SAO~if《白の剣士》の物語   作:大牟田蓮斗

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 楽しくゲーム話をしていきましょう。どうぞ。


#75 星錬-四体

 石造りの通路を進む。先頭に立つのはエギルだ。それは彼が発起人だからであり、また彼が僕らの中で唯一のタンクであるからだ。

 通路は思いの外短かった。三十メートルほどで通路は終わり、僕らは広々とした空間に出る。そこは五階建てのビルが十棟ほども入りそうな洞窟で、その端はシステムによって僅かに霞んで表現されている。

 この洞窟こそが《洞穴工房》であることは一目瞭然であった。これだけの広さでありながら、さながらゴミ山のようにあらゆる装備が地面に積まれていたのだ。巨大な壁はその全面が炉であったり、素材の採掘所であったり、道具置きだったりに変えられていて、工房として十分以上の能力を備えていることが分かる。このパーティにリズベットがいないことが惜しまれる。彼女に聞けば、この工房の凄絶さを解説してもらえただろうに。

 工房の広さに呆然とする僕らに、《洞穴工房》にいた()()が声をかけてきた。

 

「お、お、お。お客さんじゃないか!」

 

 それは僕らのかなり上からの言葉だった。ドワーフと聞くと一般的には小人を想像するだろうが、彼の恰幅の良い体は小さなビルのようなサイズだった。だが彼の数メートルもある巨体も、この洞穴の中で見れば逆に自然に見える。それが彼()が工房の主であると証明していた。

 

「懲りないわっぱは嫌いじゃ。いい加減客だ客だと受け入れるのを止めい」

 

 一人目に続き、奥から()()()の巨人が現れる。

 

「ぬぅん? まぁた来よったのか」

「やはり、あの戸のセキュリティ意識には問題があるんです。部外者がこれほど入ってくる」

 

 続いて現れた()()()()()()。四人目の言葉に三人目が反応する。

 

「おぉん? お前ぇ、俺の発想にケチつけようってのか?」

「つけようじゃなくてつけているんです。事実として足りていないでしょう――頭が」

「何おう!」

 

 口論からもつれ込み、そのまま三人目と四人目は殴り合いながら奥に転がっていった。一人目が苦笑いしながら、僕らと目線を合わせるようにしてしゃがみ込んだ。

 

「ご、ご、ご。ごめんね、びっくりしたよね。あ、あ、あ。あいつらはいつもああなんだ。き、き、き。気にしないでくれ、君らを悪く扱いたいわけじゃない」

「ふん、そんな甘いことを言うでない。小妖精どもが業突く張りでなかったことなどないではないか。今にこ奴らも我らにその剣先を向けてくるのよ」

 

 二人目はチラチラとこちらを見ながら、そう吐き捨てた。僕らは顔を見合し、構えていた武器を収める。代表してエギルが前に出た。

 

「あー、悪い。いきなり斬りかかったりするつもりはなかったんだ、警戒してただけで」

「だ、だ、だ。だよね、良かった良かった」

「では何が目的じゃ。何もなくこんな洞穴の奥に入り込んだりはせんじゃろう」

「この《洞穴工房》の噂を聞いて確かめに来たんだ。本当にそんな立派な工房があるのかってな」

 

 立派と褒められ、二人は満更でもなさげに息を吐いた。二人目にあった敵意はもう感じなくなっていた。

 

「ほほう、どんな噂じゃ。我らは表には出ぬのに、どんな話が伝わったというのか」

「――この工房で、伝説級武器を作ってもらえるって噂さ」

 

 ピンッ。そんな音が聞こえそうなほど、エギルが伝説級武器と言った一瞬で工房内の空気が固まった。いつの間にかお互いを殴りながら近づいてきていた三人目と四人目も殴り合いを止めてこちらを見ている。

 

「なんだ、君らもそうなんじゃないか。失望した。消えろ、ゴミ」

「ッ退避!」

 

 パーティメンバーは流石の反射神経を持って、僕の退避勧告に従う。四方に散開すれば、次の瞬間には僕らがいたところに棍棒が突き刺さっていた。

 態勢を整えて改めて四人の巨人を見る。彼らにはそれぞれ二本ずつ、先程までは見えなかったHPバーが出現していた。

―――伝説級武器がトリガーか。

 中立NPCが一気に敵になるなんてよくある展開だ。よくある展開ではあるのだが――

 

「一気に四体相手なんて聞いてないわよ!」

 

 ミトの絶叫のような言葉は、僕ら全員の内心と一致していた。

 

「エギル、どうする!」

 

 キリトが今回のリーダーであるエギルに言葉を飛ばす。彼は返答に窮した。当然だ、いくらSAOでも――SAOだからかもしれないが――四体同時討伐は中々ない経験だ。それに加えてこちらは七人の一パーティ。一体に二人でかかることすらできない人数差だ。

 ドワーフ達はどうやらまだ様子見をしているようだ。その間に僕は観察で得た情報を並べ立てる。

 

「ドワーフ達の名称は、出てきた順にアールヴリッグ、ドヴァリン、ベルリング、グレール! それぞれ武装は違います。順に棍棒、短剣、盾、槍!」

 

 最初の攻撃をしたのはアールヴリッグだったのだろう。見た目に反する素早い一撃だったが、雰囲気が変わると同時に吃音も消えたから、爪を隠していたのだろう。

 

「……レント、一体頼めるか!?」

「無論!」

「よし、レントが一体を引きつけ、その間に残りに対処する! 俺とキリトが前衛を張るから、クラインとミトがダメージを稼いでくれ。シリカとシノンは全体支援!」

「「「了解!」」」

 

 こちらが戦意をもって動き出せば、それに呼応するように四体の巨人ものそりと身を動かす。

 

「アールヴリッグ!」

「ゴミが騒がしいんだよ!」

 

 人が変わったようなアールヴリッグは、僕が声をかけただけで簡単にこちらにヘイトを向けて地面を蹴った。

―――やっぱ、速い!

 アールヴリッグは一瞬で僕の目の前に移動し、得物の棍棒を振り上げる。至近で観察すれば、その棍棒は細い棒に二匹の蛇が絡みついた意匠で、棍棒というよりも杖の見た目をしていた。巨体に合わせたサイズ感とアールヴリッグの使い方から棍棒にしか見えないのだが。

 

「っと!」

 

 突き出された棒の先をひょいと避ける。洞穴の地面に突き刺さるそれは、しかし速いだけで重くはなさそうであった。そんな観察をする間にアールヴリッグは僕の背後に移動している。

 

「ふんッ!」

 

 横薙ぎに払われる杖をしゃがんで避け、一気にアールヴリッグの間合いに踏み込む。僕が剣を振ろうとするときには、既にアールヴリッグは僕の間合いを離れていた。

―――面倒な。

 相手のスピードのせいで、完全に間合いを取られている。これでは攻撃の当てようがない。

 苦い顔をした僕を見て調子に乗ったのか、アールヴリッグは野卑な笑い声を上げながら再び僕の背後に高速移動した。

 

「まあ、その分動きは単純ですが」

 

 背後に跳びながら剣を突き出す。杖を払おうとしていたアールヴリッグはいきなり動きを変えることができず、その腹に僕の剣先は突き刺さった。

―――《フォトンクォンタム》!

 突き刺した状態で光剣のエクストラスキルを発動する。サイズを最大値に上げれば、傷口を無理矢理広げられたアールヴリッグは苦悶の声を上げた。

 

「ぬああああ!」

 

 その隙に斬り払い、サイズを元に戻した剣でソードスキルを発動する。轟音を立てる剣閃は過たず巨人の右手を直撃し、痛みと衝撃でアールヴリッグは杖を手放した。

 

「しまッ……」

 

―――やっぱりそうか。

 巨体に見合わないスピード、二匹の蛇が巻きついた杖、そして伝説級武器を作るドワーフに、入り口の『九つの星の力』という言葉。それらを総合的に判断すれば、アールヴリッグの杖は()()を司るメルクリウス――ギリシャ神話のヘルメスが持つ杖を模した伝説級武器であると推定できる。そして伝令神であり、公転周期の短い水星を司るヘルメスをモチーフにしたそのエクストラスキルは、移動速度の上昇。高すぎるスピードの理由はそれだ。

 つまり杖を手放せば、奴のスピードは落ちる可能性がある。キリトの《聖剣エクスキャリバー》は装備状態というだけでバフが乗ったため分の悪い賭けだったが、どうやらそれに勝ったようだ。

 杖に手を伸ばさせないように杖の前に立ちはだかり、徒手となったアールヴリッグと相対する。

 

「さて、時間稼ぎくらいはさせてもらいますよ」

 

******

 

~side:ミト~

 相変わらずだな、と思った。

 私達に事前に与えられていたボス情報はほんの僅かだった。《鼠》の情報とはまるで量に劣るそれは、質の面でも圧倒的に劣っていた。

 ボスとして事前に知らされていたのは敵がドワーフであること、そのサイズ、そして倒す度にHPバーが増え、武装が変わるということだけだった。

 けれど対面して殴り合えば、その誤り――いや隠蔽は明らかだった。増えるのはHPバーだけでなく、対峙するドワーフ自体も増え、また彼らの武装は伝説級武器だった。

 

「カウント行くぞ! 三、二、一、スイッチ!」

 

 エギルとキリトがドヴァリンとグレールの短剣と槍をパリィし隙を作る。盾持ちのベルリングにはシノンの集中砲火とシリカのペット――ピナだったっけ――の目晦ましを浴びせて釘づけにする。

 

「行くぜぇ、カグツチ!」

『応!』

 

 私とクラインが武器を振る。これで一撃――になるはずだった。

 

「ふん!」

 

 ベルリングが()()()()()()()()()、その円盾を力強く構える。するとその縁から岩壁のようなものが広がり、私とクラインの刃を遮る!

―――この、また!

 これがあの円盾のエクストラスキルに違いない。目の前でボロボロと崩れ落ちていく岩を見ながら臍を噛む。一時的な当たり判定の超拡大は、タンクが構える盾としてはこれ以上なく厄介だった。

 

「そぅれっ」

「はッ!」

 

 岩壁の崩れる隙間から、ドヴァリンとグレールの攻撃がこちらに迫る。ドヴァリンの持つ金褐色の短剣は一度揺らめきを見せると、同様の短剣がその剣先に次々と現れて鞭のような形となって襲いかかってくる!

 

「こな、くそっ」

 

 縮尺の違いで短剣といえども大きすぎる刃が私の周囲を取り囲み、そのまま包囲網を縮める。私は大鎌の柄を即座に分離させ、その一端をエギルに投げつけた。意図を察した彼がそれを引っ張ることで私は刃の包囲陣を抜け出る。

 クラインを狙ったグレールの槍は穂先を炎に浸していた。空中で身動きの取れない彼の前にはキリトが跳び上がり、力業でパリィし床に突き刺す。その穂先は爆ぜ、半径一メートルほどの地面を深紅に染める。

 これがそれぞれの武器のエクストラスキルだろう。短剣の方は鞭への形状変化。槍は炎属性攻撃と、フィールドの塗り替え。あの深紅の円に入れば継続ダメージを食らうに違いない。

―――厄介極まりない!

 ただでさえ三体のボスに六人で対峙する状況なのに、その三体が連携を取りつつ特殊能力で攻めてくるのには辟易する。

 チラリと後ろを見る。一人でボスの一体を引きつけていたレントは、丁度相手の杖を叩き落していた。伝説級武器への対処法の一つを早速実践する様に喜びのような呆れのような感情が浮かぶ。

 相変わらずだな、と思った。

 トン、と肩を叩かれる。振り返ればシノンがいた。

 

「大丈夫。あの人はあの程度の相手に負けない。ね?」

「――うん、ありがとう」

 

 フーと息を吐く。一旦目を閉じ、力を抜く。再度目を開けば、不思議とレントのことはもう気にならなくなっていた。

 

「流石だね、シノンは」

「え?」

「こっちの話」

 

 大鎌を手元で回す。同時に頭脳も回転させた。こういうときアスナがいれば楽なのだが、家庭の事情で今日は来れないのだ。面倒な相手には多少頭を使った対処をしなければ。

 

「シノン、盾を先に倒すよ」

「どうやって?」

「今度はシノンは短剣を止めてほしい。さっき間近で見てわかったけど、あの鞭部分は魔法と同じ半実体だから物量で押せば隙を作れる」

「了解」

 

 再び私は前に出る。キリトが再び槍をパリィしていた。声を張る。

 

「次のブレイクで盾を落とすよ! シリカは槍の再攻撃タイミングで盾にジャミング、短剣はシノンが止めるから残りで総攻撃!」

「おう!」

 

 クラインが私に従う。エギルも頷きながら、短剣を弾いた。

 

「スイッチ!」

「はぁ!」

 

 まっすぐベルリング(盾持ち)に跳ぶ。クラインは反対に這うように姿勢を低くして駆け出していた。

 

「アシュラ!」

 

 クラインは走りながら気刃を三連射する。ベルリングはそちらに盾を合わせ、三撃目で姿勢を崩した。あれも伝説級武器、ボスネームドに対しても高い効果を発揮する。

 それでもベルリングは完全にガードブレイクはされず、クラインの本命のソードスキルに盾を合わせることに成功する。鈍い音が響き、クラインの一撃は完全にガードされた。

 そこに私が到着する。ソードスキルを纏わせた鎌は、しかし盾のエクストラスキルによって防がれる。

 

「せいッ!」

 

 そこでキリトのパリィから回復したグレールが槍を突き出してくる。私のオーダーに応えてシリカがピナに指示を出した。

 

「バブル!」

 

 目の前で崩壊していく岩の壁。目前の見えないベルリング。突き出された高威力の槍。ここまで状況を整えれば、彼ならやってくれる。

 光が煌く。キリトは片手剣の突撃系ソードスキルを横脇からグレールの槍にぶつけた。それによって槍の軌跡は変わり、防御手段もなく状況の分かっていないベルリングの体へとその槍は突き刺さる。

 

「ぐぬわぁ!?」

「しまった!」

 

 バゴンという音と共に穂先が爆ぜ、ベルリングは引っ繰り返る。そのHPバーはごっそりと削れていた。

 

「やりおったな、羽虫どもめ!」

「限界!」

 

 シノンの声と同時に、全身に光の矢が刺さってハリネズミのようになったドヴァリンが鞭を振るった。

 

「ピナ、お願い!」

 

 その一閃はたまたま近くにいたシリカに直線的に向かっていたが、彼女は小竜に捕まって僅かに移動することでその致命的な一撃を避ける。

 

「それ!」

 

 エギルの斧の一撃は、先程のキリトの一撃と同じように鞭の軌跡を変える。その狙いに気づいたドヴァリンは慌てて手元を強く引いて鞭を手元に戻そうとするが、むしろそれによって鞭は弧を描いて()()()()()を取り囲む。

 

「小癪な!」

 

 ドヴァリンは鞭から手を離してベルリングに攻撃を加えることを避けるが、その一瞬がどれだけの隙になることか、私とクラインの連続攻撃がドヴァリンの体を縦横無尽に切り裂いた。

 

「退避、デカいの行くわよ!」

 

 シノンの声で前衛が一旦下がれば、態勢を整えた三体が揃ってこちらに一歩踏み出そうとし、その全身を四方八方から飛来する光の矢に貫かれる。

 そこに再度前進したキリトとエギルの重量級の連撃により、ベルリングのHPバーが漸く一本割れる。通常のボスネームドよりもHPバー一本の密度は薄いようだが、ここまでで私達は肩で息をしていた。

 

「ぐぬぅ……、やりおる……」

 

 頭をふらふら振りながらベルリングは立ち上がると、円盾を放り捨てて巨大な両刃の戦斧を取り出した。象牙色のそれを振ると、ベルリングを中心とした半径十メートルほどの空色の球が出現した。

 距離を取って様子を見る私達の後ろからシノンが光矢を放つが、それはその球に触れた端から消滅していく。シノンは一瞬呆けてから、続けて実体矢を放った。それは問題なく球をすり抜け、ベルリングの斧に防がれる。

 

「……魔法属性の無効?」

 

 ぽつりと呟くと、すうっと球は消えた。時間制限つきのようだが、魔法属性に対する圧倒的な防御だ。盾を捨てたというのに、ソードスキルが使えない分寧ろ実質的硬さは上がっていた。

 

「我らを無視するでないぞぉ!」

「ええ、その通りです!」

 

 呆ける私達に短剣の連なった鞭と燃え盛る槍が向かってくる。鞭は撓り、槍は爆ぜる。どちらも瞬間的な処理に窮する武器であり、パリィ役のキリトとエギルが固まった。

 

 

「Stay Cool、じゃないのかい、キリト君?」

 

 

―――相変わらずだな。

 そこに突っ込んできたのはアールヴリッグと名のついたドワーフだった。杖を再び手に取った奴は目にも留まらぬ速さでレントを追いかけ、無策に攻撃の前に躍り出ていた。

 

「アールヴリッグ!」

「避けよ!」

「え?」

 

 ズパンという音とドガンという音が連続する。プスプスと効果音を立てるように、HPバーを一本失ったアールヴリッグは地面に倒れた。




 今回の短編ストーリーでは贅沢に何種類も伝説級武器が登場します。本編中に全て解説することはないかもしれないので、ちょっとだけ解説です。

水杖マーキュリー
 武器種は《戦槌》。細い直線的な枝に二匹の蛇が絡みつき、ついでに描写されませんでしたが翼の生えた杖です。まあただのカドゥケウスですね。本編で棍棒と称されたのは、ドワーフの巨体に合わせたサイズ感になっていたための誤認です。ドワーフ的にはちゃんと杖のサイズです。
 エクストラスキルは《シフトアップ》。効果は自身の移動速度の向上……だけです。速くなれば威力の上がる棍棒とは相性が良いと言えば良いですが、普通に外れです。

地盾テラ
 武器種は《盾》。デフォルメされた世界地図のような青地に緑の装飾の入った円盾。通常時のサイズはモ〇ハンの片手剣の盾くらいです。モ〇ハンの片手剣みたいな運用ができます。
 エクストラスキルは《マザーアース》。効果は一時的な当たり判定の超拡大。約三秒ほど持続する岩壁を盾の延長線上に出現させます。三秒経過するか大ダメージを食らうと壁は耐久力をなくして徐々に崩壊していきます。崩壊中の壁は単なるオブジェクトで防御手段には成り得ませんが、崩壊が完全に終わるまで再発動できないのがデメリットです。

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