龍姫に超神次元ゲイムギョウ界で唯一の島国であるリーンボックスの街が見渡せる丘の上に転生したナオミはアイテムパックを腰に装着して街にある武偵所本部を地図を見ながら歩道を歩いていたのであった。
「ここよね? 入ってみるか?」
現在ナオミは戸籍が無い状態なため仕事がもらえなくはないが流石にマズいので戸籍を手に入れるために武偵所にやってきたのであった。
取り敢えず中に入ることにしたのであった。
「受付に行けばいいのね?」
ナオミは武偵所の受付のカウンターに設置してある番号が書かれている紙が出てくる機械から番号が書かれている紙を取って待合ロビーのベンチに座って番号を呼ばれるまで待つことにしたのであった。
しばらくして自分の番号を呼ばれたので受付に向かったのであった。
「今日はどのような件でご利用ですか?」
「此処で戸籍が作れるって聞いて来たんですけど?」
「では、お名前をお教えできますか?」
「ナオミ。名字は無いんです」
「ナオミ。ちょっとお待ちしてもらっていいですか?」
「はい」
受け付けで戸籍を作ることにしたのでナオミは名字を失くしていたので名前しか言えなかったので受付の人が何か思いだしたかのように後ろの方へ下がって行ったのであった。
しばらく待ってみることにしたナオミは内心不安を募らせていたのであった。
前世ではノーマとして迫害されたあげくの借金まみれになった上に殉職してしまったのだからもちろん両親にも捨てられたのだから。
そして受付に女性が戻ってきて何やら書類を持っていたのであった。
それは龍姫がナオミの里親を探しておいたものだったのである。
「神楽堂様が養子なさってますね」
「神楽堂?」
「はい。このリーンボックス武偵所本部の本部長の神楽堂恋龍の兄、神楽堂龍臣・すずか夫妻が養子に引き取る手続きを成されてますね「神楽堂奈凰海(ナオミ)」として、これがその戸籍表です」
「ありがとうございます。どこへ行けば?」
「だったら、ボクが連れって上げるよ。ようこそ、このリーンボックス次元武偵所本部、所長で君の義理の叔母になる、神楽堂恋龍だ」
「え~と、失礼だと思うけど、歳は?」
「18だ。お兄ちゃんは、22歳だ」
「わたし14歳ですよ(゚Д゚)ノ‼」
「ボクは気にしない。それに早く姪っ子に会えてよかった。さぁ、行こうか」
ナオミは龍姫が前もって養子の受け入れ先を幼馴染みの兄夫婦が受け入れてくれるように手配していたようでナオミはうれしかったのである。
そこに義理の叔母になる恋龍がやって来て歳が近かったので驚いたが一緒に家まで行くことになったのであった。
こうしてナオミは張れて「神楽堂奈凰海」として新しい人生をスタートしたのであった。