誰と、間違えてるんですか? ボクは朝宮弥生ですけど?」

 

「すいませんでした(゚Д゚)ノ‼」

 

「お~い‼ 弥生‼」

 

「天夏‼」

 

「お知り合いでしたの? わたくしはセシリア・オルコットです。お見知りおきよ‼」

 

「(スミレ? と言うことはパラレルワールド! 一応名乗っておくか)ボクは朝宮弥生。よろしく」

 

そのまま腕をひねり上げて関節技を極めて人違いだと認識させて黒服の男はどっかに去っていったところに最愛のパートナーの天夏と合流をして並行世界のスミレことセシリア・オルコットと遭遇してISの試験に臨むことになったのであった。

 

もちろん、

 

「弱すぎるんじゃないの~‼」

 

【弥生様。やりすぎですけど・・・】

 

「さてと、帰るか」

 

【顔を洗って出直してこい!】

 

と一瞬で片付けて問題なしの合格を得て会場を後にしたのであった。

 

そう天夏と弥生の旅が始まったのだ。

 


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