インフィニット・ストラトス ~原点にして最強~   作:すぎとも

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前回のあらすじ

チャイニーズガール参上!


第10.5話 ニガサナイヨ?

~放課後、アリーナ~

 

「「はああああああああ!!」」

 

ギィィイイイン!

 

アリーナに金属のぶつかり合う音が鳴り響く

 

すでにアリーナの地面は衝撃や斬撃の余波でボロボロになっていた

 

「はぁ・・・はぁ・・・・」

「おやおや?もう疲れちゃったの?鈴ちゃん」

「なんでIS纏ってる私より部分展開してるあんたの方が息切れしてないのよ!?」

「・・・・・日々の努力のおかげ?」

「なんで疑問形になってるのよ・・・」

「なんでだろうね・・・」

「知らないわよ・・・」

 

 

「「「・・・・・・・・」」」

「鈴、友樹、お疲れ。これ、スポーツドリンク」

「おお、ありがとう」

「ありがとうマドカ・・・ってあんたのISスーツ相変わらず露出度高いわね」

「ん?そうか?」

「そうよ」

「友樹はどう思う?」

「ん?なにが?」

「マドカのISスーツが露出度高すぎるんじゃないかっていう件」

「・・・・そうか?スコールやオータムの方が結構露出度高いと思うけど」

「確かにね・・・特にスコールさんのISスーツ姿を見たときはなんか・・・こう・・・ねえ?」

「ねえ?って言われてもねぇ?」

「私は鈴が言いたいことなんとなくだがわかる気がする」

「でしょでしょ!」

「な、なあ。3人共・・・・」

「「「ん?」」」

 

3人が振り返るとそこにはISスーツを着た、一夏、箒、セシリアがいた

 

ああ、そうだった。3人に説明しないと・・・ん?なんか・・・マドカと鈴ちゃんの目線が・・・なんか一点を集中して見てるような気が・・・・

 

2人の目線を追っていくとそこには世の男性、女性ともに憧れるバストがあった

 

「「オ前タチ、二人ハ敵ダ」」

 

目が、目が怖い!

 

「「ユルサナイ」」

 

ユルサナイって何!?止めなければ

 

「待て待て待て待て!2人共!」

「「ソレヲオイテイケ」」

 

ダメだ。止まらねえ

 

「な、なんですの!?」

「ど、どうしたんだ2人共!?」

 

じりじりと立派なバスト持ちの2人に迫る

 

「おい!2人共箒とセシリアが怖がってるだろ!?」

 

ここで織斑君がマドカと鈴の前に立ちはだかる

 

「「ジャマヲ・・・スルナァァアアア!!」」

「ぐふおっ!!」

 

マドカと鈴ちゃんの腹パンが決まった。KO勝ちですよ、これは

 

「ほ、箒・・・セシリア・・・!に、逃げろ・・・・!」ガクっ

「「い、一夏!(さん!)」」

「「ニガストオモッテイルノカ?」」

「「くっ!」」

 

なんか見てて面白いんだけど

 

「せ、セシリア!ここはいったん逃げるぞ!」

「で、でも!一夏さんが!」

「暁と戦って引けを取らない2人に私たちが勝てると思っているのか!?」

「で、ですが!」

「一夏は私たちのために命をかけてくれたんだ!あいつの頑張りを無駄にする気か!?」

 

まだ死んで無いけど、ただ気絶してるだけだけど

 

「・・・・分かりましたわ」

「ならば、行くぞ!」

「はい!」

「「ニガサナァァアアアアアイ!!」」

「「ヒィィィイ!!」」

「あ!ちょっと!」

 

 

4人共行っちゃった・・・・

 

 

「また、置いて行かれた・・・・」

 

織斑君は・・・・

 

「まだ気絶してるな・・・はあ、仕方ない・・・」

 

俺は織斑君を肩に担いでアリーナを後にした

 

 

 

~一方そのころ~

 

「はあ・・・はあ・・・」

「な、何とか逃げ切れたな・・・・」

「そ、そうですわね・・・」

 

アリーナ内での熾烈な追いかけっこの後、2人は更衣室で目にも留まらぬ早着替えをした後、学園内を逃げ回っていた

 

「し、しかし・・・」

「ん?」

「なぜ、織斑さんとあの方はいきなり襲ってきたのでしょうか?」

「それは私にもわからん」

 

「「ジカクガナイノモツミダヨ・・・」」

「ヒ、ヒィィィイ!」

「くっ!見つかったか!」

「「ダカライッタジャン・・・ニガサナイッテ・・・」」

「セシリア!」

「は、はい!」

 

2人は逃げ出そうとした、しかし

 

「「アマイヨ」」

 

目にも留まらぬスピードでセシリアと箒の行く手を阻む

 

「は・・・!」

「早すぎますわ・・・!」

「「ゼッタイニ、ニガサナイヨ?」」

「くっ!ここまでか・・・!」

 

「~~~~♪~~~♪」

「「あ、暁!(さん!)」」

「お?あれ?まだやってんの!?」

 

購買でアイスを買ってきた帰りの友樹がいた

 

「た、助けてくれ!」

「お願いします!」

「ユウキハソイツラノミカタヲスルノカ?」

「ソンナノユルサナイワヨ?」

 

そんな目で俺を見るなよ・・・

 

「・・・・というわけだ」

「「え?」」

「ごめんな2人共。おとなしく殺られなさい」

「「字が違う!」」

「んじゃ、またな」

「ちょっ!?」

 

「「コレデ、ダレモタスケテクレナイ」」

 

「「イッ」」

 

「「イヤアアアアアアアアアアア!!」」

 

この日学園に2人の女性の悲鳴が響き渡った

 

 

 

~次の日の早朝、友樹の部屋~

 

「ん・・・・・んう・・・」

 

目が覚めた俺は時計を見る、まだまだ起床時間には程遠い

 

「ん・・・?」

 

なんか、布団の中に・・・違和感が・・・・

 

「なんだ・・・・?」

 

俺は掛け布団をめくった

 

「すぅ・・・すぅ・・・ゆう・・・き・・・」

 

俺はもう一度寝るためにそっと布団をかけた

 

「・・・・・ん?」

 

もう一度布団の中を見る

 

「もう・・・・ゆ~きぃ~・・・」

「え?は?ええ!?」

 

なんでマドカが俺のベッドで寝てんの!?

 

「・・・・俺何もしてないよね?」

 

答えてくれる人はいない

 

「・・・・・寝顔可愛いな・・・」

「すぅ・・・・すぅ・・・・」

「・・・写真撮ろ」

 

パシャッ

 

「うん、キレイに撮れた」

 

後でスコールに送るか

 

「・・・・寝よう」

 

俺はマドカが寝ているベッドに入って寝た

 

 

数時間後

 

「え?なんで!?なんで、友樹と一緒に寝てるんだ私は!?」

 




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