人類基盤史研究所「BOARD」で相川始が持って帰って来たバイパーからもらったISの参考書を読みまわしていたのであった。
「読んでみたが、どれもライダーシステムに応用できそうにない」
「それにほぼ女性しか扱えないのは、融合係数の関係だろ」
「仮面ライダーになった男性は乗ることが出来る可能性が高い」
「テロを犯してまで広める価値があったかと言うのは問題だ。宇宙に行くためなら普通に宇宙に行って映像を撮影してこればいいだけ」
「当時高校生の二人がやらかした結果が幼い子を地獄へ落としたという現実」
「そして、それに深くかかわった六人が命を落とし転生したということだ」
ISの参考書を読みまわし終えて出た結論がこれを元に新しいライダーシステムを作ることが出来ないという結論に至ったのであった。
流石のBOARDの所長の烏丸でも白騎士事件のことはやりすぎだと斬り捨てたのであった。
アンデッドから人々を守ってきた仮面ライダーである二人は呆れて物が言えなかったのであった。
ところ変わって、
「確か、この辺りでいいんだよな」
「そうだよ」
「‼」
「チッ‼ また避けたのか‼ 今度はガキなのか‼」
「理輝。行けるか?」
「勿論。来い‼ カブトゼクター!」
「ガキの癖して‼」
レゾナンスの路地で剣崎一真と山田真耶を襲ったが戦略的撤退をして姿を晦ましていた矢沢こと♠のカテゴリーQの唯一の男性個体のカプリコーンアンデッドの反応をBOARDのアンデッドサーチより先に天界の方が見つけたが流石に生身でも戦えるとはいえセドナと天馬と瑛夏の身を案じてオラリオに向かってもらい勝美と理輝はカプリコーンアンデッドの反応があったレゾナンス付近の並木道にやってきて、態と不意打ちが可能な場所で停止した瞬間、予想通りのブーメランが飛んできて二人は無駄のない動きで躱した後飛んできた方向を向き直すと矢沢という男に擬態しているカプリコーンアンデッドがサングラスを掛けて立っていたのであった。
二人を見るなりガキと見下したカプリコーンアンデッドは本来の姿のヤギのアンデッドの姿に変化したので、勝美は恋龍が設計作成したブレイバックルに♠のカテゴリーA「ビートルアンデッド」ではなく、カードファイトヴァンガードのロイヤルパラディンのFV「ういんがるぶれいぶ」を入れてベルトが巻かれて剣崎一真と同じく右腕を挑発するように指を動かしながら伸ばしていき、理輝は右腕を伸ばして天に向って高らかに大声で叫んで赤いカブトムシの小さな機械が飛んできてカプリコーンアンデッドを攻撃して転倒させた後、理輝の右手に納まり腰に銀色のベルトが巻かれ、二人同時に‼
勝美&理輝「変身‼」
「TURN UP‼」
「HENSHIN‼」
「コケにしやがって‼」
「理輝。キャストオフは良いのか?」
「それじゃあ、勝美が変身した意味ないよ」
勝美は展開したオリジナルのオリハルコンエレメントを潜り抜けて剣崎一真と同じ銀色のヘラクレスオオカブトをモチーフにした青い仮面ライダーブレイドに変身し、理輝は銀色と赤い装甲に複眼は青いスーツは黒い仮面ライダーブレイドと同じくモチーフはカブトムシの仮面ライダーカブトに変身したのであった。