プロローグ
名深市を巻き込んだ魔法少女バトルロワイヤル事件を解決したがそれでも助けられなかった命があったことは忘れていけない龍音はそのことは次元武偵になってから心に決めていたのだから。
天界ではまた新たな仕事が舞い込んできたのであった。
「テストが終わって翌日が土曜日ってのは」
「いいじゃない」
「あれ、山田先生じゃない」
天夏達は期末テストは問題なかったがほかの生徒達はISの科目が出なかったことが災いして補習を受けている生徒が出てしまったのであった。
天夏達は外出届けを出して現在第二茶熊学園からモノレールで行けるショッピングモール「レゾナンス」に仕事で来ていたのであった。
内容はIS関係の犯罪集団がこのレゾナンス付近で銀行を襲って資金にすると言う情報を未来樹の精霊ラクアから次元武偵の先輩で姉貴分である鳴流神龍姫からメールで教えられたのであった。
そこに偶然ベンチに座っている天夏達の担任教師こと神姫である山田真耶を発見してしまったのだが天夏達はそのままラクアが言った場所へ向かうことにしたのであった。
「スコール先生に外へ気分転換して来るように言われてきたのは良かったんですけど、どうしてでしょうね、剣崎一真さんの事が頭から離れないのは?」
山田真耶はどうやら仮面ライダーでありジョーカーというアンデッドである剣崎一真にあの迷子になった剣崎一真を案内した際に一目惚れしてしまっていることを元亡国企業の工作員にして現第二茶熊学園教師のスコール・ミューゼルに見抜かれてしまい気分転換して来ればと言われてレゾナンスまでやってきたのはいいのだが何をすればいいのかわからずレゾナンスのベンチに座ってぼーとしていたのであった。
「ここがISが盛んだった世界なんだってことを忘れそうだな~」
どうやら山田真耶の思い人である仮面ライダーこと剣崎一真も第一茶熊学園で知り合ったバイク仲間でガレア達から偶に羽を伸ばして来いと言われたので以前から気になっていた第一茶熊学園から見えていた街に繰り出していたのであった。
こういったことに縁がなかった剣崎一真は折角なのでISがまだ展示されているというブースに行くことにしたのであった。
念の為この世界にアンデッドが出てくる可能性を考えてラウズカードを持ってジョーカーラウザーがいつでも使える状態である。
「これがISか~(確か仮面ライダーに一度でもなれたら男でも乗れるらしいんだっけ。天夏達がいい例だな。睦月も乗れるかな?)」
IS「打鉄」が展示されているブースにやってきた剣崎一真はいつもとは違う顔で眺めていたのであった。
元の世界の仲間達がISの事を聞いたら絶対に馬鹿らしいと言うだろうなど考えながら見ていたのであった。