士道と十香の二人は無事にフラクシナスへ帰って来たころ天界にある転生の間にまた新たな魂がやってきたのであった。
「此処どこ?」
「ようこそ。転生の間へ」
「転生の間?」
「簡単に申しますと、新たな自分に転生してもらう場所ですね」
「つまり、わたし生き返るの(゚Д゚)ノ‼」
「はい、申し遅れました。わたしはあなたを担当する「タギツヒメ」と申します」
「わたしは、ナオミ。名字は奪われて、無くなったから」
「生前は借金がすごかったらしいと記録が出てましたが死んでしまったことで借金は帳消しなってますね」
「よかった。転生してまた借金地獄なんて嫌よ‼」
転生の間にやってきた魂はピンクの長い髪を二つの団子結びにしてポニーテールように束ねている紫色の瞳の龍音と同じくらいの年頃らしくその割には龍音には敵わないがプロポーションは平均以上という少女でタギツヒメで白の着物に藍色の袴に頭に龍の紋章が彫られた鉄板が付いた鉢金という物をして髪型はツインテールではなくポニーテールに白い布で束ねている龍姫が今回の道先案内人ならぬ道先案内神の仕事を任せれることになっていたので士道と十香がタスクを迎えに行くということになったのであった。
龍姫が担当する魂の記録資料を見ながらどこへ転生させるか考えていたのであった。
「ご希望はありますか?」
「取り敢えず戸籍とお金と住むとこがあればそれで十分‼ 借金さえなければ‼ それとこの姿のままでお願い‼」
「わかりました。転生先は超神次元ゲイムギョウ界のリーンボックスです。到着したらリーンボックス武偵所本部を訪ねてください。ではご武運を‼」
ナオミと龍姫はお互い話し合った結果、超神次元ゲイムギョウ界のリーンボックスに転生させることになったのである。
ナオミに最後に何か希望があれば許す限り提供すると言うと借金0の生活できる所持金と通帳と住居と戸籍と言うわかりやすい要望だったので龍姫も受け入れてナオミを転生させることにして転生したら武偵所を訪ねるように言って転生させたのであった。
「此処がリーンボックスね。え~とこれよね」
転生されたナオミは目が覚めると街が見える丘の上にいたようで街を見渡した後転生する際に要望した物が入っているポーチ即ちアイテムパックの中身を確認することにしたのであった。
「財布に、印鑑、スマートフォン? それと地図と手紙とこの液体が入った瓶か、取り敢えず手紙を読むか」
通帳以外が入っていたようでナオミは龍姫からの手紙を読むことにしたのであった。
「これを呼んでると言うことはちゃんと転生されているようですね。通帳は武偵所で用意されます、戸籍は武偵所で確認してください。それと一緒に入っていた液体はいざという時に飲んでくださいか、楽しい再スタートが始まったよ‼ さてと、武偵所へ行きますか‼」
一緒に入っていた手紙には敢て敬語で書かれていた文章で通帳や戸籍に関することなどが書かれていたようでナオミは手紙を読み終えるとアイテムパックに締まってリーンボックスの街の武偵所本部へ向かって第二の生を満喫するために歩み始めたのであった。