インフィニット・ストラトス ~原点にして最強~   作:すぎとも

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前回のあらすじ

いつも通りの引き分け


第8・5話 やっと気づいた?

マドカとの試合が引き分けで終わった後、俺はマドカに追いかけられながらアリーナを後にした

 

「友樹!逃がさんぞ!」

「捕まえて御覧なさ~い!」

「くそっ!逃げ足の速いやつめ!!」

「あはははは!」

「止まれ!友樹!」

「んじゃ、止まる」

「ふぎゃっ!」

 

俺が急に止まったことでマドカが俺の背中にぶつかり、マドカが俺に抱き着くような感じになった

 

「うぅ~」

「大丈夫?」

「い、いきなり止まるな!」

「いやいや、お前が止まれって」

「言ったけども!」

「ところでマドカ?」

「なんだ?」

「いつまで抱き着いてんの?」

「へっ?」

 

マドカの顔がどんどん赤くなっていく

 

「い、いや!その!あの!」

 

マドカが俺からすごい勢いで離れた

 

「ハハハ!焦り過ぎでしょ」

「あ、焦ってなどいない!」

「本当にぃ~?」

「ほ、本当だ!」

「ふぅ~ん」

「(こいつ、全然信じてないな!)」

「ところで」

「ん?」

「試合が終わったら聞いてほしいことがあるって言ってたけど」

「あっ」

「ん?」

「(そ、そうだったぁ~!試合が終わったら私の気持ちを言うつもりだったこと試合があまりにも楽しかったから忘れたぁ~!)」

「マドカ?」

「(どうする、どうする!?忘れててなんて言おうか考えてなかった!なんて言えばいい!?誰か助けてくれぇ!)」

「マドカ?おーい」

「(どうしよう!?えーっと、えーっと・・・・)」

「マドカ!」

「はっ!」

「どうしたの?」

「え?いや・・・その・・・・」

「?」

「(こ、こうなったら!もう、どうにでもなれ!)」

「マドカ?」

「あ、あのな!友樹!」

「お、おう」

「その・・あの!・・・えっと・・・!」

「マドカ」

「な、なんだ!?」

「一旦、落ち着こうか」

「お、落ち着けるわけがないだろ!」

「あ、はい(なんかわかんないけど怒られた~)」

「大体!私はお前に告h「あ!もしかして・・・・」」

「(まさか、告白しようとしたのがばれたのか!?こいつは昔から変なところで感が働くからな・・・・)」

「試合前にした賭けの話だろ!」

「・・・・・え?」

「あれ?聞こえてなかった?なら、もう一回言うぞ、試合前にしたk「聞こえている!」

・・・なんで怒ってんの?」

「自分で考えろ!」

「いたっ!足を蹴るな!足を!」

「・・・・・・!」ゲシゲシ

「無言で蹴るなよ!」

「お前が悪い!」

「賭けの話じゃねーの!?」

「違う!」

「あの女と織斑君を壊しかけたこと?」

「違う!」

「えー(マドカと試合前に話したこと・・・・・?えーっと・・・・・・

 

回想

 

『なるほど、では賭けてみようか』   

              『では、なにを賭けようか』

 『ま、マドマド?それは私のことか?』

                   『こ、こら!マドマド!笑いすぎだろうが!』

『そうだな・・・負けた方が相手の今欲しいものを買う。ってのはどうだろうか?』

 

 『そうか、私と戦う前に〝壊さないでくれよ”?』

                    『おお、ノリツッコミ』

『『誰が夫婦だ!』』

    『友樹!』『どうした、マドカ?』

               『頑張れよ!』『当たり前だ!』

『私は言ったよな、〝壊さないでくれよ”って』

                   『で、でも今回は不可抗力じゃない?』

       『あんなバカ兄どうなろうと私は知らん!』

   『要するに地獄行きってことか』

『ああ、大好きだ。しかしLoveではなくLikeの方だがな』

                  『ちなみにLoveの方はいるの?』

『ああ、いるぞ。私の初k・・・って何言わせようとしてるんだ!』

                   『気のせいだって、ちなみに誰?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか・・・・・」

 

マドカの方を見ると顔を赤くしていた

 

「あー、マジか・・・・全然気が付かなかった」

「やっと気付いた?」

「いつからだった?」

「2年前、友樹が私を助けてくれた日から」

「あの日からか・・・」

「うん・・・///」

「最低な男だな俺は・・・・」

「なんで?」

「だって2年間もマドカの気持ちに気づいてあげられなかったからな・・・」

「気にしなくていいぞ。こうやって友樹が私の気持ちに気づいてくれたんだ、それだけでもすごく嬉しい」

「なんか恥ずかしいな///」

「私だって恥ずかしい///」

「「・・・・・」」

「友樹」

「ん?」

「好きだ」

「ありがと・・・///」

「顔が赤いぞ?」

「み、見るな!」

「友樹も恥ずかしがることがあるんだな」

「お前・・・俺をなんだと思ってるんだ」

「・・・・・私の好きな人・・・?」

「・・・・・はい・・・」

「なんか反応が薄いな」

「恥ずかしいんだからしょうがないだろ!?」

「友樹」

「何!?」

「ずっと一緒にいてくれるか?」

「当たり前だろ。2年前も言ったろ?俺は絶対にお前を見捨てないって」

「・・・そうだったな///」

「なんで顔赤いんだよ」

「・・・・///(こ、これはもうプロポーズと捉えてもいいんじゃないだろうか!?気が早いんじゃないか友樹!?)」

「マドカ?(なんか変なこと考えてるな)」  

「いや・・・やはり・・・・それもありだな・・・ムフフ」

「マドカ!!」

「なっ、なんだ!?」

「気が付きました?」

「敬語がむかつく」

「わざとです」

「知ってる」

「「・・・・・」」

 

ぐうう~

 

「腹減ったなぁ」

「食堂に行くか?」

「行く」

「だったら早く行こう。席が埋まってしまう」

「んじゃ、飯食いに行くか!」

「ああ!」

 

2人が食堂へ向かった後

 

「マドカ自分の気持ちに気づいてもらえたみたいね」

「まあ、姉としては複雑だがな」

「母親としては嬉しい限りよ」

「いや~、まさかゆーくんに彼女ができるとは」

「いずれは私の弟になるのかもしれんな」

「ちーちゃん気が早すぎるよ・・・」

「そうなったら私の息子にもなるのよね」

「スコールも気が早いって・・・」

「クロエ的にはあの2人はすごくお似合いな気がします」

「学園最強のカップル」

「学園最強は私なんですけど!」

「・・・更識、いつからいたんだ?」

「暁君が回想に入ったくらいからです」

「結構前からいたんだね」

「このことを他の生徒が知ったときの対応どうしようかなぁ」

「その時は更識、お前に任せる」

「ええっ!?助けてくださいよ!」

「断る」

「ええ~!」

 

楯無が千冬に懇願する

 

「んじゃ、ちーちゃん私たちそろそろ帰るね」

「ん?ああ、暁に挨拶くらいしていかないのか?」

「それはまた今度だね」

「そうか、ではまたな。スコールもまたな」

「ええ、2人のこと宜しくね」

「ああ、スコールも今度来るときは頼むぞ」

「いい男の情報見つけてくるわ」

「(結婚願望ヤバすぎでしょ・・・どんだけ出会いに飢えてるのちーちゃん・・・)」

「ん?どうした、束?」

「え?な、何でもないよ!」

「?そうかならいいのだが」

「う、うん!そ、それじゃあまたね!」

「ああ、またな」

 

 

 

その日の夕時~食堂~

 

「友樹、あ~ん」

「いきなりですか!?」

「嫌なのか?」 

「嫌じゃないです」

「ほら、あ~ん」

「あ、あ~ん」

「フフ///」

「・・・は、恥ずかしすぎる!///」

「ちょっとずつ慣れていくしかないだろう」

「・・・・うん・・・」

「そ、それじゃあ友樹」

「ん?」

「私にもしてくれるか・・・?」

「わ、わかった。ほらマドカ、あ~ん」

「あ、あ~ん///」

「どう?」

「美味しい///」

「それは良かった」

 

この光景を見ていた生徒はその日の夜うなされたという

 




これ以上ないってくらい投稿が遅れてしまいました
申し訳ありませんでした


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