アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギと仲間達と思われる人物を保護することに成功した龍姫はテレパイプで拠点のフラクシナスへ戻ってきたのであった。
「あれ? 龍姫ちゃん。もう終わったの?」
「思いのほか早く片付いちゃった‼」
「わたし達はこれからどうなるのよ?」
「(龍姫ちゃんとフェイトさんの声聞いてるみたい)取り敢えず場所を変えよう‼」
龍姫は今回の仕事は土日の二日間で取りかかる予定がたった数分で片付いてしまったので、保護したアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ達を連れて通路を歩いていたら、偶然にも幼馴染の一人の金髪碧眼の龍姫と同様に俗に言うわがままボディを持っている神姫「アマツミカボシ」にして龍姫と同じクラスの都立来禅高校二年生である獅子神家次女「獅子神星龍」と遭遇しアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ達の処遇について話し合うためフラクシナスの応接間に向かったのであった。
「それじゃあ。自己紹介がまだだったね」
「龍姫ちゃんΣ(゚Д゚)‼ この子達まだ神姫化したところ見るの初めてなんだよΣ(゚Д゚)‼」
「え? さっきのお方ですかΣ(゚Д゚)‼」
「(ここならわたしの趣味も)」
「ごめん。こっちが普段の姿なんだ。改めて。ボクはこのフラクシナスの運営しているラタトスク所属でそっちで言う軍位は「大将」している流星の絆の統括責任者の鳴流神龍姫。よろしくね」
「同じく流星の絆で副将を務めている獅子神星龍。よろしくね」
応接間に場所を移した龍姫と星龍と保護されたアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ達は初めてさっきの龍の仮面の侍が一瞬で黒髪のポニーテールに束ねている人物になったのでしばらく固まってしまったので星龍が龍姫にツッコミを入れたのであった。
龍姫と星龍の二人のいつものやり取りもアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ達からすればあの日から失った物の一つなのだろうとどこかしら羨ましそうに見ていたのであった。
「わたしは、龍姫に教えたけど、アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ」
「サリア。よろしく」
「モモカ・荻野目と申します」
「それじゃあ。これからの事を決めようか?」
「どうせ・・・」
「ノーマつまり魔術が使えないからってここではそんな建前は通用しないよ。それにこの世界じゃ魔術は論理と理論で構成されてる以上誰でも行使できる武醒魔導器もあるけど? それでも嫌なの?」
「もう。泣きたいときは泣いていいんだよ。アンジュリーゼちゃん‼」
「わたしは、わたしは、ぁぁぁぁああああ(T_T)/~~~」
アンジュリーゼ達は元の世界に戻ることは出来ないため超神次元ゲイムギョウ界で戸籍を作り暮らしてもらうことにしたのだがアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギは龍姫が目の前で魔術を使っていたところを見ていたので龍姫に劣等感を抱いていたのであった。
龍姫には全部お見通しらしくこれも幼い頃からの体質なのだろう星龍もアンジュリーゼに泣きたいときは泣いていいと言った途端、アンジュリーゼは思いっ切り龍姫と星龍に抱きついて泣き出したのであった。