八舞耶倶矢は仕事である別次元の世界にやってきたのであった。
その場所は、
「カロルが暴走していないことを祈るよ(´・ω・`)」
『まぁ、アンデッドには虫以外がいますから大丈夫ですよ。多分(´・ω・`)』
なんと剣崎一真の故郷の地球に先に乗り込んでいたであろうカロル達を手伝いに来たのだがカロルが暴走していないかと思いながらペンダント型インテリジェントデバイス「楓雅」と一緒に現場に向かったのであった。
「此処がローカストアンデッドが出るんだよね?」
「あ、耶倶矢‼」
「カロル‼ ユーリさんも‼」
「おう‼ 今日は耶倶矢が手伝いに来たのか。槍だけじゃなく剣も出来るようになったって聞いたぜ‼」
「勿論です‼」
今回の目的は♠のカテゴリー5「ローカストアンデッド」を封印若しくは倒すという仕事を受けているのである。
耶倶矢は神姫に覚醒してから槍術だけではなく剣術も夕弦と切磋琢磨しながら仕事を行っている日々を送っていたのであった。
今回はまさかのBOARD付近の雑木林だったのである。
「ん? これイナゴ? なんで?」
「どうやらお客さんだぜ‼」
「う~‼」
現場で待ち伏せていたらなんと小さなイナゴが飛んできたので辺りを見回した所なんと物凄い数のイナゴを含むバッタの大群が飛び跳ねていたのであった。
そしてその中に人間くらいの大きさの目的のローカストアンデッドを発見したので一斉に武器を構えたのであった。
此処で注意してほしいのがカロルが大の虫嫌いという点である。
弾が仮面ライダーガタックに変身した時は視界に入らなかったが、今回は見渡す限りのバッタの大群とバッタのアンデッドのローカストアンデッドが討伐対象になっている今回の仕事内容だ。
もうお分かりだろう。
「ブ~ン‼」
「カロル‼ 間に合わねぇ‼」
「しまった‼」
「え? むむむ虫ぃいぃぃぃ(゚Д゚)ノ‼」
「誰だ‼」
「チッ‼ 行くぞカロル‼」
「虫虫虫・・・(゚Д゚)ノ<あqwせdrftgyふじこ‼」
そうカロルはローカストアンデッドに持っているハンマーで殴り倒してそのまま馬乗りになって和尚さんが叩く木魚のごとくローカストアンデッドをタコ殴りにし始めたり、リタからもらった殺虫剤を使ったりとローカストアンデッドが夥しい緑の血を流しながらバックルが開いているがもう既に封印不能レベルにされた所で誰かの声が聞こえてきたので恐慌状態のカロルを抱えて一目散に逃げることにした耶倶矢達であった。
「今日は楽しかったです‼」
「オレもです」
「此処では真耶でいいです」
「それじゃあ」
「珠ちゃんにもいい人が現れますように‼ さてと、着替えますか‼」
一方で剣崎一真と山田真耶は葵屋での一時を満喫して剣崎一真が山田真耶を第二茶熊学園の校門前まで送ってそのまま第一茶熊学園の男子寮に戻って行ったのであった。