並行世界のIS学園の臨海学校の初めての夜を迎えた天夏と弥生は予め決められていた部屋割りの表を山田真耶から渡されて見ていたのであった。
「やっぱりか」
「天河! 織斑! おまえ達はこっちだ‼」
「弥生の事は頼んだ」
「任せろ」
「天夏も無理しないでね」
「ついて来い‼(この二人に出会ってからと言うのも、何処ぞの馬の骨ともわからぬ小娘を保険医も来る始末、はぁ~)」
「織斑先生、まだ、気に入らないんですね。わたしが赴任してきたこと」
「貴様~‼」
「織斑先生、何処へ行くんです?」
「チッ‼ こっちだ‼」
「鳴流神先生に隠し事が出来ないね(゜.゜)」
案の定、一夏と同じ部屋にされているのと教師達の部屋の隣と言う完全に束縛同然な部屋割りだったのであった。
天夏は箒達に弥生を任せて一夏と一緒に織斑千冬について行くことになったが、織斑千冬が天夏と弥生そして龍美がやって来てから思い通りにならないことを心の中で呟きだしたが、神姫である龍美にとっては相手の心の声つまりテレパシーを聞くのは容易であり、それを龍美に指摘されてまた襲い掛かろうとしたが、先日の事と天夏に呼び止められて、舌打ちをした後、部屋に向かったのであった。
弥生は知っているが箒達は龍美に隠し事は出来ないと誓ったのであった。
「鳴流神先生のあの「天は二物を与えず」を覆す、肉体美はすごかったわね(´・ω・`)」
「童顔に、普段はシャルさんと同じく、ボクっ子でありながら、天夏さんから聞いたんですが、結婚を約束している殿方と一緒に住んで居るらしいのですわ」
「それに加えて、料理・学問・身体能力という才色兼備と文武両道が合体した存在。わが軍に来て欲しい」
「アンタね。鳴流神先生が軍隊に入ると思ってる‼」
「龍美さんは、あれでも努力型なんだけど」
箒達「どこが(ですの)(よ)だ(゚Д゚)ノ‼」
弥生を含む女子達は就寝時間まで時間があったので、弥生の部屋に集まって、龍美の話をしていたのであった。
遡る事、数時間前、
「テンテンはいいな~」
「どうした?」
「だって‼ あんな美人なお姉ちゃんがいるんだもん‼ わたしのと交換してほしいくらいだよ‼」
「龍美姉は従姉だ。まぁ、確かに、間が抜けているが、それ以外で勝てる要素が全くないのは事実だしな」
女子一同「鳴流神先生って、山田先生と一緒で着痩せするタイプ(゚Д゚)ノ‼」
「どうしたの?」
「もしかして、鳴流神先生の恵まれた物を持っているからでは」
箒達と自由時間で遊んでいた天夏に本音がやって来て、龍美のような従姉がいる天夏を羨ましがっていたのであった。
ほかの女子達は、立派過ぎる物を持っている黒紫のビキニを着用している龍美のわがままボディを見て揃いも揃って両膝を付いて両手を砂浜に付けて絶望していたのであった。
龍美は相変わらずのマイペースぶりだったのは言うまでもなかった。
そして今に至るのだ。
「なぁ、天夏と弥生はどういう関係なんだ? 弥生の婚約者ってことになってるが」
「久しぶりに再会した幼馴染みだが」
「そうだったか」
天夏は一夏と同じ部屋で対面して一夏は弥生と天夏の息の合ったコンビネーションを見てどういう関係なのかと質問してきたのであった。
確かに弥生の婚約者と言うことで認識されていたので、天夏は幼馴染みだと敢て答えたのであった。
こうして初日の夜が過ぎて行ったのであった。