ベル・クラネルがなぜか気絶していたので起こした途端いきなり悲鳴を上げて全力疾走で逃走しようとしたのでセドナが捕まえて大人しくさせてこのままにしておくのは気が引けないので町まで送ることになったのであった。
「すいませんでした」
「まさか、ベル一人しかメンバーがいないとは(゚Д゚)ノ」
「けど、次元武偵になる前は何処も門前払いでしたので」
「まぁ、そう簡単に雇ってもらえるとは思えないからな(オレも就職して初日に職場が無くなったし)」
ベルを自宅まで送った一行はまさか廃墟同然とは思ってなかったようで、そこで男女二人で暮らしていることに驚くのは無理もないのである。
剣崎一真もこの前恋人が出来たばかりだが同棲はしていないというよりお互いが異世界で暮らしている上に生徒と教師という身分の為にできることはないが流石にマズいと考えていたのであった。
ベルがギルドに門前払いをされていたことを話したので一真も就職したBOARDが一夜で壊滅して残高が二桁しかなかったり、アパートを強制退去させられたりと踏んだり蹴ったりだったことを思いだしていたのであった。
「あ‼ 一真さん、これ渡しておきますね」
「カプリコーンアンデッドのカード(゚Д゚)ノ‼」
「確か、この前の授業でカプリコーンアンデッドは上級アンデッドで卑怯な戦法を好む性格でしたよね」
「ああ。まさか」
「倒して封印して来ました」
「そっか二人も仮面ライダーだったもんな」
勝美はここに来る前に封印した♠のカテゴリーQ「カプリコーンアンデッド」のラウズカードを一真に渡したのであった。
それを見たベルは以前一真がアンデッドに関する授業をしていたことを思い出してそれが上級アンデッドであることを認識したのであった。
一真は勝美と理輝が仮面ライダーであることを思いだしたのであった。
一方で、
「ベルトさん、天夏と弥生、大丈夫かな?」
『そればかりはわたしもわからない』
超神次元ゲイムギョウ界のルウィーの実家のガレージでトライドロンを洗車していたなぎさはドライブドライバーことベルトさんに弥生がまた精神崩壊を起さないか心配で話していたのであった。
流石のベルトさんもそればかりはわからないと言い、なぎさはいつでも助けに行けるように別のベルトも用意されていたのであった。
『トライドロンではIS学園には乗り込めないからな』
「ごめんね、あまり活躍させてあげらないで」
【安心しろ。妾が着いておるのだ。このオートバジンと機攻殻剣としてな】
「(もし、天夏と弥生が行く世界が並行世界のIS学園だった場合、向こうのわたしがいるんだよね、ラウラ・ボーヴィッヒとして)」
予備としてファイズギアとオートバジンにクジキリコンゴウの人格を転写したセットを現在アイテムパックに入れているのである。
もし助太刀する世界がIS学園が存在する世界ならもう一人の自分「ラウラ・ボーディッヒ」に出会いそして戦うことになるのだろうと考えていたのであった。