闇えもん そう太の ダークソウル奮闘記   作:りず

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実家に戻ってきたので実際にダクソをプレイしながらの執筆。
前回の『逃げろ』のメッセージの場所とか弓の亡者は一撃で死ななかったりとか色々間違いだらけでしたね(白目)


火継ぎの祭祀場

次の日────

 

 

闇えもん「……太くん…。そう太くん。そろそろ起きないと遅刻するぞ!」

 

そう太「ん~…?って、うわあ!も、もうこんな時間だ!ありがとう闇えもん!」

 

闇えもん「パパとママには名目上君の教育係として居候させてもらうって約束をしているからね。君が遅刻を繰り返すとぼくまで追い出されかねない。」

 

そう太「」

 

 

闇えもんに(仕方なく)起こしてもらったおかげでギリギリ遅刻せずに済んだそう太。遅刻の常連であるそう太が遅刻をしなかったのでクラスメイトも驚いていた。

 

 

ジャイ暗「なんだよそう太!今日は遅刻しなかったのかよ!こりゃ雪でも降るんじゃねえか!?」

 

ス猫「そう太のくせに遅刻しないなんて生意気だぞ!」

 

白香「そう太さん、何か嫌なことでもあったの?」

 

そう太「」

 

 

遅刻してもしなくても散々な扱いを受けるそう太だったが、昨日の出来事を皆に話さずにはいられなかった。

 

 

そう太「そういえば聞いてよみんな!ぼく、ダークソウルを買ったんだ!」

 

白香「ほんと?なら一緒にマルチプレイができるわね!」

 

ス猫「何言ってんだいホス香ちゃん、そう太なんかがダークソウルをクリアできるわけないだろ。」

 

ジャイ暗「そうだぜ!どうせ最初のボスすら倒せずに投げ出したに決まってらぁ!」

 

そう太「そ、そんなわけあるか!不死院のデーモンはちゃんと倒したぞ!」

 

 

必死に反論するそう太。ジャイ暗とス猫はいつもこうやってバカにしてくる。

 

 

ス猫「ダークソウルは難しいゲームなんだぞ!そう太一人でクリアできるなんてとても思えないね!」

 

そう太「フフン、実は未来から来たロボット、闇えもんに鍛えてもらってるのさ!PS3とネット環境まで与えてもらったもんね!」

 

 

そう太の発言によって固まる3人。お互いに顔を見合わせた後、そう太をバカにするように笑い出した。

 

 

そう太「な、何で笑うんだ!みんな信じてないんだな!」

 

ジャイ暗「未来から来たロボットがダークソウルを教えてくれるだなんて話し、幼稚園児でも信じねえっつうの!ハーッハッハ!」

 

ス猫「ジャイ暗の言う通りだよ!まったく、そう太はお子ちゃまだなあ!クスクス」

 

白香「きっとダークソウルが楽しかったからそんな夢を見たのよ、遅刻しなかったと思ったらそんな話し…フフ」

 

そう太「く~!く、悔しい…!!」

 

 

誰もそう太の話を信じようとはしなかった。当たり前である。だがそう太の言っていることは全て事実なので悔しさが溢れ出してくる。

 

朝からクラスメイトに笑い物にされ機嫌が悪くなるそう太。そのまま放課後を迎え、逃げるように自宅へと向かった。

 

 

そう太「闇えも~ん!!実は…ってあれ?闇えもんもダクソをプレイしてるのかい?」

 

闇えもん「ん?ああ、暇だったから少し対人をね。しかしこの時代の闇霊はてんで弱くて相手にならないよ。」

 

そう太「その丸いで手でどうやって操作を…。そんなことより聞いてよ闇えもん!!今日学校のみんなにダクソと闇えもんのことを話したんだけど、誰も信じてくれなかったんだ!!」

 

闇えもん「アホかきみは。実際にぼくの姿を見ていないのにそんな話誰も信じるわけがない。そんなくだらないことで落ち込んでないで続きをプレイするよ。」

 

そう太「そ、そんな~!うぅ…。」

 

 

闇えもんに軽くあしらわれたそう太は何とも言えない気持ちのままゲームを起動した。だが、ダークソウルのタイトル画面を見ると気分が上がった。続きをプレイするのが楽しみである。気持ちを切り替え自分のデータをロードした。

 

 

闇えもん「さて、ロードランに到着したということで今日から本格的な攻略に入るよ。その前に目の前の篝火を焚こうか。」

 

そう太「あれ?レベルアップって項目が追加されてる!ここでレベルアップができるんだね!」

 

闇えもん「正確にはこの篝火以降からできるようになるだけどね。レベルアップにはソウルを消費するんだ。レベルが上がるごとに必要なソウル量も増える。一度ステータスに振って確定するともう振り直しはできないから慎重にね。」

 

そう太「いっぱいステータスがあるじゃないか!一体どれに振ればいいか悩むなぁ…。」

 

闇えもん「初心者だし体力を上げておくのがベターかな。後は持久力、筋力、技量に振るといい。筋力と技量を上げると使える武器も増えるから安定だよ。」

 

 

体力と持久力に1ずつ振り、レベルアップを終える。(現在sl7)

 

 

そう太「よーし、レベルアップが終わったぞ!…あれ?エスト瓶の数が10個になってる!?」

 

闇えもん「ここの篝火は特殊な篝火なんだ。最初からエスト瓶を10個補充できる。他の篝火も注ぎ火というものをすれば10子補充できるようになるよ。」

 

闇えもん「あと不死院のデーモンを倒した時に人間性というアイテムが貰えただろ?それを使うと体力が回復して人間性が1つ上がる。篝火に人間性を捧げると生身に戻れるよ。」

 

 

アイテム欄から人間性を装備し使用する。すると、左上の00という数字が01に増えた。

 

そのまま篝火で休息し、生身に戻るという項目を選択すると、主人公の身体が亡者の見た目から生身へと戻った。

 

 

そう太「やったー!見た目が亡者じゃなくなったぞ!」

 

闇えもん「ちなみにマルチプレイをしたい場合は生身じゃないとできないんだ。まあデメリットもあるけどね。死亡するとまた亡者の姿に戻るから気をつけてね。」

 

闇えもん「レベルアップと生身への戻り方も覚えたし、周りを探索してみようか。」

 

 

まずは近くにいた青っぽい装備の男(以下、青ニート)に話しかけてみた。どうやら心が折れてしまっているらしい。ロードランの上と下にある目覚ましの鐘を二つ鳴らすと何かが起こるという話しをしてくれた。

 

その後辺りを探索し始め、近くの人間性×3を拾った後奥にいた肥満体型の男に話しかけた。

 

ペトルスと名乗る男に何度か話しかけてみると、誓約を交わすかという選択を委ねられた。

 

 

そう太「ねえ闇えもん、誓約って?」

 

闇えもん「誓約はマルチプレイに関するシステムだよ。他人と協力しやすくなったり、敵対できるようになったりと様々な誓約がある。」

 

闇えもん「まあ誓約のことは一旦置いといて、そいつからジェスチャーを学んでみな。」

 

 

ペトルスからジェスチャーを学ぶを選択すると、『呆れる』というジェスチャーを手に入れた。

 

 

そう太「なにこれ?呆れるってどういうこと?」

 

闇えもん「selectボタンを押すとジェスチャーが使える。マルチプレイの時に意志を疎通できる役割を持つんだ。そのジェスチャーは後々重要になるから覚えておくといい。」

 

 

そう太は先ほど手に入れた『呆れる』のジェスチャーを試してみると、主人公は文字通り呆れたように身体を反らした。

 

 

そう太「こ、こんなのが役に立つのかい?闇えもん?」

 

闇えもん「いずれ分かるよ。いずれね。さ、探索の続きだ。」

 

 

ペトルスを後にし、先へ進むと穴に落ちてしまった。落ちた先にはいくつか宝箱があり、全て回収した後崖の下に降りた。すると、落ちていた骨が一カ所に集まりだし、人型を形成していった。それも2体。

 

 

そう太「なんだこの弱そうな骸骨?2体いたところでぼくの敵じゃないや!」

 

闇えもん「あ、バカ!今はそいつらに手を出してはいけない!」

 

そう太「えっ!?」

 

 

闇えもんの言葉に驚いたそう太だったが、そのまま攻撃を仕掛ける。しかし、こちらの攻撃は殆ど効いていない。一方、敵は2体同時に攻撃してくる。盾で防御したがそのままスタミナを削られてしまい、盾が崩れた所をメッタ打ちにされ呆気なく死亡してしまった。

 

 

そう太「」

 

闇えもん「言わんこっちゃない。あいつらはああ見えても序盤のキャラでは太刀打ちできないほど強いんだ。そもそもこのゲームで1対多の勝負は挑むべきではない。」

 

そう太「あ、あんなのあんまりだよぉ~!しかもせっかく生身になったのに、また亡者に戻っちゃった!!」

 

闇えもん「PSが低いうちはちゃんと考えて戦いな。ソウルを回収して、骸骨の向こうにあるアイテムは今は諦めろ。」

 

 

骸骨に気付かれないようにソウルを回収し、探索を再開する。青ニートの場所から下へ行こうとすると、またもや闇えもんに止められた。

 

 

闇えもん「あ、そっちにはまだ行かない方がいいよ。」

 

そう太「え?どうして?」

 

闇えもん「ダクソは他のゲーム同様エリアごとに敵の強さが決められているんだけど、序盤のうちから強い敵がいるエリアにも行けるんだ。そっちのルートはさっきの骸骨の比じゃない。」

 

そう太「あ、あいつらより強い敵がいるの!?ブルブル」

 

闇えもん「今は青ニートの言っていた上のルートに行ってみな。」

 

 

そう太は途中で拾った故も知らぬ不死のソウルを使ってレベルを上げ(筋力に1振り・現在sl8)、闇えもんの言う通り上のルートを進むことにした。

 

 




やっぱり今やっても初代ダクソは面白いですね。
来月は3のDLCがあるので楽しみです。

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