並行世界のIS学園で弥生が箒に成りすまして篠ノ之束を臨海学校におびき出すことに成功したのであった。
それから並行世界での日曜日を迎えたのであった。
「天夏と弥生のそのポーチ、一体どうなってるのよ(゚Д゚)ノ‼」
「初めて見た時から、思ってましたけど?」
「これ? あげないよ」
「ヴェスタWSCの技術力がずば抜けているのが分かるよ」
天夏と弥生は並行世界のレゾナンスにやってきたのであった。
もちろん、箒達も一緒にいるのだが、天夏と弥生のアイテムパックがどこぞの猫型ロボットの四次元ポケット並みに購入した物が入れられているので鈴がツッコミを入れて、セシリアは初対面の時から気になっていたと言うのだが、流石にアイテムパックはゲイムギョウ界の産物なのでおいそれとあげられるわけがないので、天夏と弥生はダメだと言ってシャルロットは顔を引きつっていたのであった。
ラウラは相変わらずの通常運転らしく、
「ラウラ。いつまで包帯巻いてるの」
「これは、わたしの犯した罪へ対する罰だ‼」
「鳴流神先生が直々に治療してくれたのですよ」
「龍美姉の治療は叔母さんには劣るけど、龍美姉曰く、三日くらいで完治するって言ってたな」
「わかった。臨海学校までには取っておこう」
もう完治してもいいのだが学年別トーナメントでVTSで暴走して龍美に治療された超越の瞳が埋め込まれた左眼を未だに気にしているのか自分に対する戒めだと言って包帯を巻いたままにしていたのであった。
流石に龍美の医者としての腕を知っている従弟の天夏は兎も角、箒達も絶賛しているのであった。
ラウラは臨海学校の日までには包帯を外しておくと言ったのであった。
「弥生は水着はいいの?」
「カスミお姉ちゃんと一緒に買ったのがあるから」
「天夏は一夏を見張っててくれ」
「おい‼」
「任せろ」
一行は臨海学校に着る水着を買いに水着売り場にやってきたのであった。
天夏と弥生はお互いに実家のある世界で購入していたので、買う必要はないので、弥生は箒が水着を買うのを手伝ってほしいと言うので同行することになったので、男二人は店の近くのベンチで待つことにしたのであった。
「ねぇ?」
「誰だ?」
「これ払って」
「悪いがほかを当たれ。それにアンタは何かをさせるほど偉いのか?」
「<`~´>‼」
「天夏、よくあんなことできるな?」
「当たり前だ。オレの実家じゃあ、あれ恐喝だ」
ベンチで座って待っていた天夏に見知らぬ女性が自分が支払うであろう品物の代金を要求してきたのだが、天夏はきっぱりと言い捨て、女性はどこかへ行ってしまったのであった。
これも女尊男卑の世である所為なのだろう。
「終わったよ。箒が元がいいから」
「そういう、弥生も元はいいのに」
「まるで双子のようでしたわ(>_<)‼」
しばらくして弥生達が水着売り場から戻ってきたので、一行は移動することにしたのであった。