天夏達は臨海学校の初日が自由行動になっていたので、各々でやりたいことを行うことにしたのであった。
一方で、
「まさか、軍艦に乗ることになるなんて、初めてだな。戦争に行く人ってこんな感じだったのかな?」
「剣崎さん‼」
「あ、ごめん」
軍艦「攻龍」に乗り込んで並行世界のIS学園臨海学校が行われている海域付近にステルス状態で航海中の艦内では、龍月が龍美に代わって指揮を執りながらの作業を行っていたのであった。
剣崎一真はまさか戦艦「大和」に匹敵するであろう今乗っている攻龍に乗っていることで第二次世界大戦の兵士達の気持ちを感じて、上の空になってしまったので、龍月に呼ばれて我に返ったのであった。
「(この世界にも、真耶がいるんだよな? 臨海学校ってことは・・・・)」
「ケンジャキ~(゚Д゚)ノ‼」
「たたたた‼ タディバナサ~ン(゚Д゚)ノ‼ どうしたんですか(゚Д゚)ノ?」
「何を妄想してるんだ<`~´>‼」
「橘さん、剣崎さんは多分、女性の水着姿を妄想してたんです」
「そんなことを妄想していたのか」
どうやら同じ姿と言え並行世界の山田真耶が臨海学校に副担任でいるということは水着姿でいるのであろうと妄想していたところに橘朔也に呼ばれたことで現実世界に戻ってきて、注意されたのであった。
一方で、
「やよっちの水着、何処で買えるの?」
「実家にいる時にカスミお姉ちゃんと一緒にフローリアさんから御礼にもらったんだけど」
「そうなんだ」
みんなと一緒にビーチバレーなどして楽しんでいた弥生に並行世界の布仏本音が弥生の水着に興味を示していたのであった。
弥生は実家にいる時に姉のカスミが友達のフローリアの付き添いの仕事のお礼にもらったと半ばぼかす感じで説明したのであった。
どうやら、本音もそれで納得してくれたのであった。
「もう‼ いつまでやってるのラウラ」
「まだ‼」
「それ(^-^)‼」
「恥ずかしいだろ‼」
「似合ってるし、可愛いぞ」
「可愛いだと(゚Д゚)ノ‼」
砂浜にビニールシートを敷いて座っていた天夏と弥生の前にバスタオルで体を隠しているラウラとそれを剥がそうとしているシャルロットがやってきたのであった。
ラウラはもう包帯を取ったようで両目が元の真紅になっており、髪型はツーサイドアップであった。
恥ずかしそうにしているために油断したのかシャルロットにバスタオルを剥がされて、黒ビキニを着たラウラの姿が現れたのである。
それを見た天夏と弥生は素直に可愛いと述べたらラウラは顔を赤くしたのであった。
「‼ (またか)」
『どうやら、光の力がおまえを導こうとしているのだな』
「そのようだ」
箒は一人砂浜に立って水面に反射して移った自分の顔にまたあの顔が重なったのであった。
カードデバイスの中に入っている皇帝竜「ロードクリムゾン」はもうそろそろ光の力が箒を導き出すことだろうと言ったのであった。
「ありえねえ(゜.゜) 鈴の絶壁が」
「どう? あたしの物を見た感想は?」
「鈴、どうして鳴流神先生にわたしを連れて行ってくれなかったの‼」
「ごめん‼」
一夏はもう一人の幼馴染みである鈴のある部分が転入して再会した時よりセシリアとタメが張れるほどに成長していたので、鈴は橙色のビキニから真ん丸な物のある部分を一夏に見せつけたのであった。
そこに簪が何故誘ってくれなかったのかと問い詰めてきたので鈴は謝ったのであった。
身長は少しだけ伸びた程度であった。
「久しぶりにお刺身だ(^-^)」
「一体、どこに金を掛けてるんだ(´・ω・`)」
時が経ち、天夏達は旅館に戻って温泉イベントは起きなかったが温泉に入って、浴衣に着替えて、夕飯の席に着いたのであった。
並行世界のIS学園はどこに向かっているのかわからないという夕飯のメニューを見て天夏は呆れていたのであった。
こうして並行世界のIS学園の臨海学校の初日を終えたのであった。
弥生が来ている水着は白猫プロジェクトのカスミの夏Versionの物と同じものです