緋弾のアリア 貫く者の継承者   作:魔剣姫の従僕

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前話がAct3になってて泣きたくなった件

あ、新オリキャラでますが詳しい設定はまた今度


Act3 彼と彼女そして、私

事件のあらましを教務科に報告しキンジと二人、新しいクラスに向かっているとキンジがぼやき始めた

 

「また、やっちまった……」

「ヒスッたこと?」

「あぁ……」

キンジは必要以上にヒステリアモードを使いたくない理由があるんだけど

「普段からも結構恥ずかしいセリフしゃべってるのに」

「自分でも分かる恥ずかしいセリフだから嫌なんだよ」

あの紳士的な性格が苦手だから使いたくないって……

「それより私としてはゴミ箱を新しく買わなきゃダメなことに泣きたいよ」

因みに備品を損傷させた私には、実費で買ってくるという罰則が下された。しかも、可能な限り同じものを

 

教室につき、先生が転入生の紹介をしてアリアが出てきたのには正直びっくりした

「アイツの隣に座りたい」

何て言いだしたときにはキンジが椅子から転げ落ちて

一気に騒がしくなった教室

ふとアリアを見ると真っ赤になって拳銃を抜きかけてたから

近寄り、目線を合わせその唇に

 

「ん、だーめ」

「!?!?!?」

 

右人差し指をおしつけ、

左手で彼女の持っていた銃を押さえつけ

下ろした右手でもう一丁を奪い取る

 

「みんなー、ちゃんと転入生の紹介を聞いてあげなきゃないちゃうよ、私が」

「ソラが泣くのかよ」

キンジ、ツッコミどうもありがとう

 

 

昼休み

私はとある倉庫にやって来た

 

「遅くなってごめんね、チエちゃん」

「いえいえ、先輩が来てくれるなら一日でも待ちますよ」

 

この子は、亜十利 千絵(あとり ちえ)

武偵高校一年B組で強襲科の生徒

私の戦妹ということになっている

本当は、私が頼りきっているのに

 

「えーと、その……」

「はぁ、いつものですね。量はどれくらいですか」

「30ミリリットル……じゃあだめですか?」

「いいですよ、それくらいなら支障はありませんし」

「ありが……とうね」

「私の(なか)がわからないからって怯える必要はないでしょう?」

 

チエちゃんは私と同じくらいチグハグで、こうやって話しているだけで甘ったるい声から、艶かしい声に変わっている。

そして、私の異能(ちから)が通じない相手

 

「そんな先輩も素敵ですけどね」

倉庫にある採血キットを取り出し、自分の血を3つのアンプルにいれ私に渡す

 

「あ、アリア先輩には気を付けた方がいいですよ」

「……どうして」

いきなりアリアの話をしてきたチエちゃんは

倉庫の出口に向かい、

 

「朝のアレで繋がりができた、彼女はその繋がりを使い遠山先輩を巻き込むだろう」

 

そして一息吸い込んで、私に微笑み

 

「貴女の居場所は、どうなりますかねぇ?」

 

とても楽しそうに嗤った

 

 


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