学年別トーナメントがラウラのシュヴァルツェア・レーゲンがVTSによって暮桜に変形して、仮面ライダーファイズに変身したなぎさによって雪片を破壊されて機能停止して、中止になったが、後日、一回戦だけ行うということになったのであった。
「ラウラ、その様子だと、龍美姉の治療が良かったらしいな」
「鳴流神先生は保険医なのか?」
「そうだよ」
「わたしと初めて会った時は、剣術で織斑教官を圧倒したのだ‼」
「龍美さんの実家は天然理心流の道場だし」
「テンネンリシンリュウ?」
「そこは教えてもらえるわけないよね。詳しい話はまた今度ね」
ラウラが起きてしばらくしてから天夏がやって来て、ラウラは不思議そうな表情で龍美が保険医なのかと言い出したので、弥生がその通りだと答えると、ラウラは初めて会った際に、日本刀でISの攻撃を軽々と受け止めた挙句、そのまま織斑千冬の剣を一刀両断にしてしまったことを言うので、弥生は顔を引きつりながら鳴流神家が天然理心流の道場だと答えると、ラウラはきょとんとしてしまったので、詳しいことは今度は話すと言ったのであった。
「天河君。今日から大浴場が男子も使えるようになりました」
「ありがとうございます」
「どうするの?」
「取り敢えず部屋に戻ろう」
「終わったなら、早く部屋に戻りなさい」
「龍美姉にはそのしゃべり方は似合わねえ」
「仕方ないからね」
天夏と弥生が保健室を出ようとしたところで龍美とこの世界の山田真耶がやって来て、大浴場が男子でも使えるようになったと知らされて山田真耶が立ち去ったのであった。
龍美は慣れないしゃべり方なのか、従弟の天夏にからかわれてしまったが、龍美は満更でもないようなので、天夏と弥生は部屋に戻ることになったのであった。
「待ってたわよ」
「なんだ、みんな来てたんだ」
「うん」
「あ‼ そうそう、シャル、今日から自由の身になったぞ」
「え?」
「まさか、天夏・・・」
「ヴェスタWSCに問い合わせて、デュノア社のことを調べてもらったんだよ。出るわ出るわ、経営危機に陥ってる証拠が」
「で、どうするのですか?」
天夏と弥生は自分の部屋に戻ると、セシリア達が集まっていたようで、天夏はシャルロットを自由の身にしたことを明かしたのであった。
それを聞いたシャルロットがきょとんとして、鈴音が天夏と弥生の仕業かと問おうとしたが、天夏がヴェスタWSCを通してダージをはじめとするあっちの世界の忍者達に今いる世界のデュノア社を調べてもらったらしく、どうもイグニッション・プランからフランスが参加できないらしく、それで経営危機に瀕していることを話したのであった。
セシリアははてなマークを出しながら首をかしげていたので、
「それなら」
天夏が話している、並行世界のフランスのデュノア社には、
「わが社と契約してくれれば、幾らでも第三世代のデータすべてお譲りします」
「ああ、いいだろ」
「交渉成立ですね」
ヴェスタWSCの最高取締役社長である、ウォルターがシャルロットの実父のデュノア社長にヴェスタWSCから第三世代のデータの授与とシャルロットの身柄を解放するという条件で契約させた所だったのであった。
「ボクは?」
「女に戻ればいい」
「ありがとう」
「なんとなく、分かるんだけど(´・ω・`)」
と天夏から説明を受けたシャルロットは無事に解放されてヴェスタWSCに所属することになったのであった。