世界を旅する神   作:天龍神

115 / 122
銀の福音と装甲機竜とソニックダイバー隊

銀の福音が暴走したことを受けて天夏達も現場付近の海域に向かうため、出発地点になる砂浜に到着したのであった。

 

「行くぜ‼ 弥生‼ 聖域の守護竜よ、今こそ我のもとへ‼ 接続開始! サンクチュアリガード!」

 

「この世の全てを焼き尽くす黙示録の炎‼ 接続開始‼ 出でよ‼ ドラゴニック・オーバーロード!」

 

【うむ】

 

【弥生様。片付けましょう‼】

 

「来い‼ ロードクリムゾン‼」

 

【足元をすくわれぬよう、全力を尽くす】

 

「アンタ達が味方でよかったわ‼」

 

「そうですわね。わたくしたちでは天夏さん達の足手まといになるところでしたから」

 

「わたしも同意だ‼」

 

天夏と弥生は機攻殻剣を抜刀して、機竜二体が二人の背後に現れて装甲機竜と化したのであった。

 

それに続くように箒がカードデバイスを掲げて中から皇帝竜「ロードクリムゾン」が召喚されて箒は光になって中に設けられた特設のコックピットの乗り込んだのであった。

 

セシリア達もISを身に纏って天夏達の後に続いたのであった。

 

今回の作戦は白式の単一能力「零落白夜」で叩き落すという完全なる失敗が許されないとんでもない作戦になっているが、一夏以外は既に天夏と弥生が手を打ってくれていることに気付いているのだが、敢て、「敵を欺くにはまず味方から」ということで知らない振りをしていたのであった。

 

戦艦「攻龍」からの助っ人が出撃する約30分前であった。

 

そして、銀の福音が通るとされている海域付近に到着したのであった。

 

「!!!!!」

 

「早速、お出ましか」

 

「作戦はわかってるのか?」

 

「作戦? ああ」

 

「悪いですが、一夏さんの出番はございません‼」

 

「アンタはこの辺に迷い込んでくる漁船の救助よ‼」

 

「おまえら‼」

 

「‼」

 

「悪いね‼」

 

現場になる海域付近に到着した天夏達を出迎えてくれたのは、絶賛好評暴走中の全範囲射撃搭載の軍用機IS「銀の福音」がやってきたのであった。

 

一夏が作戦の事を覚えているかと質問してきたが、とっくに織斑千冬と篠ノ之束の作戦など実行する気はもう既になかった天夏達は一夏に現場付近に迷い込んできた漁船などの警戒を指示して、銀の福音と一戦交えることにしたのであった。

 

「流石、軍用機ですわね‼」

 

「あの三人くらいじゃないと追いつけない‼」

 

「レーゲンでも捕らえきれないとは‼」

 

腐っても軍用機だけあって、まだ高校生達にやらせている時点で可笑しいのだが、そこは、天夏と弥生の装甲機竜と、箒とロードクリムゾンのコンビがそれをISにはない部分を補ってくれているので、セシリア達もついて来れているのであった。

 

そして、銀の福音と戦うこと10分が過ぎようとした時、

 

「お待たせ‼」

 

「誰ですのΣ(゚Д゚)」

 

【すいません、詳しいことは後に】

 

「天夏‼ 弥生‼ 助太刀に来たよ‼」

 

天馬&瑛夏「天夏お兄ちゃん!」

 

「天夏の妹(゚Д゚)ノ‼」

 

「ソニックダイバー隊。到着しました‼」

 

「今度は、変わったISか?」

 

天夏の背後から完璧に銀の福音を捕らえた水の弾丸が通過して、天夏と弥生は笑みを浮かべたのであった。

 

そう、スミレ達が助っ人に合流したのであった。

 




なんか、オーズみたいなタイトルなったな

ついに並行世界の自分達との協力戦です

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。