スミレと朱音が各自実家に戻っている頃、新たな人生を生きることにした旧名アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギこと近衛素奈緒は現在付き人のモモカ・荻野目と一緒に超神次元ゲイムギョウ界で暮らしているのであった。
「龍姫と星龍にホント借りが返しきれないわね」
「本当ですね」
「この武醒魔導器のおかげで魔法が使えるようになるなんて、思ってなかった」
「素奈緒様もあれから龍姫さんを見習って剣術を学び、日夜命がけの次元武偵生活を送って、どんどんたくましいです」
「ノーマ。けどあとで、ノーマという名前の人物に会うなんて思ってなかった。あの子は名前はノーマだけどノーマじゃない普通のトレジャーハンターだって胸張って言えるなってね」
龍姫に命を救われて新たな道を作ってもらった素奈緒は何年掛かっても龍姫に借りを返せないだろうと語ったのであった。
あれから軍に居た時に身に着けた戦闘術を駆使した剣術などを修得してそれで現在次元武偵B級ライセンスを取得したばかりである。
ところ変わって天夏と弥生はそれぞれの実家に戻っていたのであった。
「ただいま~‼」
「弥生お帰りなさい」
「うん。三日後にはお仕事でしばらく帰れないけど」
「折角、姉妹の絆の手術をしようとしたのに(゚Д゚)ノ」
「あのね」
「カスミちゃんはお姉ちゃんの妹でしょ、慰めてよ(゚Д゚)ノ‼」
クジョウ島の実家に戻った弥生はセツナ達と一緒に戻ってきて三日後に仕事でしばらくは帰れないと明かしたのであった。
久しぶりに姉妹でいられると思っていた朝宮睦月はひどく拗ねていたのであった。
一方で
「天夏と弥生は夫婦そろって仕事か?」
「まだ結婚できる年齢になってねえよ」
「あの弥生と天夏お兄ちゃんの子か」
野井原の実家に兄妹そろって戻っていた天夏は弥生達の仲を応援されていたのであった。
相変わらずの雰囲気で三日後の仕事の準備を始める天夏であった。
「一刀も次元武偵として頑張ってるようで良かった」
「うん。父さん」
一刀も実家に戻って家族と楽しいひと時を楽しんでいたのであった。
「お姉ちゃん、学校はどう?」
「楽しんでるわよ」
「よかった。妹が行くであろう学校の雰囲気が良くて」
祐姫も実家の神崎家に戻って兄弟達と仲良く話をしていたのであった。
「さてと、授業が終わったし、オラリオに行ってみるか」
「ブ~ン~」
「そういえばこいつに自動操縦機能があったの忘れてた」
第一茶熊学園の授業が終わってオラリオに行くことにした剣崎一真は男子寮に戻るために校門目指して歩いていたところに相棒のバイクで燃料をガソリンからルーンで動かせるように改造された自動AI持ちの「ブルースペイダー」が自動で走って来て自分の前で止まったのであった。
「まさか、悩みの種だったのが嘘のようね」
サリアは大龍に悩みだったぺったんこだった胸の事を話したところ熱心になって施術を施してくれた成果でまだ出会って一週間弱ほどしかたってないのに真ん丸に成長した自分の胸を見てうれしそうにしていたのであった。
趣味のコスプレに関しては勇龍達など仲間が出来たらしく勇龍達とはたまにだが一緒に街のショップ巡りに行くほどの仲良くなったのであった。
「こっちですね」
一足先にオラリオに戻っていたベルは主神であるヘスティアともにダンジョンに潜っていたのであった。
そう、一目惚れとは言えアイズの隣に立ち戦うためでもある。
一方で、
「今度はどこだ?」
「ブ~ン‼」
「‼」
「(剣崎‼)」
BOARDが作った試作品の転送装置で今度はアラマキ島に転移させられた仮面ライダーカリスでありジョーカーアンデッドである相川始は街道を道なりに歩いていたところであるバイクに乗った人物とすれ違ったのであった。
それが友である剣崎一真だったことに