並行世界のも臨海学校があるようで天夏と弥生はもちろん自分達にとっては二回目だが参加していたのであった。
「お願いします‼」
「今日は一日、自由だ。くれぐれも旅館の迷惑にならないように‼」
「はい‼」
宿泊する旅館の人達に挨拶を済ませ荷物を預けて、初日と言うこともあってか、珍しく織斑千冬が自由行動を許したので、思う存分楽しむことになったのであった。
龍美は一応保険医なのでバスに乗って同行していたのであった。
天夏と弥生は箒達と共に、
『TURN UP』
「そういえば、なんで、TURN UPと音声が言うの?」
「シャルは知らなかったわね、天夏と弥生、そして箒とシャルが保護されてるヴェスタWSCは、ある企業に自分達の技術を提供する代わりに、さっきのシステムを渡したのよ」
「そうなんだ。鈴、説明ありがとう‼」
「弥生さん、いつもご入浴で見ますけど、その水着で余計に、素晴らしい物が輝いてますね(゜.゜)」
「箒より持ってるわね」
「鈴だって、この日の為に大きくしてたくせに、それも龍美さんに土下座までして」
「なんだと(゚Д゚)ノ‼ 鳴流神医師に頼めば肉体を改造できるのか(゚Д゚)ノ‼」
「ラウラの想像している肉体改造は違うよ(゚Д゚)ノ‼」
蜷局を巻いた龍が描かれた赤と青のインテリジェントデバイスから出現させたオリハルコンエレメントを通過して、水着に着替えた天夏達だったが、シャルロットはなぜ「TURN UP」という音声がすることが気になっていたらしく、鈴が代わりに説明をして、シャルロットは納得してお礼を言ったのであった。
セシリアは、弥生のある部分を見て自分もある方だが驚愕して、簪に至っては顔には出てないが、怒りをさらけ出していたのであった。
それもそのはずで、白を基調にし淵の部分が金と黒で紐の結び目に鈴(すず)が付いて、下は桜をあしらった黒いリボンが付いた祝儀袋のようなビキニタイプの水着に麦わら帽子という姿だったので、男は元より、女からも見惚れさせるほどの雰囲気を出していたのだから仕方ないのであった。
腰にはいつものアイテムパックを装備しているのであった。
鈴も転入した時期が早かったこともあって、セシリアほどではないが、転入時より大きく成長したが、それでも箒より一回り物を持っている弥生のある部分を羨ましそうに見ていたのだが、弥生に龍美に土下座までして、成長計画をしてもらっていたことを暴露されたのであった。
未だにバスタオルを巻いているラウラはそのまま真顔で別方向に肉体改造を龍美が出来
ると思い込んでいたので、シャルロットがツッコミを入れたのであった。