世界を旅する神   作:天龍神

3 / 122
作戦実行‼

天夏達が銀行強盗事件を解決に取り掛かっている頃銀行内にいる強盗犯達はというと警察に人質を盾に要求を出していたのであった。

 

「これじゃあ突入が出来ないな」

 

「人質がどうなってもいいの?」

 

「キャ~(゚Д゚)ノ‼」

 

「(どうすればいいんだ)」

 

強盗犯の要求内容は至って簡単で警察の特殊部隊の退去と逃走用の車両で銀行に立てこもっていたのであった。

 

剣崎一真は警察の目が届かない野次馬の後ろの方から何処からか侵入する場所を探していたのであった。

 

「変身‼」

 

「あれはたしか・・・朱音ちゃんとスミレちゃんの声だ。変身って、まさか‼」

 

剣崎一真はどうにか野次馬の外へ投げ出されてその瞬間にスミレと朱音が仮面ライダー龍騎とナイトに変身した声を聞いたようでその路地へ向かったのであった。

 

「なるほど。あの二人と一緒で窓ガラスに入って行ったんだな。‼ 此処のドアなら」

 

「カチャ‼」

 

「なんで開いてるんだ? まぁいい‼」

 

天夏達が居た路地にはもう天夏達が中に入って行った後だったのであたりを見まわした結果銀行の裏口らしいドアを見つけてドアノブを回してみたらなぜか鍵が掛かってなかったので一旦ドアを閉めてゆっくりと右手に♠Aチェンジ・ビートルのカードを持ったまま右手の甲を外に向けて伸ばし切った瞬間、勢いよくジョーカーラウザーにチェンジ・ビートルのカードをラウズして

 

「変身‼」

 

青の異形の仮面ライダーになってを銀行内に侵入したのであった。

 

もちろん律儀にドアの鍵を閉めたのであった。

 

「こうなったら」

 

「うぇ~ん;つД`)‼」

 

「犯人に告ぐ‼ 完全に包囲した‼ 人質を今すぐ解放しなさい(゚Д゚)ノ‼」

 

相変わらず警察と強盗団の駆け引きがまだ続いていたのであった。

 

人質は銀行員とお客を含めて合計で十人と少なかったが強盗団のうち何人かがISを待機状態で身に着けていたので警察は何もできなかったのである。

 

「流石の警察もISには敵わないってとこねアハハハは(^O^)/‼」

 

強盗団の数人が勝ち誇ったかのように高笑いをしながら裏口に通じるドアを見張っている強盗団の構成員がドアを開けて入って行った瞬間、

 

「ダリナンダアンタイッタイ(誰なんだアンタ一体?)」

 

「おまえが言えた口か化けもん(゚Д゚)ノ‼」

 

「ウェイ(゚Д゚)ノ‼」

 

「(剣崎さん? いいタイミング。こっちも)」

 

初めて入った通路は一応一本道だったためか入ってきた強盗犯はブレイドジョーカーに変身している剣崎一真と鉢合わせし剣崎はいつも通りに構えたが初めてみる仮面ライダーに驚いた強盗犯は持っていた拳銃を乱射したが剣崎は元の世界の仲間である橘朔也が変身している仮面ライダーギャレンの銃撃を見ていた所為かあっさりと仮とは言え持っていた剣で防いで気絶させてしまったのである。

 

これに好機を見出したスミレと朱音と弥生は強化ガラス前に立っていた強盗犯数人の項に向かって、

 

「ドサッ‼」

 

「もう大丈夫よ」

 

「観念するんだね」

 

「こっちにはISがあるんだよ‼」

 

「弥生。剣崎さん。後は任せます‼」

 

「ああ」

 

延髄斬りの要領で鏡から奇襲として蹴り込んで気絶させて無事に強盗犯から人質を救出した弥生達はISを持っている強盗犯のリーダーと対面したのだ。

 

IS「ラファール・リヴァイヴ」を纏った強盗犯のリーダーを弥生と天井に隠れている天夏と剣崎に任せてスミレと朱音は人質を連れて外へ変身したまま撤退したのであった。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。