ローカストアンデッドが若干12歳の少年に虫嫌いとはいえ手も足も出ないで緑色の血を流しながら息絶えてしまったのであった。
流石に耶倶矢達もこれには苦笑いをしながら一目散に恐慌状態のカロルを抱えて逃走したのであった。
幸いにも防犯カメラが設置されてない場所だったので顔を撮られていなかったのであった。
「橘さん‼」
「睦月。一足遅かったようだ」
「これ、一体誰が?」
「後姿だけだがハンマーを持った生身の少年がやったらしい」
「子供に(゚Д゚)ノ‼」
先ほどの声の主はBOARDの職員で剣崎一真の先輩である仮面ライダーギャレンの変身者である橘朔也と、現在大学生の青年で仮面ライダーレンゲルの変身者の上城睦月がローカストアンデッドの亡骸を見て驚いていたのであった。
橘朔也は後姿だけだがカロルを目撃していたようでローカストアンデッドの傷跡からカロルが何度もハンマーでタコ殴りにしたことに気が付いたのであった。
それを聞いた上城睦月は驚いていたのであった。
一方で
「もっと‼ 腰を下ろして‼」
「とう‼」
「やってる‼」
名深市魔法少女バトルロワイヤルを解決して平穏な生活を送っていたスノーホワイトこと姫河小雪は現在神姫化して白と紅と黒のバリアジャケット姿の龍音に剣術をはじめとするあらゆる護身術を教わっていたのであった。
場所は名深市のシスターナナが拠点にしていた廃墟で行っているのである。
今回は龍音の幼馴染みの一人である天龍もヴィヴィオのバリアジャケットの白黒版のバリアジャケット姿で交代制で鍛錬を付けていたのであった。
今やってるのは剣術の基本「素振り」を行っているのであった。
元は支援型の魔法少女なので竹刀とはいえこういったことは慣れてなかったのではじめのころは50回が限界だったが今では、
「198‼ 199‼ 200‼」
「今日の素振りのノルマは達成ね。けど、まだ初歩段階だからね‼」
「うん(アスナちゃん達は重くないのかな?)」
問題なく200回の上段からの素振りを熟すほど体力が付いたようで龍音からまだ序の口と釘を刺されていたのであった。
スノーホワイトは軽い金属とはいえ真剣の日本刀を軽々と振るう龍音達を見て感心していたのであった。
「次は、軽く実戦形式でやってみる?」
「うん‼」
次の鍛錬は軽い実戦形式での模擬戦を行うことにしたのだった。
「力みすぎ‼ もっと肩の力を抜いて‼」
「魔神剣‼」
「そんなんじゃ、足止めも出来ないわよ‼」
といった感じで時間が許すまで鍛錬が続いたのであった。
「天夏達にあの仕事をやってもらおうかしら」
自宅の書斎で天界の仕事をしていた剣心は天夏達にある仕事をしてもらうことを思いついたのであった。
それが天夏達を含む次元武偵達の転機になろうとは知る由もなかったのであった。