奈凰海が龍音達と同じ中学校に通うことに決まって神楽堂という名字を貰って新しい生活を送ることになったのであった。
一方で
「ピ・ピ・ピ♪」
「う~ん・・・!?」
「ダメだよ‼ 剣崎さんと天馬達が来なかったら転生の間へ送られてるよ」
「(口が動かない)」
「急所と脊髄と脳が無事だったから良かったけど、手当たり次第に骨折してるし、肋骨が肺に刺さってたし」
「(どうしよう、どうやって伝えれば)」
「伝わってるよ」
「(え(;゚Д゚)‼)」
ウダイオスに挑んで完膚なきまでに倒されて戦闘不能に陥ったアイズはそのまま天界の病院に緊急搬送されてその日に緊急手術を受けて数時間後、気が付いたが自分がどうなっているのかわからない状態だったので動こうとしたがウダイオスにやられて骨折した全箇所に激痛が走り、そこに白衣姿の龍美がやって来て怪我の度合いを説明されたのであった。
だがどうやら頭部も数か所骨折していたらしく口が動かせないほど顎もやられて完全にギプスが巻かれて両目にも包帯を巻かれていたのであった。
もちろん両手足は完全にギプスでグルグル巻きになっていた上に肋骨を折れていたので同じようにバストバンドがグルグルにまかれて首もコルセットで固定されているというより完全にミイラ状態で呼吸が出来るように鼻の形に固定されているギプスに鼻の穴の部分にちゃんと穴が開けられており食事は完全に点滴で補っている状態でバイオリアクターまたは治療用のカプセルに入れられているのであった。
アイズは口が動かせないので困っていたら龍美が伝わっていると返したので表情には出せないが驚いていたのであった。
「アイズは無意識に念話が出来るようになっていたんだよ」
「念話?」
「簡単に言えば、テレパシーだね。このままの調子で行けば、全治二週間だね。オラリオのお祭りには間に合うよ」
『ありがとう』
「医者として当然のことをしたまでだよ。それじゃあ」
『ちゃんと言えなくても伝わる。こういうことなんだ』
そう、なんとアイズは無意識に念話で会話が出来るようになっていたことに気付かされたのであった。
龍美からこのまま安静にしていれば天界の医療技術を持ってすれば全治二週間だと告げられて龍美が出ようとしたので念話でお礼を言うと龍美は医者として当然だと言って出て行ったのであった。
一方で、
「あ‼ ベル‼」
「起きろ‼」
「‼ ぎゃぁっァァぁ(゚Д゚)ノ‼」
「はい‼ なぜ逃げるんです?」
「落ち着け、オレだ‼ 剣崎一真だ‼」
オラリオのダンジョンでウダイオスを倒した剣崎一真御一行は人の気配を感じたのでそのまま感じた方向へ向かうとベルが気を失っており近くに魔物が潜んでいたのですぐさまベルを起したらいきなり悲鳴を上げて逃走しようとしたのでセドナがとっ捕まえて落ち着かせたのであった。
「大方、ベルが泣き叫んでる間に片付いたぞ」
「ほへ(゚Д゚)ノ?」
「ベル、なんで一人なんだ? ヘスティア達は?」
「え~と(゚Д゚)ノ‼」
「取り敢えず、オレたちと一緒に戻ろう」
ベルが気を失っている間に周辺にいた魔物は勝美と理輝が人間体で機攻殻剣で片付けて血払いをして鞘に納刀しベルを連れて街に戻ることにしたのであった。
アイズをライダーにするなら、「ナイト」・「ファム」・「ブレイド」・「カイザ」くらいかな?